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 hTC とは、台湾の台北市を拠点としてスマートフォンやPDAを世界中で発売しているメーカーである。
中国語表記では宏達国際電子股份有限公司、英語表記ではHTC Corporation。
 なお、「h」TCは誤字ではなく公式のロゴから。文章などでは大文字か小文字で統一して表記されることが多い。

 昔は「ハイ・テック・コンピューター・コーポレーション(High Tech Computer Corporation)」と名乗っていた。

概要

 設立は1997年と、電子機器メーカーとしては比較的若い会社である。

 当初はWindows Mobile(以下WM)を中心としたスマートフォンを主に製造していたが、GoogleがAndroidを世に送り出してからはAndroid搭載スマートフォンを中心に開発している。

 世界初のAndroid端末である『HTC Dream』を開発したり、AndroidのリファレンスモデルであるNexusシリーズの初代、『Nexus One』のハードウェア開発に抜擢されたりするなど、スマートフォンメーカーとしての実績には確かなものがある。

 2015年にValve社と共同でSteamVRに対応したHMD「HTC Vive」を発表。2016年2月に正式版が発表され、同年4月には日本でも発売された。

国内展開

 日本法人はHTC Nippon株式会社。
 docomo、au、SoftBank、ワイモバイル(旧イー・モバイル)への製品提供実績がある。

 日本市場にはWM搭載スマートフォンのメーカーとして2006年から参戦。WMだけでなく日本初のAndroidスマートフォン『HT-03A』を販売するなど日本のスマートフォン市場のスタートを飾ったが、当時のWMのもっさり具合やAndroidの認知度の低さ、そしてフィーチャーフォン全盛で国内メーカーが圧倒的優位だったこともあって、マニア向けメーカーのように扱われてしまい苦戦を強いられることとなる。

 しかし、Nexus One系統であるDesireシリーズがSoftBankから発売されると状況は変化。Androidそのものが少しずつ有名になってきたこともあるが、何よりも群を抜いたスペックと安定感に魅了される人が増えることとなる。そして『Desire HD』が発売された頃にはスペック志向のユーザーを中心に高い評価を得ていた。

 その後auに活躍の場を移し、2011年4月に『EVO WiMAX』(ISW11HT)を発売。これは2010年6月に米Sprintから販売された端末であり、実に10ヶ月遅れとなる日本市場投入であった。にも関わらず、同時期に発売されていた国内機種に比べチューニングの差等から安定感と操作感では同等どころかそれ以上の性能を発揮していた。
 更に同年10月にはハイスペック端末である『EVO 3D』(ISW12HT)を投入。ハイスペックなグローバルモデルを投入するメーカーとして一定の人気を得た。

 しかし、日本のユーザーは「おサイフケータイ」「赤外線」「ワンセグ」「防水機能」といった所謂ガラケー機能を重視する傾向にあり、それは搭載機種と非搭載機種の売上差を見れば明らかであった。グローバルモデルが投げ売りの対象となった現場を見た人も多いだろう。

 そのため、2012年5月25日htcはKDDIのデザインチームと共同でグローバルモデルであるhtc One Sを日本向けにローカライズし、防水を除く主要ガラケー機能を網羅した『HTC J』(ISW13HT)を発売。ガラケー機能を搭載しつつスペックも安定感も高いと評判になり、またau初のAndroid4.0搭載機であることも相まって販売台数を伸ばした。
 これによりガジェットにあまり関心がないユーザーからも「HTCは安定感の高い素晴らしい製品を作る会社」という評価を集めるに至った。

 HTC J以降も『HTC J Butterfly』(HTL21)『INFOBAR A02』(HTX21)等、日本市場に焦点を当てた製品を開発、提供している。

 日本向けスマートフォンの開発だけにとどまらず、CEOのピーター・チョウ氏が来日してKDDI代表取締役社長の田中孝司氏とのトークセッションを開き、その中で日本市場や日本向けのHTC製品について熱く語るなど、日本を重要な市場の一つとして見ていることが伺える。

quietly brilliant

このキャッチコピーは、

『目立つだけでユーザーが望まない機能を実装してド派手に宣伝をするなことはせず、 どうすればユーザーが喜ぶのかを考えて、それを地道に実現し、日々使うソフトウェアやWebサービスの使い勝手の改善に注力する。それによって、人々は自分以外の人にもhTCを勧めるようになり、確かなブランドとして育っていく』

