『真・女神転生III-NOCTURNE』とは、2003年2月にアトラスから発売されたゲームソフトである。
通称「真Ⅲ」「ノクターン」。
『真・女神転生Ⅱ』からおよそ九年ぶりとなる『真・女神転生シリーズ』の作品だが、続編ではない完全な新作である。テーマは『創造からの混沌(カオス)』。
従来のシリーズ通り、悪魔と呼ばれるを異形の存在を根幹に据えながらも、新たにダークな世界観が展開され、システム面でも戦術性の高いバトルシステム(プレスターンバトルシステム)が導入されており、好評を博した。
2004年1月に発売された、追加要素の加えられたバージョン。登場人物の違いによるセリフ差し替え以外、ストーリーに違いは無い。
元々『マニアクス』には、他社のキャラクター(『デビルメイクライ』のダンテ)が出演するため版権上の問題があり、再版が難しかった。ファンの要望で翌年2005年に再度発売がされたものの、それでもやはり希少であり、中古ショップでは高価な値段が付いている。
しかし2008年、『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus』に、『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクル・エディション』が同梱された。問題であったダンテ登場パートは、葛葉ライドウに差し替わっている。呼び名の違いとして、ダンテ登場版が「マニアクス」、ライドウ登場版が「マニクロ」と通称されることがある。
なお、この作品をもって長年『女神転生シリーズ』を携わった岡田耕始が退社した。
担任の高尾祐子が入院する新宿衛生病院へ行く途中、主人公は不思議な夢を見る。それは、世界の在り様を裕子から聞かされるという奇妙なものだった。
辿り着いた新宿衛生病院で、主人公は、クラスメイトの橘千晶と新田勇の二人以外に、病院内に誰もいないことに気づく。手分けして祐子を捜す主人公達。だが、一方の祐子は、氷川と呼ばれる男とともに「東京受胎」という現象を引き起こしてしまう。
主人公は東京が「受胎」し、異様な姿に変容する様を見せつけられる。「受胎」により、新宿衛生病院にいた主人公達以外の人間は全て死に絶える。
「受胎」の凄まじい力に飲まれ、意識を失う主人公。
まどろみの中で彼は、金髪の子どもと老婆に出会う。金髪の子どもは主人公に、悪魔たる力「マガタマ」を与え、主人公は痛みの中で再び気を失う。
そして、目覚めた時、主人公は半人半魔の「人修羅」に変貌した自分と、人ならざる悪魔が跳梁跋扈する「ボルテクス界」トウキョウ――かつての「東京」――の姿を目の当たりにするのだった。
かくして主人公は、自らの、そして仲魔の悪魔の力を頼りに、「受胎」により変わり果てたトウキョウを放浪することになる。
――祐子たちがどこかで生きていると信じて。
高尾祐子を利用した氷川の策謀によって、悪魔の跋扈するボルテクス界と成り果てたトウキョウ。
謎の子どもに「マガタマ」を飲まされ、悪魔となってしまった主人公は、ボルテクス界を放浪する中で、突如として未知の空間に迷い込む。
そこで待っていたのは、車椅子の老紳士と喪服の淑女だった。主人公は彼らから、「メノラー」という燭台の奪還を依頼される。だが、これをきっかけに、主人公は「魔人」と呼ばれる存在に命を狙われることとなる。
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最終更新:2025/12/06(土) 07:00
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