おかゆまさきとは、日本のラジオパーソナリティ、マルチタレントライトノベル作家である。
一般的には男性として知られているがおかゆま さきちゃんと言う名の女の子であると言う説もあり、未だにラジオ出演しているおかゆ まさきはダミーで本物のおかゆま さきちゃんは別に居ると言う主張は根強い。
概要
代表作は二度のアニメ化がされた撲殺天使ドクロちゃんである。
受賞歴は無いが応募作が編集者に目に留まりデビューした。
一般的な小説とは一線を画する破天荒な作風が特徴で、デビュー作の『撲殺天使ドクロちゃん』で多大な衝撃を与えた。
勢いのある会話に次から次へとギャグを盛り込んでいる。劇団員として活動していた経歴を持ち、その経験も作品に活かされていると思われる。
本人曰く本当は『フォーチュン・クエスト』の様な作品が書きたいが、自身にその素養が無い事を認めており、理想と現実のジレンマに苦しんでいる。
『森口織人の陰陽道』の完結後新作の発表はされていないが、うぇぶらじ@電撃文庫やTwitter上で担当編集の口から打ち合わせを行った事が語られているので、そう遠くない内に新作が読めると期待される。
森口織人シリーズの完結から数ヶ月の沈黙を破り、新作『リョードキャッチゼノキュア!ぜのん様である!』が三月に刊行される事が発表された。
自他共に認める所謂いじられキャラであり、編集部や作品関係者からドッキリを仕掛けられる事が多い。その様子は電撃hp誌上やアニメドクロちゃんの特典映像で確認出来る。
ドクロちゃんが二度目のアニメ化が発表された際は、ファンから「おかゆは今回騙されていないんだね」と残念がる声が囁かれたが、後に『千葉紗子のびん・かん! ドクロちゃんねるスーパー』の収録時にドッキリが仕掛けられていた事が判明した(番組の放送時は第二期アニメ化の発表前だった為に当該部分はカットされていた。発表後にノーカット版が改めて放送されている)。
執筆活動に専念する為にある時期を境に作家仲間の集まりに顔を出さなくなり、担当編集の三木副編集長から電撃文庫のはぐれメタルと称される。おかゆを倒すと莫大な経験値が得られるのかは不明。
作家仲間も多数利用しているtwitterを頑なに拒んでおり、うぇぶらじ@電撃文庫では自身をtwitterを利用していないリスナーの代弁者と称していた。しかし2011年5月下旬に何の前触れも無く突如として開始、見事なまでに掌を返しはしゃいでツイートを連発している。
自身をフォローした人をきちんとフォロー返しするなど精力的にファンサービスを行っている。
デビューから長らくメディアワークスでのみ活動をしていたが、2016年には初めて他社より作品を刊行した。同時期に『小説家になろう』への投稿を始めるなど、それまでと違った方面へ手を伸ばしている。またシナリオを専門的に学ぶ為に学校へ通い始めた事もTwitterで発表した。
作品リスト
撲殺天使ドクロちゃん(全十巻)
デビュー作にして代表作であり、OVAとして二度のアニメ化がされている。その他にもゲーム化、二度の漫画化とメディアミックス展開がされた。
詳細は撲殺天使ドクロちゃんの単独記事を参照。
撲殺天使ドクロちゃんです
撲殺天使ドクロちゃんを題材としたとトリビュート作品で、多数の小説家、イラストレーター等が参加している。おかゆは編集者に徹しており、本書に関して新作は書き下ろしていない。
ふたりはなめこじる
電撃hp誌上に掲載された全四回の短期連載(単行本未収録)。
高校の演劇部を舞台にした作品で、途中で演劇の台本が挿入される作りとなっている。
森口織人の陰陽道(全四巻)
ドクロちゃんの完結後に始まった新作。電撃文庫通販でドラマCDが発売された。
イラストはドクロちゃんに引き続きとりしもが担当している。
ゲームで言う別の選択肢を選んだ並行世界を描いた『森口織人の帝王学(原作・おかゆまさき、作画・真田鈴)』が漫画として電撃大王で連載され、全二巻で単行本化されている。
ぜのん様である!
異性と仲良くなりたいと心から願っている苑葉征成と、そんな彼の元に現れた魔王ゼノン=カタストロベリーを中心に物語が紡がれる。
息を吐く間も無く次から次へと激しい勢いでギャグを繰り出してくるのが特徴で、文章の殆どが会話分で構成されている。
誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。
前作ぜのん様より八ヵ月後に刊行された新作。イラスト担当osa。
通称は『もがれる。』。その他にも『だおぼめ』、『もがれるぼくのうで』など、多数の候補が挙がったがインパクトが大きくおかゆをキュンとさせた『もがれる。』が早くに定着した。
表向きは真面目で堅物な委員長でありながら実はメイドをしたい欲望を抑えられない鈴木未翠。そんな彼女の秘密を知ってしまった浮原透はご主人様にさせられ…?
