BETAとは、マブラヴ アンリミテッド及びマブラヴ オルタネイティヴにて登場する地球外生命体である。
その他のベータ記事については→βを参照
『人類に敵対的な地球外起源種』の事で
Beings of the
Extra
Terrestrial origin which is
Adversary of human race
の頭文字を取った、マブラヴ世界における『人類に敵対的な地球外起源種』の一般的な略称である。
真空や深海下においても生存及び活動を行えるほどの生命力を持ち、『ハイヴ』と呼ばれる巣から無尽蔵に湧き出し、その物量で持って人類を圧倒する。
また、人類側の攻撃に対しても柔軟な適応能力を持ち、地球に落着したハイヴとBETAに対して人類は航空機による攻撃を敢行したが、光線級と重光線級の出現により人類側の航空戦力は無用の長物と化した。
地球に到達して以来、特に高性能コンピューターを搭載した兵器及び機械を優先して攻撃する習性がある。具体的には
歩兵<高機動車 装甲車<戦車 砲弾<ミサイル (脅威度)
などである。また、偵察や拠点防衛用の無人兵器についても、搭載コンピューターの能力が高ければ高いほど優先的に攻撃する。
特に有人兵器(戦術機)は脅威度がほぼ最上位にランクインしているらしく、最優先で攻撃してくる。
BETAの各種類には生物学的に共通する部分や器官は見当たらず、人類側は純粋に外見から種類を判別している。
以下で解説するBETAの種類はマブラヴオルタネイティヴ本編開始時において確認された、脅威度の高い順に羅列したものである。
会話では主に俗称は使わず、「○○級」と呼ぶ。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Luxcius:Duo oculus 光るもの:ふたつの目 |
ルクス Lux |
1.2 | 1.6 | 3.0 |
俊敏だが防御力はほとんどなく、36mm砲で十分対処てきる。高度1万mの空間飛翔体に対し
有効射程距離(30km)に入った瞬間、確実に撃破するほどの精度と威力を持つレーザーを放つ。
それでいて、決して味方誤射(フレンドリファイア)はしない。照射インターバルは約12秒。
下記の重光線級と併せてレーザー属種と呼ばれる。
『全高3m程の小型のヤツですら、380km離れた高度1万mの飛翔体を的確に捕捉し、30km以内の進入を許さない』
なお、30kmというのは地球の丸みの関係でそうなっているだけで、地球が平面&障害物が何もない場合、有効射程は半径2~300kmとなる
光線級の原種は資源打ち出しや岩盤溶解作業などを担当するBETA。
中ソ連合の航空作戦や爆撃に対処するため、光線級の原種が対空任務に転用され、光線級と重光線級に進化した。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) (放熱翼を除く) |
全高(m) (放熱翼を除く) |
| Magnus luxcius:Unioculus 巨大な光るもの:ひとつの目 |
マグヌス ルクス Magnus lux |
15 | 11 | 21 |
動作は緩慢だが照射粘膜(黒い目の様に見える部位)以外の防御力は比較的高く、120mm砲が有効とされる。レーザーは天候による減衰を期待できないほど出力が高く、高度500mで低空飛行する標的に対しても約100km以上の有効射程距離を持つ上に、決して味方誤射はしない。
弱点である照射粘膜には瞼のような保護膜があり、相当な強度がある。
照射インターバルは約36秒。
光線級と併せてレーザー属種と呼ばれる。
製造にかかる一体あたりのG元素消費量は高く、BETAとしては量産に向かない。こちらも、有効射程100km以上というのは地球の丸みの関係でそうなっているだけで、地球が平面&障害物が何もない場合、有効射程は1000kmオーバーとなる。(BETAがどのような方法、基準を使って敵を認識しているのかわかっていないが、「今の所」衛星などは落とされていない。言ってみれば「BETAの気分次第」といっていいのかもしれない)
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Rrabidusius:Bracchium acutas 獰猛なもの:尖った腕 |
