機動戦士ガンダムオンライン

機動戦士ガンダムオンラインとは、ヘッドロック開発、バンダイナムコ運営のオンライン対戦TPSゲームである。

基本プレイ無料のアイテム課金制。2012年12月25日より正式サービス開始。

概要

一年戦争時の宇宙世紀を舞台に、連邦軍とジオン軍に分かれ、最大で52対52の対戦が出来るWindows専用のオンライン対戦ゲーム。

プレイヤーはモビルスーツを駆り、敵機を撃破したり、敵本拠地を破壊することによって勝利を目指す。
また、パイロットではなく指揮官として参戦することも可能で、その場合は各モビルスーツに指示を出し、戦術支援を行って自軍が有利になるよう務めることとなる。

本拠点破壊戦

マップ上に配置された『拠点』を占領しながら前進し、敵軍の『本拠点』を全て破壊、もしくはより多くのダメージを与え、制限時間経過時に戦力ゲージの残量が多いほうが勝者となる。
モビルスーツは破壊されても何度でも拠点からリスポーン可能（ただし微妙ながら自軍の戦力ゲージが減る）。
マップは広大なうえに地形が複雑なため、単純なTPSというよりリアルタイムストラテジーとしての要素が濃厚で、いかに相手陣営の裏をかき、敵陣深く潜入し本拠点に攻撃するか、そして防衛側はいかにそれをさせないかが重要な争点となる。

パイロットモード

プレイヤーは4体（＋鹵獲機体１機）のモビルスーツを選択しデッキを組んで戦闘に参加する。
モビルスーツは5つのタイプに分けられ、特定の組み合わせでデッキボーナスが発生し、機体性能が上昇する。
強力な機体ほどコストが高く、撃破されたときの再出撃時間も長いため、注意が必要。
また階級に応じて、デッキコストに上限がある(が、こちらは課金することにより一時的に解消できる)。

強襲

最前線での戦闘や本拠点の襲撃用の機体。
多くの機体がシールドを装備しており、機動力と耐久力に優れ最前線を張る。特に機動力はほかの機種の追随を許さず、単純戦闘では最も強力な機体である。
連邦・ジオンともに最もバリエーションに富んだカテゴリ。

重撃

バズーカ、ミサイル、ビームライフルなど射撃武器の射程や威力が強襲機より高い中距離戦用の機体タイプ。
機動力に劣るが、武装のバランスがよくあらゆる戦局に対応でき、扱いやすい。

支援

ダメージを負った他の機体を修理できる機能を持った後方支援用の機体タイプ。
リペアトーチ・リペアポッド設置による修理のみならず、
レーダーポッドを設置する事による索敵や対空砲による爆撃への対処も可能であり、地味ながら重要な役割を担う。
機体性能は緊急帰投が高い傾向にあり最高速度以外は強襲に次ぐ機動力である。

砲撃

迫撃砲・キャノン砲を装備し、後方から面制圧を行う遠距離戦用の機体タイプ。
着弾地点を指定し、その周辺に砲弾の雨を降らせる。それを生かすために、有効な砲撃地点を把握することが重要。
機動力が低いため近距離戦は不得手だが、アーマーは高めなので、時には味方の盾となって動くべきである。足回りが壊滅的だがダウン無効で高いアーマーのタンクタイプと、足回りはそこそこだがダウン耐性がなく迫撃能力に劣るキャノンタイプに大別される。

狙撃

狙撃銃を持ち、後方から直接味方の支援攻撃を行う遠距離戦用の機体タイプ。
高威力の地雷、またはレーダーポッドの装備が可能であり、支援機としての意味合いも強い。
機動力・耐久力共に低く、近距離戦用の武装も貧弱なため敵の接近を許すと命取りになる。

指揮官モード

ほかのプレイヤーたちの指揮官となり、様々な指示を与える他、戦術ゲージを消費して戦術支援を行う。
戦術ゲージは攻撃系の命令を達成させたり、マップ上に散らばるコンテナの回収によって溜めることができる。

