くるっと・おどって・初音ミクとは、ケロロ軍曹ED「くるっと・まわって・いっかいてん」から派生した一連の動画群に付けられるタグである。歌をVOCALOIDに差し替えたものについては「くるっと・うたって・初音ミク」タグが付くこともある。
概要
2007年11月20日、ニコニコ動画に一ッ星ゆづ氏による、初音ミクおよびVOCALOIDファミリーが踊る手描きアニメ「くるっと・おどって・初音ミク」が投稿される。その圧倒的に可愛らしさにランキング1位を獲得。
すぐさま全国のジェバンニが反応し、わずか2日後にはkou-u氏が歌詞をミクVer.に改変した替え歌動画「くるっと・おどって・初音ミク」を上梓。以降の派生動画のタグの方向性も決定づけられる。その後、リクエストに応えてMEIKOとKAITOも参戦した。
一方、みくみくプレイヤー使いでもある歌ってみた職人・デンパカーの人氏が元詞を生かしたミクのフルコーラス動画を投稿。これにより「くるっと・うたって・初音ミク」の素材が出揃う。
さらにその翌日、mackie氏が「KAITOやMEIKOも歌うべき」と合成動画を投稿。これにて「歌って踊れるVOCALOID」が完成された。
バレンタインねんどろいどショック、そして指名手配
さまざまな派生動画を生んだ「くるっと・おどって・初音ミク」現象だったが、2008年になるとある程度ブームも落ち着きを見せていた。しかしこの年のバレンタインデー、2月14日に凄まじい爆弾が投下される。2007年11月に発表した3DPV「ミク☆すた」で「青いの誰?」ことKAITOの知名度向上に貢献した3D職人gragra氏による、「ねんどろいど版」動画である。
CaramellDansenや男女などの旬なネタも交えたこの動画は、その圧倒的なクオリティから「実写?」「ストップモーション?」とまで言われ、youtubeにも輸出されて世界を驚愕させた。また、CGねんどろいどたちの次元違いの質感は、グッドスマイルカンパニーの社長のハートもわしづかみにしてしまい、時報による作者の指名手配事件にまで発展した。詳しくは該当動画の動画記事および、「2008年4月5日午前2時の時報事件」を参照のこと。
2008年上期におけるニコニコ動画屈指の大事件であったと言えよう。
その他の派生動画
これらのくるっと・まわって・いっかいてんブームは主に初音ミク、VOCALOIDを中心に展開されたが、当然ニコニコにひしめく職人たちがこの良曲・良EDに黙っているはずもなく、ねんどろいどネウロをはじめとする数々のハイクオリティな動画が生まれた。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- キグルミ
- ケロロ軍曹
- くるっと・まわって・いっかいてん
- VOCALOID-PV
- 手描きMAD
- 初音ミク3D化計画
- VOCALOID3D化計画
- VOCALOID-PV殿堂入り
- ねんどろいど
- 指名手配
- 2008年4月5日午前2時の時報事件
- ニコニコ動画で話題になった事件・騒動の一覧
- 2月14日
- バレンタインデー
- かぐぁみねリン
- はちゅねミク
- CaramellDansen
- 男女
- 5
- 0pt