メデューム Medium |
19 | 28 | 12 |
修正モース硬度15以上(ダイヤモンドは修正モース硬度15)の二対の前腕を最大の武器とする近接格闘の能力が高い。前腕を広げた状態の最大全幅は約39mであるが、それだけのサイズであるにもかかわらず俊敏であり、定常円旋回能力も高い。
防御力や対人探知能力にも優れる、BETA戦力の中核をなす種。
攻撃用の前腕はダイヤモンド以上の硬度とともにカーボネードを凌駕する靭性を併せ持つ。
ヨーロッパ方面での通称は「タコ助」。 だが顔に見えるのは尾節であり、歯を食いしばった口に見える部分は感覚器に過ぎない。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Impetusis:Arma duras 突進するもの:尖った鎧 |
ルイタウラ Ruitare |
18 | 17 | 16 |
前面に頑強(修正モース硬度15以上)な装甲殻を持ち、確認されている8種のうちで最大の防御力を誇る。ただし無敵ではなく、36㎜の一点集中攻撃や、120㎜砲の連続攻撃で前面装甲を貫通することは可能といわれている。
前面装甲殻を武器とした衝角突撃戦術の破壊力は強大で、要撃級の一撃などとは比較にならない。直線移動の最高速は約170km/hに達する。
ただし機動制御能力、特に旋回能力は低く、対人探知能力も8種のうちで最低。
装甲殻を持たない後方は36mm砲でも有効である。
ハイヴ内など、制限された空間では最大の脅威となるBETAである。
実は双頭。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Pergrandium:tria corpus 巨大なもの:三つの胴体 |
グラヴィス Gravis |
52 | 37 | 66 |
物語当初で確認されている8種のうちの最大種。
動作は比較的緩慢であり、対人探知能力も高くはないが、防御力は高い。
120mm砲もしくは近接戦闘で、三胴構造各部の結合部を狙うのが効果的とされる。
攻撃力は高く、10本の脚による打撃は要撃級のそれに勝るとも劣らないうえ、先端が鋭くなっているため踏みつけられると戦術機といえど串刺しとなる。
また、尾節には全長約50mの触手が収められており、その先端にはかぎ爪状の衝角(修正モース硬度15以上)がある。この触手を器用に振り回して攻撃してくるため、側方・後方にも死角は存在しなくなっている。この衝角が何かに激突すると強酸性溶解液が分泌されて、たとえ戦術機であっても溶かしてしまう。
体内からBETA小型種が現れることがある。光線級なら6体搭載可能とされている。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Manderium:Ungulam crus 噛みつくもの:蹄がある足 |
エクウス ペディス Equus pedis |
4.4 | 1.9 | 2.8 |
小型種の一種。
対人探知能力は極めて高く、機動力も高い。最大速度は約80km/h。
36mm砲が有効で、歩兵の重機関銃でも対処可能である。
強力な顎を持ち、戦術機装甲すら噛み砕く。
もっとも多くの衛士を食い殺しているBETAである。
その学術名の意味は「蹄のある脚を持つ噛みつくもの」。
硫黄に似た独特の臭気を持つ。また、その体液は金属臭がする。
纏わり付かれると巨大な兵器すら容易く噛み砕かれてしまう。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Agitisis:Naris protix 俊敏なもの:長い鼻 |
バルルス ナリス Barrus naris |
1.7 | 1.5 | 2.5 |
小型種の一種で対人探知能力は極めて高い。戦術機にとって驚異ではなく、拳銃やライフルの攻撃が十分に効果的であるが、俊敏なため照準が容易ではない。また、象の鼻のような腕は、人間の頭を容易に引き抜くくらいの力があるといわれている。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| Venarius:Caput grande 狩りをするもの:大きな頭 |