という意味が込められている。

( ;∀;) イイハナシダナー

製品

スマートフォン

日本で正規発売されたhtc製Androidスマートフォン

NTTドコモ

  • Magic -  HT-03A
  •  日本初のAndroid搭載端末。docomo PRO seriesに属する。

KDDI

  • EVO WiMAX - ISW11HT
  •  日本初のWiMAX搭載スマホ。高速テザリングがキャリア公認で可能ということもあり評判が高かった。
     バッテリーカバーの下は赤色で統一されており、こちらはAriaとは違い見える部分にも一部赤が使われている。
     SIMカード非対応機種であり、その点を残念がる人もいた。
  • EVO 3D - ISW12HT
  •  ISW11HTの改良型機。3D表示対応液晶とデュアルコアCPU、3D撮影対応デュアルカメラを搭載したハイスペック端末。
     こちらもSIMカード非対応。
  • HTC J - ISW13HT
  •  HTC初のFeliCa(おサイフケータイ)、ワンセグ、赤外線通信を搭載した日本オリジナルの端末。
     ベースはHTC One SでWiMAXも搭載。前回の反省かどうかは分からないが、今度はSIMカード対応。
     ちなみに公式発表では防水仕様ではないが、実は防水仕様だったのでは?という説が浮上している。→ソース
  • HTC J butterfly - HTL21
  •  ISW13HTの後継機種。今度はWiMAXではなくLTEを採用。発売時点でのOSバージョンは4.1。
     液晶には5インチのSuper LCD3を採用。フルHD(1080×1920pixel)と超高解像度になっている。
     ISW13HTでは未対応だった防水にも対応し(IPX5等級)、ガラケー機能が網羅された。
  • INFOBAR A02 - HTX21
  •  INFOBARブランドのスマートフォンシリーズ第3号機。au 4G LTE対応機。ベースモデルは無く、完全新規設計で、フレームはアルミニウム製。OSは4.1。液晶は4.7インチ、解像度1280×720pixelのCG-Silicon TFT液晶を採用。
    防水(IPX5/7)、および防塵(IP5X)に対応。 UIはiida UI 2.0を採用している。
    ワンセグやFeliCa、赤外線通信等にも対応。 
  • HTC J One - HTL22
  •  HTL21の後継機種。OSのバージョンは4.1.2。2月に海外市場向けに発売された「HTC One」をベースに、
     FeliCa、ワンセグ、赤外線通信等を搭載した日本オリジナル仕様機。
     ボディはアルミニウム製で、ベース機とは違いmicroSDカードの使用が可能。
     CPUは1.7GHzクアッドコア、RAMは2GB、ストレージは32GB。LTEは下り100Mbps通信対応。
     HTL21とは違い、防水防塵仕様ではないので注意。
  • HTC J butterfly(2代目) - HTL23
  •  HTL22(間接的にはHTL21)の後継機種。HTL22とは異なり、HTL21系統の国内オリジナル路線の機種で、ワンセグ/フルセグ、Felica/NFC、赤外線通信などに対応し、今回は防水・防塵対応となる。OSのバージョンは4.4.2→4.4.4。CPUは2.5GHzクアッドコア、RAMは2GB、ストレージは32GB。ディスプレイは5.0インチFHD Super LCD 3。LTEは下り最大150Mbps通信(2GHz帯およびCA)に対応するほか、新たに下り最大110MbpsのWiMAX2+にも対応。カメラは13MP。HTC初のハイレゾ音質対応もポイント。
  •  全体としては、HTL21を時代に合わせて大幅強化した形である。
  • HTC J butterfly(3代目) - HTV31
  •  HTL23の後継機種。基本の機能はHTL23のものを引き継いでいる。型番から分かる通り、シリーズ初のVoLTE対応機。OSのバージョンは5.0。CPUは2.0GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコアのオクタコア、RAMは3GB。ディスプレイは5.2インチWQHDになっている。LTEは下り最大225Mbps、WiMAX2+は下り最大220Mbps。カメラは20MPで、デュオカメラ。
  •  HTL23を、VoLTEを中心にさらに強化した形である。
  • HTC 10 - HTV32
  •  HTL22(間接的にはHTV31)の後継機種。2016年3月に海外市場向けに発表された「HTC 10」をベースに、au向けアプリがプリインストールされているが、FeliCa、ワンセグ/フルセグ、防水といった国内向け機能は非搭載となっている。
     OSのバージョンは6.0。CPUは2.2GHzデュアルコア+1.6GHzデュアルコアのクアッドコア、RAMは4GB、ストレージは32GB。ディスプレイは5.2インチWQHD Super LCD 3。LTEは下り最大370Mbps通信(LTE 2GHz帯とWiMAX2+を組み合わせた3CC CAに対応)に対応。カメラはアウト(12MP)・インカメラ(5MP)共に光学式手ブレ補正を搭載し、アウトカメラ側にレーザーAFを搭載。USB Type-C端子を搭載し、au初のハイレゾ音源対応イヤホンを同梱している。

