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この項目は、 『天下一将棋会2』の内容が少ないです。 調べものなどの参考にはなりますが絶対的に内容が不足しています。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 |
『天下一将棋会』とは、2010年1月からコナミがアーケードゲーム形態で提供している将棋ゲームである。
同年4月、一部店舗を除いて天下一将棋会2がリリースされた。
ネット上ではよくある「オンライン将棋ゲーム」をそのままアーケードのゲームとして持ち込んだゲームである。
元来こういった長考型のゲームはインカム(営業時間単位の収入)が回りにくくアーケードゲームとは相性が悪いと考えられていたが、麻雀格闘倶楽部(MFC)の筐体流用や後述のCPUによる評価システムなどを組み合わせることにより発売にこぎつけた。
アーケードゲームの常として店舗側の裁量が非常に大きく、DIPをいじることでクレジット毎のライフ量などを調節できるようにしてある。以下の記述は標準状態に倣う。
1プレイ分の料金を投入すると最初に1000ライフ与えられ、追加クレジットにより600ライフ追加できる。
1プレイ分の料金にさらに1クレジット分を追加投入すると、買取制でのプレイが可能になる。
相入玉による引き分けがない(正確には確認中の模様)代わりに、200手を超えると無条件で引き分けという独自ルールがある。
優勢になっても無駄に手数を稼がれないよう迅速に詰ませる事が必要となる。逆に言えば、劣勢から引き分けに持ち込むことも可能。
本作はCPUの思考エンジンに強豪将棋ソフトのボナンザが使用されており、オンライン対局中はリアルタイムでボナンザが形勢判断や有効手の判断・評価を行っており、それに伴って背景やエフェクトが変化する。MFCというよりMJに近いような…。
対局者の指し手がCPUの評価と一致した場合、特殊な演出が表示される。
有効手や輝手として評価された場合は画面下部に表示される輝力メーターが少量貯まり、満タンになると経験値や輝石が与えられる。輝石は宝玉(後述)の材料になる。また、輝力2倍戦というランダムイベントの場合、通常の2倍輝力が貯まる。
コンピュータは一手ごとに両者の有利不利を評価しており、どちらかが優勢・劣勢になると背景とBGMが変化し、どちらかが勝勢・敗勢になるとかなり速いBGM再生されるようになる。また優劣勝敗の因と評価した指し駒に対して専用のエフェクトが再生される。
また、駒が成ることでもエフェクトが再生される。大駒であるほど、有効な駒であるほどエフェクトは派手になる。
駒の置き方が矢倉囲いや美濃囲いなどの有名な戦法に合致すると専用のエフェクトが再生され、有名な戦法がどのようなものであるか一目で解るようになっている。舟囲いだと和船が表示されたり、穴熊囲いだと文字通り厳寒期のヒグマが出てきたりと、一瞬しか表示されないものの結構凝ったグラフィックである。
囲いの判定は金銀と玉の位置関係(一部桂馬を含む)で決まり、香や大駒は無視される。
2になって「歩たたき出し」などの特定の手筋にもエフェクトがつくようになり、また囲いや戦法のエフェクトも増量した。中には「BONANZA囲い」(ボナンザが多用する片矢倉系囲い)や「ビッグ4」(非常に手間のかかる強固な穴熊囲い)、箱入り娘や雁木といったものも追加されている。
対局中に使用すると、一旦その対局を中断し、ボナンザを相手に試し指しが2手までできる。またその際にボナンザが判断した候補手がプレイヤー側にも表示されるため、ボナンザの候補手を見るために一瞬用いるプレイヤーもいる。
但し、使用中は持ち時間とライフが減り続ける。また、詰めろを掛けられている時等、候補手が表示されないこともある。
2010年4月下旬に行われたバージョンアップにより、 主に初心者サポートシステムに新要素が追加された。
(動かせる場所が表記された特殊な駒の有効化、対CPU戦では待ったが可能、サポートCPUの追加等。)
MFC同様、「職業棋士」…いわゆるプロが参戦することもある。つまり、日本将棋連盟に所属している棋士と対戦できる。中にはタイトル保持者もおり、あの羽生善治永世名人・渡辺明永世竜王・上田初美女王棋士もいる。
その為、プロによる対局は「指導対局」となり、ルールも一部変更される。以下は2を基準とする。
まずプロ棋士に遭遇するとものすごい派手なエフェクトが表示され、また近影も風神雷神のむっさいものから各棋士の写真を取り込んだものが表示され、さらに上部に「日本将棋連盟指導対局」、左下にその棋士のバストアップが表示され、優勢・勝勢・王手・詰みの際に棋士が出演する専用エフェクトが再生される。またプロ側は大駒のどちらかを落とす。
通常、プロ棋士はそれをNPCがエミュレートする「魂」の形で参戦し、その場合憑依ボナンザと対戦する形になり、右下に「プロ棋士 魂」と表示される。だが極めて稀にプロ棋士本人が参加する場合もあり、その場合「プロ棋士 本人」と表示される。また本人のプロ棋士との対局はあくまで「指導対局」であるため、プロ側のみ制限時間が撤廃されている。
麻雀と違い将棋は理詰めと判断力がモノを言うため、「プロと200円で指しあえるのは嬉しい」「プロの手筋を見れるのは素晴らしい」という意見があるが、長考も重要になる将棋ゲームでプロ側だけ時間制限がないことに苦言を呈するプレイヤーもいる。