バニッシュ・ドロップス 家出中アイドルをフォローしますか?
2012年4月刊行。イラスト担当前田理想。
電撃MAGAZINEに掲載された短編を大幅に改稿して生み出された作品。
小井戸駆はある日、美少年伊豆島レオに助けられる。意気投合し友情を育む二人だが、実は伊豆島レオは人気アイドルの瑞星リサだった。夏の甘酸っぱい出来事が描かれる青春小説。
俺のペット生活がハーレムに見えるだと?
全二巻。イラスト担当は上下。
電撃文庫MAGAZINE及びうぇぶらじ@電撃文庫との連動作品であり、読者やリスナーから登場人物を募集する企画が行われた。
男子でありながら女子寮であるアクア寮に住む事になってしまった羽生真次郎のペット生活を物語る。
TRPGしたいだけなのにっ! 異端審問ハ ソレヲ許サズ
タイトルにある様にTRPGを題材にしているが、リプレイではなくTRPGをプレイしている様子が小説として書かれている。TRPGのハウトゥ本としての側面を持っていると語っており、『業界初!?テーブルトークRPG“プレイ”小説登場!』と宣伝されている(但し初と言う部分は友野詳から否定されている)。
マルクスちゃん入門。
初めて電撃文庫から離れて、ダッシュエックス文庫より刊行された。イラスト担当あなぽん。
高校二年生にして魔法使いの春川果映が、懸想する間宮碧と結ばれる為にフローレンス・ナイチンゲールを召喚したところ、何故かカール・マルクスが現れて……?
電撃コラボレーション MW号の悲劇
元は電撃hp公式海賊本で行われた企画だが、おかゆのみ電撃hpにて電撃ひとりコラボレーションと銘打って『応答せよ!びんかんサラリーマン』を執筆。
同コラボレーションの単行本化に伴い収録され、正式に組み込まれた。
転生したらトラックだった件 ~魔物を上手に轢(ひ)けるかな? 奴隷エルフ幼女と征く無双ダンプカー異世界スロードライブ~
ひょんな事からトラックになってしまった主人公と、異世界で出会ったエルフの幼女が織り成す珍道中を描くロードムービーである。
『小説家になろう』で主流の異世界転生モノでもある。
異世界魔王の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか
ゴリラの玩具を丸呑みして窒息死した玩具メーカー勤務のサラリーマンが、3日後に勇者ら討伐される魔王として転生して物語は始まる。
タレント活動
作家としては寡作である意味本業よりも目立っているのがラジオパーソナリティを主とした活動である。
撲殺天使ドクロちゃんのアニメ化に伴うラジオ番組への出演を皮切りに、アニメDVD特典映像への顔出し出演、宣伝の為のテレビ出演、関連イベントでの司会業と精力的に活動が行われた。
ドクロちゃんねるで準レギュラーを全うしてから幾つかのゲスト出演を経て、現在はうぇぶらじ@電撃文庫のレギュラーを担当している。
ラジオでは恋愛相談のコーナーが大好物で、リスナーからのメールに食いつき熱心に相談に乗っている。
おかゆまさきがラジオ出演を卒無くこなす為に、「全ての電撃作家がこれを出来るわけではない」、「おかゆ先生を基準にしてはいけない」等と度々ネタにされている。
びん・かん ドクロちゃんねる(全三十六回)
ドクロちゃんのアニメ化に伴って開始されたインターネットラジオ番組で、おかゆは準レギュラーとして全体の約半分に出演。
最初こそ不慣れであったが回数を重ねるにつれ馴染んでいった。
びん・かん ドクロちゃんねるファイヤー(全四十回)
ドクロちゃん第二期アニメ化と共に復活した。第一期と同様におかゆは準レギュラーを務める。共演者からは好意的ではない意味でラジオにこなれてきたと言われている。
アニメのプロモーションが目的であるが出演者の口からDVDの販売には余り貢献しなかったと言われてしまった。
うぇぶらじ@電撃文庫
電撃文庫ファンに向けた電撃文庫編集部により電撃文庫の公式インターネットラジオ番組。
おかゆはレギュラーパーソナリティの一人として活躍している。
第106回を最後に本業が疎かになったので執筆に専念すると言う理由により降板した。
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
- 今週のおかゆ(本人によるブログ)
- ジュースのみ男 フォン おかゆまさき(本人のTwitterアカウント)
- 『小説家になろう』の作者ページ
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