- Advanced Micro Devices アメリカの半導体メーカー、CPU、GPUを開発&販売
- 社団法人デジタルメディア協会(Association of Media Digital)
- エイエムディ自動機、日本の自動組み立て機の設計・製造メーカー
- アルメニアドラム、アルメニアの通貨単位ドラムのISO 4217コード
- アフマダーバード空港のIATAコード
- AMD模型(Antisymmetrized Molecular Dynamics)、原子核のモデル
- 加齢黄斑変性(Age-related Macular Degeneration)、目の病気
本項では1を説明する。
AMD(企業) 概要
Advanced Micro DevicesはPC業界ではIntelと共に名を知られた半導体製造会社である。AthlonなどのCPU開発で有名。ビデオカード製造で有名なATi社を買収し、現在はGPU製造メーカー2強の一角でもある。(ATiについての詳細は該当項を参照のこと)
「あむど」ではなく、「エーエムディー」が正しい呼称。
歴史
元はIntel社と同じ仕様のCPU(セカンドソース品)を制作する会社であったがIntelとクロスライセンス訴訟の結果Pentium以降のセカンドソース権がなくなったため、自力で互換CPUを開発し現在に至る。
AMDの名を一躍有名にしたのがK6シリーズである。これはPentium(P55C)とピン互換性を持ったCPUで、Pentiumよりコストパフォーマンスが高かったため、PC自作派の間で人気を獲得した。
その後、AMD64(Intel 64と併せてx64とも呼ばれる)というx86命令を64bitに拡張したものを開発。
一時期AMDの主力CPU Athlonが、Intelの当時の主力CPU Pentium 4より低発熱性や性能で上回ったため、自作派を中心にIntel社を凌ぐ人気を博したものの、現在は再びIntelの後塵を拝している。
製品群
一般向けCPU
2009年6月現在は、K10アーキテクチャであるPhenom系のCPUとK8アーキテクチャであるAthlon64系のCPUが併売されている。既にK8アーキテクチャでの新製品はノート/組み込み向け製品を除いてリリースされておらず、そのうち販売自体も収束するものと思われる。
Phenom II X3及びPhenom II X2の一部でマザーボードのBIOS設定を変えると4つのコア全てが動作するようになるものがある。しかし元々無効化されていたコアは欠陥があったために無効化されていた訳であり、有効化されたコアは正常動作しない可能性がある。この行為はメーカーの推奨する使用方法から外れる行為であり、上記の行為による機器の故障の場合はメーカーサポートや保証の対象外となる。
- K8プロセッサ
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Athlon 64 X2
- Socket939版 (Discon)
- SocketAM2版、AM2+版のBrisbaneのみ販売中。L2が1MB*2のWindsorはDiscon。
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Turion X2
- Lion以外はほぼDiscon。組み込み向けのシングルコアTurionは一応販売中。
- Turion X2 Ultra
- Sempron X2
- K10プロセッサ
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Phenom (65nm SOI SocketAM2+ 現在はDiscon)
- Phenom 9x00(TLBエラッタ有り)
- Phenom 8x00(Phenom 9x00の1コア無効化版)
- PhenomX4 9x50(PhenomX4 9x00のTLBエラッタ修正版)
- PhenomX3 8x00(PhenomX4 9x50の1コア無効化版)
- AthlonX2 7x50(PhenomX4 9x50の2コア無効化版)
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Phenom Ⅱ(45nm SOI SocketAM3)
- Phenom II X6 10xx
- Phenom II X4 9x5
- Phenom II X4 920及び940BEはAM2+版、910はAM3版。
- Phenom II X4 8xx(Phenom II X4 9x5のL3キャッシュの一部無効化版)
- Phenom II X3 7xx(Phenom II X4 9x5の1コア無効化版)
- Phenom II X2 5xx(Phenom II X4 9x5の2コア無効化版)
- Athlon II X4(Phenom IIベースでL3キャッシュを省略した設計のもの)
- Athlon II X3(Athlon II X4の1コア無効化版)
- Athlon II X2(ネイティブデュアルコアであり、Athlon II X4の2コア無効化版ではない)
エンタープライズ/エンスー向けCPU
米AMDに提示されている最新のモデルナンバー表は既に4Core製品群のみとなっている。モデルナンバーの千の位は同時にマザーボード上に乗っけられるCPU数を意味する(8431なら8CPUまで)。百の位は今のところ6コアであるか否かを示す。下二桁にも一応規則性はある。
なおOpteronに関してはTDP(熱設計消費電力)ではなくACP(Average CPU Power 実際に使用した場合の平均的な消費電力)を消費電力の指標としている。
- K10(K8系の在庫自体は探せばまだある)
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Opteron
- Opteron 84xx(6コア)
- Opteron 83xx(4コア)
- Opteron 24xx(6コア)
- Opteron 23xx(4コア)
- Opteron 13xx(4コア)
チップセット
- AMD 600 シリーズ (Discon)
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AMD 700 シリーズ
- 740G
- 770
- 780G/V
- 790X/FX/GX
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AMD 800 シリーズ
グラフィック
元々は独自のチップにより映像処理を行っていたが、ATIの買収以降はグラフィックチップにRADEONを採用するようになる。また、2010年8月にATIブランドの廃止を宣言。10月よりAMDブランドとしてRADEONの新作「HD6000」シリーズが発売されたことによりATIブランドはなくなった。
- RADEON HD5000 以前のシリーズ
- → ATIを参照
- RADEON HD6000シリーズ
- 2010年10月から発売されているDirectX11対応GPU。HD5000シリーズと同じく40nmプロセスで製造され、シェーダユニットとテクスチャユニットの数と消費電力が下がっている。しかし、前世代の同じナンバリングルールに基づいた製品(HD5850→HD6850)と比べると、ややパワーダウンしている
- 動画再生支援機能は「UVD3.0」に、映像出力規格は「DisplayPort 1.2」と「HDMI 1.4」に対応し、いずれも最新機能を搭載している。
過去に発売されていた主な製品群
- Am386
- Am486
- Am5x86
- K5プロセッサ
- K6プロセッサ
-
k6-2
-
K6-III
- Athlon
- duron
QuadFX → ### 無かったことにされました ###
関連商品
関連項目・外部リンク