真・女神転生III-NOCTURNE 単語


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シンメガミテンセイスリーノクターン

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『真・女神転生III-NOCTURNE』とは、
2003年2月20日にアトラスから発売されたPS2用ロールプレイングゲームソフトである。
 通称「真Ⅲ」「ノクターン」。

『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』動画・生放送等配信ガイドライン

概要

『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE』

『真・女神転生Ⅱ』からおよそ9年ぶりとなる『真・女神転生シリーズ』の作品だが、
続編ではない完全な新作である。テーマは『混沌からの創造(カオス)』。

従来のシリーズ通り、悪魔と呼ばれる異形の存在を根幹に据えながらも、新たにダークな世界観が展開され、
システム面でも戦術性の高いバトルシステム(プレスターンバトルシステム)が導入されている。

『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス』

2004年1月29日に発売された、追加要素の加えられたバージョン。
新たなストーリーやENDが追加されている。
それ以外にも、メニュー画面からのロード機能の追加、難易度の選択、物理攻撃スキルの命中率の向上、
などの変更が施されている。

元々『マニアクス』には、他社のキャラクター(『デビルメイクライ』のダンテ)が出演するため版権上の問題があり、再版が難しかった。
ファンの要望で翌年2005年に再度発売がされたものの、それでもやはり希少であり、
中古ショップでは高価な値段が付いている。

しかし2008年、『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus』の初回版として、
『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクル・エディション』が同梱された。
問題であったダンテ登場パートは、葛葉ライドウに差し替わっている。
呼び名の違いとして、ダンテ登場版が「マニアクス」、
ライドウ登場版が「マニクロ」と通称されることがある。

なお、この作品をもって長年『女神転生シリーズ』の開発に携わった岡田耕始が退社した。

『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』

2020年10月29日に発売予定の作品。
プラットフォームはNintendo SwitchとPlayStation 4。

タイトルに「マニアクス (クロニクル・エディション)」の表記はないが、
内容はマニアクス クロニクル・エディションに準じる。

「“原作尊重”を前提に、グラフィックスやゲーム性を向上。」を謳い、
原作にある難易度「NORMAL」「HARD」に加える形で、
慈悲深い初心者向け難易度「MERCIFUL」を無料DLCで配信予定。
イベントシーンにはボイスを追加(ボイスのON/OFF切り替えが可能)。

葛葉ライドウをダンテに置き換える有料DLCの販売が予定されている。

ストーリー

メインシナリオ 『東京が死んで、僕が生まれた』

担任の高尾祐子が入院する新宿衛生病院へ行く途中、主人公は不思議な夢を見る。
それは、世界の在り様を裕子から聞かされるという奇妙なものだった。

新宿衛生病院に辿り着くが、病院内にはクラスメイトの橘千晶新田勇の二人しかいなかった。
主人公達は手分けして祐子を捜すが、祐子は氷川と呼ばれる男とともに「東京受胎」という現象を引き起こしてしまう。

主人公は東京が「受胎」し、異様な姿に変容する様を見せつけられる。
「受胎」により、新宿衛生病院にいた主人公達以外の人間は全て死に絶える。

「受胎」の凄まじい力に飲まれ、意識を失う主人公。
まどろみの中で彼は、金髪の子供と老婆に出会う。
金髪の子供は主人公に、悪魔たる力「マガタマ」を与え、主人公は痛みの中で再び気を失う。

そして、目覚めた時、主人公は半人半魔の「人修羅」に変貌した自分と、
人ならざる悪魔が跳梁跋扈する「ボルテクス界」トウキョウ――かつての「東京」――の姿を目の当たりにするのだった。

かくして主人公は、自らの、そして仲魔の力を頼りに、
「受胎」により変わり果てたトウキョウを放浪することになる。

――祐子たちがどこかで生きていると信じて。

『マニアクス』での追加シナリオ 『悪魔は二度生まれる』

高尾祐子を利用した氷川の策謀によって、悪魔の跋扈するボルテクス界と成り果てたトウキョウ。

謎の子供に「マガタマ」を飲まされ、悪魔となってしまった主人公は、ボルテクス界を放浪する中、
突如として未知の空間「アマラ深界」に迷い込む。

そこで待っていたのは、車椅子の老紳士と喪服の淑女だった。
主人公は彼らから、「メノラー」という燭台の奪還を依頼される。
だが、これをきっかけに、主人公は「魔人」と呼ばれる存在に命を狙われることとなる。

