MOD

MODとは、

• modulo(～を法とする)の略。 合同式で用いる。
• プログラミングなどで「割った余り」を表す。

  (ex. int ret = 10 % 5;)
  

• 音楽ファイルのフォーマットの一種。メガデモ界隈などでよく使われ、独特の音にファンも多い。MOD系の音楽ソフトとしてはModPlug TrackerやRenoiseなどがある。
• Modficationの略で、既存PCゲームの内容を改変したり要素を追加し作成されたゲームの事である。本項ではこちらについて記述する。

概要

  導入することによって、そのゲームソフトのバランス調整や画像、モデルを差し替えたり、グラフィックエンジン、物理エンジンなどの基本システムを用いて、本編とは別のシナリオやグラフィック、モデル、システムのゲームを楽しむことができるユーザー製のファイル、及びそれを適用したゲームである。元々は、よりリアルな銃器・迷彩パターン・銃声・砲声を得ることを目的にファイルの差し替えから始まったが、現在ではゲーム側でも最初からMODも適用できることを前提とした作りの物も多く、中にはデベロッパーがMOD制作用にツールを提供しているところもある。
  ニコ厨的には「改造マリオ」と言えばよりわかり易いと思われる。ただしコンシューマゲームの場合は「ハックロム」と呼ばれる（やってる事は同じ）。
　また、その完成度によっては製品として販売される物すら存在する。

"パッチ"との違い

　パッチもMODも元のデータに改変を加えるものであり、MODも広義的にはパッチの一種ではあるが、PCゲームでは原作者以外が改変する為に配布するものを特にMODと呼び分ける。例えば、原作者がバージョンアップで行った程度の難易度調整などでも外部者が行うだけで立派なMODである。
　しかしかなり曖昧な部分もあり、バグを修正する程度の物なら有志製作でも「有志パッチ」等と呼ばれる場合もある。

日本製ゲームでのMOD

　MODを使用できる大半の部分が洋ゲーであり、日本製品でのゲームではMODはほとんど見られない。

ゲーム開発者でのインタビュー記事の回答としては
「面白いと思ってるし，やりたいけど，サポートが大混乱する」
というのが導入に関して二の足を踏ませている要因のようだ。

海外では「自分が自分で入れたデータなんだから自分で責任を取る」というのがMODの大前提として存在しているが、日本の場合、そもそもMODというものになじみがなく、メーカーサポートに責任を求めるような動きをする人が多いようだ。

上記のような理由により、信長の野望シリーズや大戦略など、一部のゲームにしか改変機能が実装されていない。
また、それも範囲が限定的であることがほとんどである。
（→参考：外部リンク4gamer、中段「MODへの可能性と，問題点」より
http://www.4gamer.net/games/081/G008143/20100103001/index_2.html）

関連動画

関連商品

 

関連項目

MODベースとしてよく用いられるゲーム

• DOOM
• HALF-LIFE
• HALF-LIFE2
• Sourceエンジン
• WarCraft3
• The Elder Scrolls IV: Oblivion
• Unreal

ニコニコ大百科に記事のあるMOD、及びMOD出身ゲーム

• AsukaHack
• GMOD
• カウンターストライク
• FHSW
• KillingFloor
• RedOrchestra
• rFactor
• Trailofwings