ソフトバンク

  • Desire - X06HT
     Nexus OneをHTCが自社ブランド製品としてカスタマイズした端末。
  • Desire II - X06HTII
  •  Desireのマイナーチェンジ版。ディスプレイを有機ELからTFT液晶(Super LCD)に変更した端末。
  • Desire HD - 001HT ソフトバンク
  •  通称DHD。3.7inchだった液晶が4.3inchと大型化。また、本体下部の物理キーは全てタッチキーに変更された。
     最初期ユーザーからの評価がとても高い。

ワイモバイル(旧:イーモバイル)

  • Aria - S31HT
  •  液晶のサイズが3.2インチと、掌の中に収まるサイズの小型端末。
  •  表面からは分からないがバッテリーカバーの下はバッテリーも含め黄色で統一されている。

HTC直販SIMフリー機

  • Desire EYE
    Android 5.1搭載。2015年10月発売。CPUはMSM8974 2.3GHzクアッドコアを採用。
    防水・防塵にも対応。充電はクイックチャージ2.0(急速充電2)に対応しており、対応充電器を使用すればこれまでの急速充電器を大きく凌駕する超急速充電が可能。
    カメラは前面・背面ともに1300万画素で、iPhone6等と同じくデュアルフラッシュを搭載している。
    実勢価格は5万円台前半。
    LTE対応周波数バンドは1・3・8・19・28。3G(W-CDMA)対応バンドは1・8・9・19。
  • Desire 626
    Android 5.1搭載。2015年10月発売。CPUはMSM8916 1.2GHz クアッドコアを採用。
    こちらはEYEと異なり防水防塵・クイックチャージ2.0非対応のほか、インカメラが500万画素にダウンしている。
    実勢価格は2万円台後半。
    対応周波数バンドはEYEと同じ。

タブレット端末

Google Nexusシリーズ

  • Nexus 9
    2014年11月発売。HTCにおけるNexusブランド初のタブレット端末。
    OSのバージョンは5.0。CPUは64bit対応2.3GHzデュアルコア、RAMは2GB、ストレージは16GBまたは32GB。ディスプレイは8.9インチQXGA IPS液晶。それぞれWi-FiモデルとLTE対応モデルが用意され、カラーはブラックとホワイトの2種類。ただし、LTE対応モデルは32GB ROMでカラーはブラックのみとなる。
    LTEモデルにおける対応周波数バンドはFDD-B12/B13/B17/B19/B26/B5/B4/B3/B2/B25/B1/B7, TDD-B41。3G(W-CDMA)対応バンドは850/900/AWS/1900/2100MHz。

HMD

  • HTC Vive
    HTCとValve社が共同開発したバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)。2016年4月発売。同カテゴリとしてはOculus RiftやPlayStation VRと競合する。
    Oculus Riftと比較して、位置トラッキング方式にLighthouse(付属のベースステーションを2か所違う位置に設置する)を利用したことでトラッキング範囲が最大4.5×4.5mと広く、天井から床までをカバー。推奨PCスペックはCPUとGPU共にOculus Riftと同等だが、それ以外は低く抑えられていることも特長となっている。
    直販価格は11万1999円(税別)。

関連項目

  • Android
  • Google
  • 台湾
  • スマートフォン
  • タブレットPC
  • PDA
  • 携帯電話
  • 携帯電話関連記事の一覧
  • 電機メーカーの一覧
  • NTTドコモ
  • ソフトバンクモバイル
  • KDDI(au)
  • ワイモバイル
  • Valve

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