苛烈を極める「魔人」達との戦闘。
やがて全ての「メノラー」を奪い返した時、主人公が選ぶ結末とは……。

主要登場人物

※CVはHD版のもの

主人公(人修羅)
CV:榎木淳弥
都内の高校に通う平凡な少年。
金髪の子供と喪服の老婆に「マガタマ(禍魂)」を与えられ、半人半魔の悪魔(「人修羅」)となる。
悪魔でありながらヒトの心を合わせ持つ稀有な存在。
しかし、物語の進行次第ではヒトの心を捨て、完全な悪魔となる場合もある。
これまでのシリーズでは主人公は人間であり、機械(COMP)によって悪魔を使役していたが、
本作の主人公は、主人公自体が悪魔となって戦う(そのため、機械に頼らず悪魔を使役できる)。
後に「デジタルデビルサーガ」や「真・女神転生IV FINAL(のDLC)」にも現れ…。
高尾祐子(たかお ゆうこ)
CV:三森すずこ
主人公たちの担任教師。氷川に「創世の巫女」と呼ばれ、「東京受胎」を引き起こす。
「受胎」後は氷川に利用されていたことを悔み、
自らも、世界の道標、真理である「コトワリ」を啓こうとする。
新田勇(にった いさむ)
CV:江口拓也
主人公のクラスメイト。周りに流されやすい性格。
独り「アマラ経絡」を漂う内、人間社会が本質的に互いに無関心であると確信、
孤独のコトワリ「ムスビ(結)」を見出す。
主な信奉者は人間達の思念体。
橘千晶(たちばな ちあき)
CV:上田麗奈
主人公のクラスメイト。プライドの高いお嬢様。
自ら蹂躙された事をきっかけにして、強い者こそが生き残るべきであると確信、
弱肉強食のコトワリ「ヨスガ(縁)」を見出す。
主な信奉者は天使。
聖丈二(ひじり じょうじ)
CV:前田剛
オカルト系雑誌「月刊 妖(アヤカシ)」の記者で、
「受胎」以前からガイア教徒に関わる事実を独自に調べていた。
何故か「受胎」後も生き延び、様々な面で主人公をサポートすることになる。
氷川(ひかわ)
CV:小野大輔
通信大手企業のチーフ・テクニカル・オフィサーであり、ガイア教教徒。
ガイア教の経典である「ミロク経典」に基づき、裕子を使って「東京受胎」を起こした張本人。
理性のコトワリ「シジマ(静寂)」を目指している。
(前作までCHAOS側の中心となっていた軍勢のガイア教徒で、率いる悪魔も堕天使が多く、
前作までのCHAOS思想が連想される。しかし、シジマのコトワリは寧ろLAW思想に近い)。
金髪の子供と老婆
CV:伊瀬茉莉也(子ども)/久保田民絵(老婆)
主人公に「マガタマ」を与えた二人組。金髪の子どもが主であり、老婆は従者。
子供は寡黙で、老婆を通して主人公に意思を伝えてくる。
どこかで主人公を見ていると言うがその目的とは……。
車椅子の老紳士と喪服の淑女
CV:三木眞一郎(老人)/三森すずこ(淑女)
アマラ深界に主人公を招き入れた二人組。車椅子の老紳士が主であり、淑女が傍らに仕えている。
ボルテクス界、引いてはその外の世界の秘密を知る存在。
「魔人」に奪われた「メノラー」と呼ばれる燭台の奪還を主人公に依頼するが……。
ダンテ
CV:森川智之
カプコン社『デビルメイクライ』シリーズの主人公。
「伝説の魔剣士」の血を引くデビルハンター。
車椅子の老紳士の依頼を受け、ボルテクス界にやってくる。
魔剣と二挺拳銃を武器に、スタイリッシュなアクションで人修羅を襲う。
外見は「2」であるが、ノリの軽さは「1」に準拠されている。
PS2版はマニアクスにて、HD版はDLCとして登場。
葛葉ライドウ&業斗童子
CV:杉田智和(ライドウ)/中田譲治(業斗童子)
同じアトラスのゲーム『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズの主人公。
「葛葉ライドウ」を襲名する十四代目のデビルサマナーの少年。
車椅子の老紳士からの依頼で、従者のゴウトとともにボルテクス界に足を踏み入れる。
管(くだ)に収められた仲魔を呼び出し、人修羅と対峙するも、後に仲間になる。
PS2版はクロニクルエディションにて、HD版は通常モードにて登場

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関連チャンネル・コミュニティ


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関連項目

  • アトラス (ゲーム会社)
  • スタッフ
    • 岡田耕始(プロデューサー)
    • 金子一馬(キャラクターデザイン、悪魔デザイン、世界観設定)
    • 目黒将司(サウンドコンポーザー)
    • 土屋憲一(〃)
    • 田崎寿子(〃)
  • 真・女神転生シリーズ
    • 真・女神転生
    • 真・女神転生Ⅱ
    • 真・女神転生IV / 真・女神転生IV FINAL
    • 真・女神転生V
  • 女神転生シリーズの死亡シーン集
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