Inscryptionとは、『Inscryption』の世界でかつて販売されていたトレーディングカードゲームである。
ゲームクリア・・・?
小屋の中で謎の人物とのカードバトルに勝利したプレイヤー。すると謎の声とともに画面が乱れ、見知らぬ男性の映像が表示される。映像には、ラッキー・カーダーと名乗る人物がカードを開封する様子が収録されていた。
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| ガレージセールで購入したInscryptionのパックを開封するラッキー・カーダー。 |
動画は編集前のものなのか、グリーンバックの背景に編集点もそのままになっている。どうやらラッキー・カーダーはカード開封動画を投稿するYouTuber的な人らしい。3つ目の映像では、プレイヤーがこれまで遊んできた『Inscryption』がカードゲームとして登場する。
カードゲーム版Inscryptionは古いシリーズのようで、1セットだけ販売されたあと何故か製造が終了し、今はヴィンテージ物として流通しているという。あとレアカードのマンティスゴッドは200ドルするらしい。
カーダーが開けようとした2つ目のカードパックには、既に開封された形跡があった。パックの中には緯度と経度を記したカードが入っており、自宅の近くだと気づいたカーダーはカードの示す場所に向かうことにした。
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| 森の中で掘り出したフロッピーディスク。 |
カメラ片手に森に入るラッキー・カーダー。途中でカメラのバッテリーが切れるというアクシデント(?)に見舞われるものの、カードの地点にたどり着いた。
地面を掘ると、そこには『Inscryption』と記されたフロッピーディスクが。カーダーはそのディスクを持ち帰り、わざわざディスクドライブを購入して中身を確かめることにした。
"Okay. Time to figure out what's on this thing."
どこかで聞いたような?
映像を終了すると、画面は再び謎の人物の世界へ。謎の人物は勝利したプレイヤーを祝い、記念カードを作って写真を撮る。するとプレイヤーは再びゲームのスタート地点に戻されるのだった……。
デジタル版『Inscryption』
ラッキー・カーダーはゲームの公式サイトや販売サイトで視聴できる紹介映像に登場しているため、プレイする前からその存在を知ることはできる。ちなみにPC画面を模した公式サイトは彼のパソコンを元にしているようで、前述の収録映像やメールボックスを見ることができる。
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| 一瞬だけ表示される「REC」の文字。 |
ゲーム内の映像から、プレイヤーがこれまで遊んできた『Inscryption』がラッキー・カーダーによって掘り出されたものであるということ、さらに『Inscryption』をカメラで直撮りしながら実際にプレイしているのはカーダーだったということが分かる。
これ以降はゲームをクリアしても記念カードを作って写真を撮る流れになり、その度に新しい挑戦者としてゲームが再び始まる。
このループから脱出することはできるのか? カードゲーム版のInscryptionと森に埋められていたフロッピー版『Inscryption』の関係とは? その謎を解き明かすべく、我々ラッキー・カーダーはアマゾンの奥地へ『Inscryption』をプレイすることにした……。
レシー
小屋の中でプレイヤーとカードバトルの相手をしてくれる謎の人物。最終戦の前や失敗作のスライムなどからこの名前を聞くことができる。
カードバトルに負けて蝋燭の火を全て失うか、最終戦に勝利するとプレイヤーのカードを作り写真を撮影する。プレイヤーがカメラを使おうとしてもフィルムがないため何も起こらないが、彼に撮られるとゲームがリセットされ、始めからやり直すことになる。
レシーが演じてくれるキャラ
- 探鉱者
- 1面のボス。イヤッハー!1ラウンド目終了時にプレイヤーのカードを黄金の皮に変えてくるギミックが強力なので、倒すとカードがもらえる運搬ロバを早めに狙いたい。マップでは黄金の皮を当てるゲームを持ちかけてくる。
- 釣り人
- 2面のボス。釣り針でプレイヤーの出したカードを自分の場に引き込んでくる。2ラウンド目のバケツには注意。
- 罠猟師&皮商人
- 3面のボス。マップでは入手した歯を罠猟師のマスで皮のカードと交換し、皮商人のマスで皮のカードを別のカードと交換してくれる。
- 木彫り師
- マップのマスに止まるとトーテムをもらえる。
- 菌学者
- 辺境で研究しているという二人組(?)。2枚持っているカードを合体強化してくれる。
特別なカード
喋るカード
小屋の中にいるのは、プレイヤーとレシーだけではない。カードの中にはいくつかプレイヤーに話しかけてくるものがある。彼らは小屋から脱出するため、プレイヤーにいろいろ教えてくれる。彼らはお互いのこと、そしてレシーのことを知っているようだ。
死のカード
前述のカードバトルに敗れた際に、レシーが作るカード。プレイヤーの形見としてデッキ内のカードからステータスと能力を引き継ぐ。名前は自由に入力することができ、再プレイするとこのカードが入手できる場合がある。
最終戦では死のカードとは別に、似たような誰かのカードが登場する。カード入手マスでも出現することがあるが、彼らは一体何者なのだろう?
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