特定、とは
概要
特定とは、「特にそれを決める」などと使われる単語である。
例:「特定の~に見合う」「特定の(物・場所etc)~を見つける」「特定の~は無い」。
定まってない事は「不特定」
例:「不特定多数の~」
人物が誰なのか『特定』することについて
2ch、ニコニコ動画などで『人物を特定する』と言った場合、その人物が運営する、又は、その人物のアカウントが存在するコミュニティサイト等の日記・写真・動画等から、その人物がどこの誰であるか等、個人を特定できる物証を集め、得た情報を公表する事である。
別に『特定』という単語はスラングでもなんでもない普通の単語ではあるが、昔は人物の住所等を特定した場合に「特定しますた」などとよく言われていたものである。
ある人物を探し当てることとなった動機としては、『人物の特定』の対象となる人物が違法行為を行ったことに対する憤慨等があり、手段として警察に通報したり、サイトの運営に通報するなりして、公的に罰せられることを求めず、または求めてもこれが叶わないと判断された場合において、私的制裁を加えようという考えに至ったことや、自分の考えと違うことから、主観的に悪と断定したり、人間関係のトラブルから我慢ならず個人的な私怨を動機として、私的制裁を加えようという考えに至ることもある。
時には某巨大掲示板で有志が集まり、まとめサイトや、ニュースサイトに記事が出来てしまう程の大事になる物もある。
自他問わず、個人情報を公表することはストーカー行為等を助長させる恐れがある為、ネットにおいて匿名で活動していても個人情報や人間関係の扱いに配慮すべきである。
放送など
テレビや事件、告発などで個人が特定されると大きな危険(報復)や不利益がある場合、仮名、擦りガラス越し、モザイク処理、変声、覆面といった手段が講じられる。秘密捜査官や特殊部隊員の顔が隠される場合もある。
特定されないために
特定される側も変な意地やプライド、視聴閲覧数、インスタ映えやリツイート、いいね!に気を取られず、無暗に個人が特定できる情報を投稿・掲載しない、特定できる部分はしっかり加工するといった自衛策も必要。
「顔出ししてないから大丈夫」「ハンドルネームに実名使ってる訳じゃないし」
…といった考えも非常に危険である。
あなたが何気なく投稿した部屋の風景は、あなたを特定する材料が詰まった絶好のネタになってしまう。(窓の外の景色/建物、私服、制服、バッグ、文字、鏡や窓に反射した情報など)
写真でなくとも、「近くの交差点で大きな事故があり、いま事故処理してる」「ファミマがすぐそこにあって助かる」「東の方に××が見えるけど何かあったのかな」などと言えばおのずと絞られてしまうため注意が必要。
珍しいものをを餌として特定する「玄関にクワガタ」や、小さな情報を組み合わせて特定する「モザイクアプローチ」といった手口もある。それぞれ項目参照。
法律関連
プライバシー権は明文化されたものではないものの、憲法によって保証されているという解釈が通例。
憲法第13条の幸福追求権には、人格権としてのプライバシー権が含まれるというもの
憲法判例 1
http://www.gyosei-i.jp/page028.html
基本的人権/幸福追求権参照
日本国憲法
第3章 国民の権利及び義務
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第五章 不法行為 (不法行為による損害賠償)
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
インターネットや携帯電話の掲示板などで誹謗中傷を受けたり、個人情報を掲載されて、個人の権利が侵害されるなどの事案が発生した場合、プロバイダ事業者や掲示板管理者などに対して、これを削除するよう要請しますが、事業者側がこれらを削除したことについて、権利者からの損害賠償の責任を免れるというものです。
また、権利を侵害する情報を発信した者の、情報の開示請求ができることも規定しています。
ニコ動利用規約関連
ニコニコ動画利用規約
http://info.nicovideo.jp/base/rule.html
禁止事項
- 法令に違反する行為及び違反する行為を幇助・勧誘・強制・助長する行為
- 他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
特定を含む項目
※一部は非常に長いので通称等を手前に表記
乗りもの鉄道関係 |
法律
- 特定秘密保護法
- プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)
- チケット不正転売禁止法(特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律)
関連項目
結果 |
子記事
兄弟記事
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