戦え!!イクサー1

戦え!!イクサー1とは、AIC(アニメインターナショナルカンパニー)制作のロボットアニメである。

概要

三浦亨率いるAICが制作するAIC第2作目のOVAアニメーション。1985年制作。亜乱霊が「レモンピープル」誌に発表した読み切り漫画を原作／原案とする。監督は平野俊弘。

ヒロインの加納渚が突如、イカにもタコにも似つかない怪物に襲われ、その際に謎の金髪エルフ耳のレオタード少女・イクサー1と遭遇する。

イクサー1は謎の宇宙人・『クトゥルフ』を守るために作られた人造人間であったが、彼らの行動に反旗し、渚を巻き込んで彼女と行動を共にする。

街では人間が次第に怪物化していき、2人が出会ったある幼い少女の母親でさえ怪物化してしまう。その原因を作っているのは、宇宙空間からはるばるやってきたクトゥルフの宇宙船の長、『サー・バイオレット』の仕業であった。

イクサー1は渚を『イクサーロボ』のパートナーとして選び、生体シンクロすることでイクサーロボの力を発揮させ、その後の戦闘へと突き進んでいくのであった…。

全3話構成で色々と複雑なストーリーを見せ、途中イクサー1の”妹”・イクサー2が登場するなどの急展開もある。VHS時代の作品だがDVDも発売されているので、新規の世代にも是非その後の物語を見てほしい。

本作はDVDの他に過去、サウンドトラックや漫画版(タイトル：『黄金の戦士』)、フィギュアなども発売されている。また続編として、本作から5年経った1990年に『冒険!イクサー3』が制作された。更にその後、(CDドラマでは直接の続編、OVAでは歴史をリセットした)『戦ー少女イクセリオン』も同じ監督のもとでリリースされた。

そして遂に、2010年11月25日発売予定のニンテンドーDSソフト『スーパーロボット大戦L』にて、『冒険!イクサー3』と共にスパロボに参戦することが決定した。80年代のAIC作品としては『メガゾーン23』『破邪大星ダンガイオー』『冥王計画ゼオライマー』に次いで4作目。尚、同ゲーム内においてイクサー4なるものがいるらしい・・・。

『戦え!!イクサー1』の特徴

• 地球側兵器である富士壱號・富士弐號・FJ-IIIの華麗なる出落ち
• 女子高生や渚の両親、子供の母親ですら化け物に変貌
• クトゥルフには『男性』が無いので、半分ガチレズ
• コクピットでは渚がヌードになります
• 毎回変わる主題歌、エンディングはブルーバックにクレジットのみ
• 何故か第2話にのみナレーションが付く(ナレーション：屋良有作)
• まさかの戸田恵子起用(当時は大御所ポジションでは無かった)

主な登場人物

• イクサー1(CV:山本百合子)・・・金髪で巻き髪の、ボディスーツ姿で戦うエルフ耳の少女。漫画『黄金の戦士』では何故かボクっ娘。アニメでは凛々しく戦い、生身の時はビームソードなどを操って敵に攻撃する。
• 加納渚(CV:荘真由美)・・・イクサー1に勝手にパートナーにされた少女。イクサーロボに乗る際は何故か裸になってしまう。戦闘を拒んでいたが最終的にはイクサー1と共に行動する。
• サー・バイオレット(CV:島本須美／塩沢兼人)・・・クトゥルフの主導者。しかし、現在はビッグゴールドに操られている。操られている際は塩沢ボイスになっている。元は心優しい指導者だった模様。
• イクサー2(CV:戸田恵子)・・・イクサー1を倒すべく作られた人造人間で、イクサー1の”妹”を自称。イクサーロボに対抗して『イクサーΣ』を操縦。
• セピア(CV:安藤ありさ)・・・イクサー2のパートナー。恋人のコバルトを失って復讐を誓い、イクサー2のパートナーとなる。
• ビッグゴールド(CV:塩沢兼人)・・・サー・バイオレットを操る、黄金バット黄金に光る赤子のような生命体。劇中で出自は明かされなかったが、イクサー１とは善悪を分け合った存在らしい。

関連動画

関連商品

関連項目

• AIC
• メガゾーン23(AIC制作第1弾)
• アニメ作品一覧
• スーパーロボット大戦シリーズ登場作品の一覧