ヴェナトル Venator |
1.2 | 1.4 | 2.3 |
みんなのトラウマ。マブラヴで画像検索すると衝撃的な画像と共に、いの一番に現れるので注意。(セーフサーチOFF時のみ)
小型種の1種にして既知の8種中最小の種。だが対人探知能力は最も高い。
腕力は人間の数倍だが、機械化強化歩兵ならば余裕を持って対処できる相手である。
戦闘中に捕獲もしくは捕食した人類を再利用して作られた新種のBETAである。
ここから下は、マブラヴオルタネイティブ本編ラストで判明する情報が記載されています。閲覧したい場合はドラッグさせてご覧ください。
BETAを生み出した知的生命体で珪素系生物であることが判っている。
BETAは炭素系生物なので、厳密に言えば創造主はBETAとは言えない。
宇宙のどこに存在するのか、そもそもまだ存在しているのかは不明。
上位存在と自称するオリジナルハイヴの中央部、4つの大広間に囲まれた空間に存在する超大型反応炉。戦略呼称は「あ号標的」で、「コア」とも呼ばれる。各ハイヴの頭脳級(反応炉)と通信を行い、BETAにとっての災害(人類の抵抗)に対して対処行動を決定する。
重頭脳級(上位存在)に対し、その他のBETAは「存在」と呼ばれる。
「人間(人類)」を生物として認識していない。彼らを作り出した「創造主」と呼ばれる知的生命体が珪素系生物であり、炭素系生命体である人類を「生命体」として認識していないからだとされている。BETAは炭素系生物(BETA自身を含む)を生命体と認めず、創造主のような珪素系生物のみを生命体と見なす。
この宇宙に1037もの重頭脳級(上位存在)が存在するとされている(後述)。
反応炉と呼ばれていた、各ハイヴの大広間に存在する人類側のハイヴ攻略に於ける最終目標である。BETAの活動エネルギー生成、捕獲した炭素系生命(人間など)の生命維持活動、重頭脳級(上位存在)との相互通信などを行う。
| 学術名 | 俗称 | 全長(m) | 全幅(m) | 全高(m) |
| 未確認種なので未同定 | メガワーム Megaworm |
1800 | 176 | 176 |
桜花作戦遂行中に現れた胴体直径170mの巨大なBETA。要塞級を含む多数のBETAを体内からはき出す。
音紋解析によると、BETAが大深度地下を侵攻してくる際にはこのBETAが動いているらしいことが判明した。
未確認大型種が正式名称(君のぞらじお 第69回 アージュニュースの時間の時間(3)より)で、アージュ開発部では列車(トレイン)級、空母(キャリアー)級などと呼称されていたが、『Operation Lunatic-Dawn:Base521』より母艦(キャリアー)級が正式名称となった。
尚、母艦級の命名は桜花作戦以降の話で、それ以前は変わらず未確認大型種と呼称する。
オリジナルハイヴの大広間と上位存在のブロックを結ぶ横坑の両端に存在する大型隔壁。その開口部は凄乃皇四型(約180m)が余裕で通行可能であるほど巨大である。
BETAの一種ではあるが、攻撃力や思考力は皆無であり、どちらかというと生体組織に近い。
脳と呼ばれるゲート開閉制御部位には高圧電流が流れている。
門級の名称は『アゲくのはて』より。本編ではただ「隔壁」と呼ばれている。
その正体はあえて言うとすれば『"創造主"である珪素生命体が生み出した、資源採掘用の有機式作業機械』
過去、オルタネイティヴ2の成果によって7種のBETAが確認・分類・識別されるようになったが、月やユーラシアの各戦線から回収された断片標本からは他にも多くの未確認種が存在することが推測されている。
重頭脳級(あ号標的)と接触した際、その口から「全宇宙に自分と同じ存在が1037(例:1兆は1012)は存在する」と語られている。
これが真実で、その数値が全BETAではなく重頭脳級のような「上位存在」の数を指すのであれば、実際のBETAの総数はさらに8桁以上跳ね上がると推測される。
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最終更新:2025/12/30(火) 03:00
最終更新:2025/12/30(火) 02:00
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