主な戦術支援

爆撃

特定の範囲内に爆撃を行う。
拠点防衛から味方の擁護まで、使い道は幅広い。

ミノフスキー粒子撒布

特定範囲にミノフスキー粒子を撒き、レーダーを使えなくする。
進軍にあわせて使うことで相手の防衛陣を混乱させたり、後述の戦略兵器を敵の目から隠すことに利用できる。

補給艦

リスポーン拠点となる補給艦の設置（連邦ならミデア、ジオンならファットアンクル）。
設置場所は限られているが味方の修理や弾薬補給のほか、敵陣深くに設置しての本拠点突撃にも使える。

エース要請

アムロ、シャアなど原作のエースパイロットを出撃させる。
火力と防御力が非常に高く、一騎当千の活躍を見せてくれるが、基本的にＡＩがお粗末で、指示通りに動いてくれないことがしばしば。（最近はある程度改善された）

戦略兵器設置

通称「核」。指定範囲内に設置することで大爆発を起こし、周辺を無差別に破壊する。
使い方によっては一発逆転も可能。
当然敵側も警戒してくるため、どのように運用するかで指揮官の腕前が問われる。

局地戦

大規模戦とは違い、区切られた狭いステージ内で6vs6のモビルスーツ戦を行う。
機体が破壊されるごとにゲージが減り、ゼロになると敗北。
純粋にモビルスーツ同士の戦いを楽しむモードと言える。
一部の廃人が持つ課金強化された機体以外はお断りなため、実装直後から物凄い勢いで過疎っている。
※ただEXガシャコン期間中に限りそこそこ盛り上がる。

協力戦

いわゆるCO-OPモード。他のプレイヤーと協力して敵NPCを倒し、防衛目標を守り抜くことで勝利となる。
どういうわけか敵MSの数が異常に多い。このゲームガンダム無双じゃないんですけど。
イージー、ノーマル、ハードと三種類の難易度があるが、「初心者向け」と書いてあるイージーでさえかなり難易度が高い。実質的には中級者向け。
ハイスコアを出すと様々なアイテムが手に入る。

MSの開発・強化

大規模戦に参加したり、チャレンジやイベントをこなすことで、アイテムやGP(ゲーム内通貨)が手に入り、それを使用してMSの開発・強化を行うことができる。

MSの開発にはそのMSの設計図と、それに対応した素材、開発用のメカニックチケットが必要になる。
設計図の入手には、主にガシャコン(ガチャ)を利用することになる。

設計図にはシルバーとゴールドの2種類があり、後者のほうが開発にレア度の高い素材を要求される代わりに、
機体の強化回数の上限が増加・機体特性が最初からLv3・ゴールド限定の武装など、様々なメリットがある。
開発したMSを強化する際には、開発時と同じく素材とチケットが必要になる(設計図は不要)。

MSの開発・強化は実行時に大成功・成功・失敗の判定がある。(開発時・初回強化時においては失敗率は0%)
もちろん大成功ならば性能は大きく向上し、逆に失敗だとほとんど上がらない。
通常のメカニックチケットでは大成功の確率は低く、強化を重ねると失敗の確率が大きく上昇していく。
ただし課金対象であるマスターメカニックチケットは大成功の確率が高く、失敗の確率は回数を重ねても低い。

MSの武装は、MSごとに個別に開発していく必要がある。
開発には武器用の素材(GPでの購入のみ)と開発費用のGPが必要で、成功や失敗の判定は無い。
武装の強化はMS強化の仕様とほぼ同じである。

機体の設計図を入手する方法は大きく分けて4通りである。

初期機体

　最初から持っている機体や戦闘報酬やガシャコンのハズレ枠で大量に手に入る機体。
コストとの兼ね合いを考え得ればどの機体も扱いやすく強力な機体である。
プレイを続けていれば任意の特性Lvを上げることが容易である。
ただすべて低コストの機体なのでプレイを続けると将来的に物足りなくなってくる場合がある。

