「改白露型一番艦、海風、抜錨します!!」
海風(うみかぜ)とは、大日本帝国海軍所属の白露型駆逐艦7番艦「海風」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。
担当声優は石上静香、担当絵師は玖条イチソ氏。
白露型姉妹の七女となる「海風」は、2015年8月に行われた夏イベント『反撃!第二次SN作戦』の4面目となる「 『海峡突入!敵飛行場を撃滅せよ!』アイアンボトムサウンド」のボスドロップとして先行実装された。同時に先行実装された妹の「江風」がE-2突破報酬だったのに対してこちらはボスドロップのみ。つまり運が悪いと徹底的に手に入らない艦娘の一人である。
薄いブルーの髪を長い1本の三つ編みにした髪型(雲龍に似ている)にしている。制服のタイプは「江風」と同じだが、妹が前をはだけておへそが見えてるのに対し、こちらはきっちりと着用しているのは長女ゆえか。
"長女"と書いたのは誤植ではない、というのも本人がやたらと自分のことを「改白露型一番艦」と強調するのである。白露型の一番艦が例のやたらと自分が一番艦であることを主張しまくる艦娘であることと何か関係があるのだろうか? ともかく、これまで改良型の一番艦であることを主張する艦娘はいなかった[1]ため、非常に新鮮である。
性格的には非常に真面目っぽいところが目立つ。また、妹の「江風」のことは何かと気に掛けている模様。また時報では、上司にあたる二水戦旗艦だった「神通」や、改白露型の末妹にして二四駆の僚艦だった「涼風」、そして末期の二四駆の仲間である「満潮」にも声をかけているところから、割と世話焼きな面も。またセリフには他にも「朝潮」や「川内」が登場しているが、それぞれとの関係は史実を参照。
ちなみに朝はアジの開き、昼はカレーうどん、夜はチキンライスとちゃんと三食用意してくれる。嫁力は中々高いようだ。
1935年9月に発生した第四艦隊事件(演習中に台風に襲われ、多数の艦が損傷した事件。艦これ的には龍驤の艦橋が圧壊した事件というのが印象的か)で、当時最新鋭だった白露型はさらに設計変更を迫られることになった。こうして白露型7番艦以降はそれまでの白露型と区別して、「改白露型」もしくは「海風型」と呼ばれるようになる。
白露型7番艦にして改白露型としては1番艦の「海風」は、1937年5月31日に竣工した。名前は文字通りの海に吹く風より。
同年8月には妹達となる改白露型の4隻(「海風」「山風」(艦これ未実装)、「江風」「涼風」)で第二四駆逐隊を編成。その後「那珂」の指揮する第4水雷戦隊に所属して、太平洋戦争を迎える。
開戦以降、南太平洋のあちこちの海戦に参戦するが、その後「山風」が喪失となり、3隻体制になった二四駆は「神通」の指揮する第2水雷戦隊に転属し、ソロモン海戦にも参戦している。激戦が続く中、中破や大破を繰り返すが、その度に修理して最前線に復帰するというタフな駆逐艦でもあった。
ラエ島への輸送作戦中にB-17の爆撃で大破したときには、「朝潮」にラバウルまで曳航してもらって九死に一生を得ている。
また、この間二水戦司令官だった田中少将が更迭され(詳細は長波(艦これ)を参照。なおこのとき損傷していた「神通」も修理のために内地に戻ったため、二水戦旗艦は一時的に「五十鈴」が勤めている)、二四駆は一時的に三水戦の「川内」の指揮下に入っている。
その後は鼠輸送も担当していたが、その間ベラ湾夜戦で「江風」を喪失。2隻になってしまった二四駆に配属されたのが、第八駆での僚艦をすべて失い、1隻残されていた朝潮型「満潮」だった。
1944年1月24日、輸送護衛任務中だった僚艦「涼風」が米潜水艦「スキップジャック」によって沈められる。
そして、わずかその8日後、2月1日に、「海風」は米潜水艦「ガードフィッシュ」の雷撃で轟沈し、これで改白露型4隻は全滅した。
同年3月31日、除籍。また同日付で第二四駆逐隊は解隊となり、またしても1隻だけ残されることになった「満潮」は、第十駆に転属してスリガオ沖夜戦に臨むことになる。
なお、「海風」の乗組員の方の手記がネット上で公開されている。
1943年11月時点の第二十四駆逐隊
| 2015年夏イベント『反撃!第二次SN作戦』 新規実装艦娘 |
| 白露型駆逐艦 - 海風 江風 伊・Maesttrale級駆逐艦 - Libeccio(リベッチオ) 夕雲型駆逐艦 - 風雲 秋月型駆逐艦 - 照月 瑞穂型水上機母艦 - 瑞穂 改風早型給油艦 - 速吸 |
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最終更新:2025/12/06(土) 05:00
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
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