ただし本来役不足たる棋士が胸を貸して下さること、また一部イベントでは多面指し(数台の筐体を巡って将棋を指す)でプレイすること、必ずしも時間制限撤廃が一方的不利とならないことから、こうした批判はお門違いであるといえよう。
ゲストプレイヤー及び初回プレイ者が受けることになる将棋に関する問題集であり、簡単な詰め将棋と最善手の判断からなる5問を解答し、その結果に基づいて最初の級位が判定される。級位者は試合で得られる経験値を得ながら初段を目指す。
初段になると宝玉が与えられ、この宝玉を増やしていくことが目標となる。
対局相手に勝利するか輝石を10個獲得すると宝玉が一つ与えられ、負けた場合一つ減る。
二段昇格には5個の宝玉が必要となるが、初段昇格時及び復帰時に宝玉が3個配給されるので、
連勝等でさらに2個獲得すれば、すぐにでも二段へ昇格できる。
二段昇格後に極位への挑戦権が得られる状態まで上り詰める為には、さらに42個の宝玉が必要となる。
(三段になる為には3個(合計8個)、四段になる為には4個(合計12個)…)
初段の者が宝玉を全て失うと一級に降格してしまい、復帰には100以上の経験値が追加で必要となる。
宝玉の総数を47個以上に保つ、3連勝すると、極位に昇格することができる。
CPU戦も連勝数に含まれるがLv.15以上であることが条件。
極位であっても、天位昇格挑戦中に47個目の宝玉を失うと八段に降格し、
次に47個目を獲得して規定に従い3連勝するまで復活できなくなる。
天位…宝玉の総数を47個以上に保つ、CPUはLv.20以上に限る等、
規定に従って10連勝することが条件となる。
天位に昇格した場合、極位と違い宝玉を失っても階級が下がることはない(と言われているが実際は未確認)。
天位になると通常の宝玉とは別に、天宝玉と呼ばれる特別な宝玉が与えられる。
この天宝玉は特殊な方法を除けば天位同士の対局で勝った場合にのみ獲得することができる。
前述の輝石ボーナスはあくまで通常の宝玉が増加対象であるため、
天宝玉を増やすには天位同士の対局に勝ち越す必要がある。
天宝玉を10個貯めるごとに天位レベルが上昇し、Lv10やLv20になると鬼神のグラフィックが変化する。
天下一将棋会2での新要素。
プレイヤーはA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組などの階級に振り分けられる。
対局して勝てば順位戦スコアが上昇、負ければ減少する。
階級に応じた既定対局数を消化した時点でスコアが昇級ボーダーより高ければ昇級、
逆に降級ボーダーより低ければ降級となる。
規定数消化する前にスコアが非常に高い値(特別昇級ボーダー)に達した場合は特別昇級となり、
達した時点で上位の階級に昇格することができる。
逆に低い値(特別降級ボーダー)に達した場合は特別降級となり、その時点で降格となる。
最上位のA級には昇級関連のボーダーは存在しないため、特別降級、降級、維持の3種類のみ。
なお、初回プレイ時の棋力判定の成績によっては順位戦ではなく登竜門戦へ参加させられる。
登竜門戦は壱の門~参の門の3階級に分かれていている。
既定の勝利数に達すると階級が上がり、参の門で昇級条件を満たすとC級2組に昇級する。
登竜門ではどれだけ敗北しても降級することはない。
ちなみに順位戦の階級やシステムは段位システムと直接の関係はない。
よって一番下のC級2組に天位の人間がいることもあれば、
一番上位のA級に低段位の人間がいることも(理論上は)起こり得る。
また、天下一将棋会2でのマッチングは原則としてこの順位戦の階級によって決まる。
A級~B級2組に所属する人間は同じA級かB級1組、B級2組の人間としかマッチしない。
C級1組やC級2組の人間は同じC級1組かC級2組としかマッチしない。
現状ではC級同士しか対局のないC級1組に対して、最上位のA級とも対局する可能性のあるB級2組は
非常に厳しいマッチになることが多く、この2階級での落差が非常に大きいと言われている。
本ゲームにおける段位システムの項からわかるように、一種のやりこみ要素という側面もあり実際の棋力を反映しているとは限らないこと、天位等の実力派プレイヤーが上げる動画が少ないことから、いわゆる”名人様”のすくつとなりがちであり、知ったかぶりを知ったかぶりと見ぬくのは(棋士でないと)難しい状況になっている。
先述の通り、持ち時間がなくなって10秒将棋(考慮時間を全部使い果たした状態、時間切れになると即負け)になると精神的な余裕が無くなってしまうので、有段者であろうとファンタする可能性は充分考えられる。
投了ボタンも実装されているが、システム及びルールの関係・仕様から、安易に選択したり煽ったりするのはよろしくない。
最近、外部出力の動画の投稿が増えている。
オンラインゲームでは原則として対戦相手の許可が無い場合は、
編集で対戦相手の名前を伏せるのがマナーとなっている。
対局相手の名前を出すことは悪意の有無に関係なく晒し行為になっていること、
対局相手の得意戦法がバレるなど、相手が直接不利益を被る可能性もあるので
理由なく対戦相手の名前を露出させる行為は控えよう。
多数の動画が存在するがアップロード者自体は比較的少数なので
天下一将棋会プレイ動画part1リンクで検索すると便利です。
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最終更新:2025/12/06(土) 11:00
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