血を吐きながら続ける悲しいマラソンとは、軍拡競争である。
元ネタは特撮『ウルトラセブン』第26話「超兵器R1号」にて、ウルトラセブンことモロボシ・ダンが発した台詞。
超兵器R1号を開発し、別の惑星でその実験を行おうとした人類に対して、ダンはもし敵がこの兵器を超える兵器を開発したらどうするのかと問いかける。ウルトラ警備隊の隊員であるフルハシはさらに強力な兵器を開発すると答え、それに対する反論として発せられたのが「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」というセリフである。
このエピソードが放送された1960年代当時、世界は冷戦の真っただ中であり、米ソは軍拡競争にかけ暮れていた。それを風刺したのが『ウルトラセブン』のこのエピソードであり、「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」という言葉は凝縮された軍拡への批判である。
このセリフは後発のウルトラシリーズの中でも何度も反復されるテーマとなっているほか、『ウルトラセブン』という作品を飛び越えて軍拡を批判する言葉として広がっている。
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最終更新:2025/12/06(土) 12:00
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