睦月(艦これ) 単語


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ムツキ

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「睦月、負ける気がしないのね。てへっ」

睦月(艦これ)とは、とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、帝国海軍睦月駆逐艦1番艦「睦月」をモデルにした艦娘である。
まさかの睦月型駆逐艦である。このゲームで初めて睦月型を知ったという提督も多いのではないだろうか?

担当声優は日高里菜。図鑑番号はNo.031。

睦月です。張り切ってまいりましょー!

「もっと褒めるがよいぞ!エヘヘ///」と言ってくるので、頭ワシャワシャして「キャー♡」と言わせたい可愛さ。
幼少期の、全体的に背伸びをしたおませさんな感じの台詞が可愛いので1度育ててみてはどうだろうか?
睦月型全体の特徴である弱装甲/低HPの為大破しやすいが、ドック入りさせたらさせたで「ふええ…(シク;)私とした事が…(シク;)情けないのです…」と言うのであー可愛いなぁーもう!
後、意外と知られていないが、「なのです!」と多用する。

服装は如月(艦これ)と同じ服装であるが、こちらは数少ないロングタイツを履いている。

そんなに私の戦史が気になりますかぁーいひひ…

たぶん睦月型と、前身の峯風型が記述される機会がこれ以外に無いと思うので合わせて併記する。

睦月型の登場は、日本海軍における艦隊決戦思想と密接な関わり合いがある。
仮想敵として米海軍を想定した日本海軍だったが、主力艦である戦艦の保有比率はどう考えても米海軍>>越えられない壁>>日本海軍である為、せめて艦隊決戦の前に敵の戦艦を減らす必要性があった。
その為に注目したのが、補助艦の魚雷を運用する駆逐艦であった。
命中すれば戦艦であろうとも大幅なダメージを与える事が可能な魚雷を使用して艦隊決戦前に米海軍の戦艦を減らし、戦艦の数を米海軍≦日本海軍の状態で艦隊決戦を行えば勝利できる!そして日本海軍はこの方針にすべてをかけた。
駆逐艦は敵艦を殲滅可能な魚雷を装備し高速で肉薄、妨害にでる敵駆逐艦を独力、もしくは巡洋艦の援護で突破し戦艦に魚雷を叩きこむ、肉を切らせて骨を断つ運用を求められた。
昼間の雷撃と夜戦襲撃の2つに戦闘タイミングを分け、前者に峯風型と睦月型の様な大型艦を充てる事となった。
と同時に、日本海以上に大荒れになる太平洋での行動を考慮する為にスイートポテトの様な船体から、波浪性向上の為艦首を持ち上げ大型化した。船体にどのような違いがあるかは、駆逐艦の写真を多数間違えている「艦これ白書(初版)」を参照して頂きたい。間違えてロシアからの賠償艦初代雷型駆逐艦の写真を使っているのだが、2000円で明治の駆逐艦と太平洋戦争時の駆逐艦を同時に見れる貴重な資料である。普通そんな古い駆逐艦の写真など書籍ではお目にかかれない。
ただ、峯風型では特殊兵器の1号機雷を使う想定でいた為、つながったロープを乗り越えられるようスプーン・バウを採用していたが、凌波性が悪かったので睦月型ではダブルカーブド・バウに変更された。以後、大戦末期の松型で簡略化されるまで延々と駆逐艦で採用され続けた。

峯風型と睦月型の決定的な違いは、航続距離と搭載魚雷の口径である。
峯風型は39ノットの最高速度を叩きだす(初代島風は40.7ノット)が、航続距離は14ノットで3600海里と、太平洋の真ん中まで出張する艦隊随伴艦としては心もとない性能であった。
また、水雷戦の命である魚雷も直径53cmで、第1次世界大戦後の装甲強化が始まった敵戦艦には少々心許ない威力になっていた。
そこで、峯風型を少し大型化して航続距離を14ノットで4000海里に延伸し、雷速の向上と威力強化を図った61cm魚雷(酸素魚雷じゃないよ)を採用し、さらに予備魚雷を2本→6本と2度も撃てるようにしたのだ!(だが次発装填装置は無かった。次発装填装置が搭載されるのは初春型以後。保管場所から魚雷を台車に乗せてレールの上を移動させて発射管に乗せ直すのだ。荒れる洋上で。)
ただし、予備魚雷を積む為に無理をしなければならず、装甲を削って場所を確保している。
こうして大正15年(1926年)3月25日にネームシップである睦月が竣工した。
また、当初は艦橋天井がキャンバス張り(晴天時はたたむのでオープンカー状態)だったが、最上や龍驤がやばい事になった第4艦隊事件に睦月型も参加、波浪で艦橋圧壊を起こす大惨事となった。ペタンコ

その後、委任統治領として南洋群島(トラック泊地らへん)をもらった日本では、艦隊決戦の想定主戦場位置をよりアメリカ側に移動させたために睦月型以上の凌波性と攻撃力、航続距離を必要となり、主力駆逐艦は吹雪型の様な特型駆逐艦に移行、旧式化した。
一方の艦隊決戦指向もワシントン海軍軍縮条約にて戦艦数が劣勢に置かれた為にさらに研ぎ澄まされ、漸減作戦の完成と水雷戦隊による徹底的な夜戦指向が生まれた。

が、老朽化したとはいえ61cm魚雷が撃てる睦月型は太平洋戦争においてまだ使える強力な駆逐艦であり、艦齢を押して最前線に投入された。
開戦時に如月、弥生、望月と共に第30駆逐隊に所属し、ウェーク島攻略作戦に参加、如月が撃沈された後もラバウル方面の攻勢作戦や、MO作戦においてポートポスレビー攻略隊として同行。
その後ガダルカナル島攻防戦が勃発後もガ島攻防戦に精力的に参加していたが、1942年8月25日、第2次ソロモン海戦後の帰投中に、陸軍の輸送船団に参加しヘンダーソン飛行場からの航空攻撃を受け被弾炎上していた特設巡洋艦「金龍丸」の救助を行うが、その時にB-17の爆撃を受け被弾、サンタイザベル島沖に沈没した。

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