ガチャ（課金）機体

　ガシャコンでしか手に入らない機体。GPガシャコンで手に入る機体は銀設計図であればある程度プレイしてGPをためればいずれ手に入るが、金設計図は非常に手に入りにくい。
GPガシャコンにない機体は有料のDXガシャコンをプレイして入手するしかないが、イベントや報酬でDXガシャコンチケットが手に入るので無課金でもいずれ手にれることは不可能ではない。
なお課金機体であるからといって必ず強力な機体というわけではない。コスト等を考慮すると初期機体やイベント機体といった無課金で手に入る機体に劣る機体も数多く存在する。

※ごくまれに特定のステージの戦闘報酬で原作で出た機体が入手できることがある（テキサスコロニーのギャンなど）

イベント機体

　期間限定のEXガシャコンや、一斉出撃イベントで手に入る機体。中コスト帯中心。
間内にプレイしていれば入手可能だが期間を過ぎた場合入手する手段はない。

プレイボーナス機体

　1日1枚手に入るプレイボーナスチケットと交換できる機体。
30日、ないし50日プレイすれば手に入る。高コスト帯中心。

課金

現状では機体倉庫拡張、DXガシャコンチケット、マスターメカニックチケットが主な課金対象。
現在狙ったMSの金設計図を確実に入手するにはDXガシャコン150回（11×13＋7）およそ4万5千円必要である。
狙った機体を出せても、効率よい強化のためには課金対象であるマスターメカニックチケットの使用を強いられる。
課金兵になることを強いられているんだ！
真偽は不確かながら、様々な情報を総合すると、当たり機体が出る確率はせいぜい数％と言われている。

評価・問題点など

サービス開始当初は30000以上あった同時接続数は月を重ねるごとに下がり、現在では10000を割り込むこともある。

当初から問題があったゲームバランスやバグの多さのみならず、開発と運営の数限りない失態と二転三転する姿勢にユーザー側の信頼がほとんど失われているのが大きな要因。

2014年6月時点での主な問題点は以下の通り。

• クライアントの質の低さ
  アップデートを重ねるごとに動作が重くなり、現在では推奨環境どころか廃スペックPCを持ち出さないとまともにプレイできない有様。おまけに不正終了やフリーズが日常茶飯事、常駐ソフトと干渉してそもそも起動しないなど同人ソフト以下のお粗末さを晒している（ちなみにこれに対し運営は「プレイするさいは常駐ソフトを切ってください」と対処をユーザーに丸投げ）。
  　
• 目まぐるしく変わる対戦バランス
  ほとんど場当たり的としか思えないバランスアップデートを繰り返すため、数ヶ月おきにバランスが大きく変動する。強力な新機体実装などで勢力間のバランスが大きく崩れる。また特定の武器の過剰な上方修正などがあると一日にして機体装備のセオリーが変わってしまう。
  　
• 大金を要求される課金システム
  新機体入手が課金ガチャシステムのため、意中の機体を取るために少なからぬ額の出費が必要となる。
  ここで注意を喚起しておくと、このゲームは意外なほど課金と無課金の差がなく、普通にプレイする分には無課金で十分である(課金の欄に書かれているとおり、イベント等をこなすことにより課金ガシャチケット、マスターメカニックチケットを無料で入手できるため)。これは本来なら評価されるべき点だが、このゲームにおいては逆に課金のコストパフォーマンスの低下を招き、無課金と差をつけるため廃課金が際限なく現ナマを突っ込む悪循環が発生している。
  換言すれば、ゲームの質がいくら低かろうが金を払う人間がいる限りビジネスモデルとしては成立しているのであり、今後の質的向上が望めないという問題も明らかになる。

この他、細かい問題点を挙げればキリがなく、下がり続ける接続数から一年戦争さながらに一年でサービス終了してしまうのではないかと危惧されている。

......が一年は、戦い抜き地味にまだ続いている。インフレと不安定なバランスと共に

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• 機動戦士ガンダム
• バンダイナムコ
• TPS
• RTS
• タクラマカングランプリ
• GUNDUM
• 善処はしたんですが......
• ボーダーブレイク
• 機動戦士ガンダムオンラインの登場兵器一覧

外部リンク

• 機動戦士ガンダムオンライン　公式サイト
• 機動戦士ガンダムオンライン　超攻略WIKI