概要
戦闘は敵に対しての破壊、殺傷を目的とした行為で、互いの戦闘力を競い合う物である。
戦闘の主な目的は敵の職滅と征服であり、その行為は人間の闘争本能からきている。
戦闘を行う場のことを「戦場」といい、陸上や海上、空中などさまざまな場があり、それぞれに適した戦闘法が用いられる。
また、「戦争」は国家間における政治の延長で、自国または同盟国の利益をもたらすことを目的として起こす戦闘の事である。
広義では武器を持っていない1対1での殴り合いの喧嘩や
必ずしも互いの殺傷を目的としない暴動などを戦闘の一種に含める場合もある。
質と量が優れているほうが勝つ?
戦闘は兵器の数や質、兵士の人数・士気・練度が優れているほうが絶対有利…なイメージだが、水や食料、弾薬・燃料は日々消費し続けるため、輸送・医療・整備・修理といった後方支援がなければ十分に力を発揮することはできない。(むしろ半分以上はそういった部隊である)戦闘が30分で終わるなら別だが。
1000人の兵士がいれば、1000人分の水・食料、移動手段が必要になるし、継続的に運ぶ人も必要。
燃料・弾薬・適切な整備が無ければ、最新鋭の兵器もただの鉄屑、置き物に早変わりしてしまう点に留意。もちろん敵の抵抗や妨害もあり順調には行かないため、戦闘以外にも広く長期的な視点や柔軟な対応が必要となる。
もちろん指揮官が無能では、いくら兵器や兵士が優秀でも目も当てられないのは言うまでもない。
フィクションにおける戦闘
戦闘は漫画・アニメ・映画でも大きな見せ場として描かれる場合が多く、いかに爽快で違和感のない展開にするか、その展開へと繋げていくか、人物の個性やスキルをどう生かすかといった作者やスタッフの腕の見せ所といえる。[1]
有名なものにドラゴンボール、進撃の巨人、鋼の錬金術師等がある。
(→戦闘シーン)
数で言えば、1対1、1対多、多数対1、多数対多数といった形式がある。
人数差のあるものは巨大・強大であったり、相対的にインパクトのある相手になりやすい。
一方的に蹂躙する様は「無双」「オーバーキル」「フルボッコ」「バランスブレイカー」
悪い意味では「虐殺」「ジェノサイド」とも呼ばれる。
※ただし映画などの演出では、見栄えのため一部誇張している部分はある。
(実際より威力がありすぎ、吹っ飛びすぎ、派手すぎる爆炎など)
ゲームにおける戦闘
- 自由なプレイヤー操作における移動・行動・攻撃・防御・スキル発動といった選択肢が取られる。
- 倒した敵が落としたものを活用したり、周囲の物品を武器にするものもある。(龍が如くなど)
- 難易度によっては攻撃力・耐久力・攻撃頻度といった要素が相対的に上下する事が多い。
- 2人以上の協力プレイにおいては、単純火力が2倍となるため敵側の耐久性や性能が上がるといった措置がなされる場合も多い。
- 戦闘自体が圧倒的不利な状況になるため、あえて戦闘を避ける作品もある。(メタルギアソリッド等)
- RPGにおいては「エンカウント」(遭遇)からの戦闘となり、ターン制で行動を選択するものも多い。(ドラゴンクエスト等)
- 戦闘によってエリア内の敵を殲滅するごとに前進していくスタイルもある。(ファイナルファイト等)
- かつては「一本道」と言われるように攻略ルートしかなかったものの、現在はオープンワールドなど自由で幅広い侵攻・戦闘といったプレイスタイルが可能となった物も多い。
昔はアイテム選択や設定画面といったいわゆる「ポーズ画面」では時間の止まっているゲームも多かったが、近年は臨場感を出すため背景ではリアルタイムで時間が動いている(敵が迫ってくる・制限時間を消耗してしまう)ゲームも多く、戦闘中に容易に一服したり長考できないようになっている。
一定以上勝負がつかない場合や、ゲーセンなどひとりで延々とプレイされる事態を避けるため、制限時間経過による死亡やダメージ、獲得スコアの激減、サドンデス、倒せない敵の出現といった一定のペナルティが課せられるものが多い。
単語としての戦闘
- 戦闘員、戦闘機、戦闘ヘリコプターといった分類・目的として単語の前につくもの
- 装甲戦闘車両、機動戦闘車、歩兵戦闘車のように単語の途中に含まれるもの
- 森林戦、砂漠戦、情報戦、心理戦といった略語が単語の後ろにつくもの …など様々。
Fight : よく使われるが、長期間・大規模なものは含まない →喧嘩、口喧嘩など
Battle : 特定地域において、大規模、決着をつける →戦争、××の戦い[2]
Combat : 統率の取れたもの、悪いものを除去・阻止する →戦闘、××の撲滅(伝染病など)
Warfare:戦争の種類・状況・戦闘行為・軍事行動・武力衝突
War:戦争自体
War>battle>=combat>>>fight(規模)
(例)銃撃戦:Gunfight、戦場:Battlefield、森林戦:Jungle warfareなど。
でも戦闘機はFighter、装甲戦闘車両(AFV)は Armoured Fighting Vehicleを使う。
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関連項目
脚注
- *展開に伏線やフォローもなく違和感のあるものや、都合よく進み過ぎるものは「ご都合主義」「主人公補正」などと呼ばれ批判される場合もある。
- *「関ヶ原の戦い」の場合は「Battle of Sekigahara」となる。
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