とある火術の庭球選手(テニスプレイヤー)とは、松岡修造×とある魔術の禁書目録・とある科学の超電磁砲関連の動画につけられるタグである。
概要
とある火術の庭球選手とは、超能力が研究員たちの火学によって解明された世界。超能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な爆炎都市。
その街に住む高校生・炎上業火のもとに、真っ赤なシスターが現れた。彼女は(アツインデックス)と名乗り、火術師に追われていると言う。こうして、炎上業火は火学と火術の交差する世界へと踏み込んでゆく。
登場人物
炎上 業火(えんじょう ごうか)
爆炎都市の第7学区の学生寮に住む高校1年生。成績はテニスでストレート負けするレベルとあまり良くなく、
クラスメイトから「クラスの三大鬱岡(ネガティブフォース)」と呼ばれている。しかし、とっさの打球の反応や瞬発力は優れており運動神経が悪いわけではないらしい。また学生寮で1人暮らしなので一応料理が出来る。作った料理の食べっぷりがよく、現在某グルメ番組のレポーターを務めている。
口癖が「鬱だ」というほど、自他共に認める鬱岡体質で、大小問わず様々なことでネガティブになる。
そのために爆炎都市に来るまでは大人からも「鬱岡修造」と呼ばれて忌み嫌われていた。しかし現在は見ていたら逆にこっちがポジティブになるとのことでクラスメートから重宝(?)されている。己の鬱岡体質をよく嘆いているが、その割に美食との出会い運だけは良好で、周りから「食いしんぼう属性」と揶揄されたり、呆れられたりすることもたびたび。
アツインデックスと出会った事で火術世界の存在を知り、様々な事件と関わることになる。その中でウィンブルドン正教の計画を次々と阻止してしまい、右手の強大な熱気もあって暗殺命令が出されてしまう。
テニスプレイヤーを救った際、『大蒜(ニンニク)の殺息』の臭いによりそれまでの記憶を失っている。
能力は憂鬱殺し(ネガティブブレイカー)。生まれたときから右手に籠っており、その特性ゆえに、爆炎都市における検査結果では無能力者(レベル0)の烙印を押されている。
憂鬱殺しの効果範囲は右手の手首から先に存在し、あらゆる憂鬱・根暗など、何でもかんでもを打ち消す。ウィンブルドンチャンピオン級の結界であるはずの歩く教会や、現実を思い通りに冷却させる冷凍練成すらあっさりと打ち消している。
今の憂鬱殺しは未完成で本来の力を失っていると「火事の右席・左方のメッラ」が語っている。
天然の能力ではあるが爆炎都市が集めているとはまた違う事や火術などでは説明がつかないと言う事から、その実態は謎に包まれている。
アツインデックス
本作のヒロインの一人。火法名はDelicious443(美味な子羊は強者の空腹を守る)。
ウィンブルドン清教第零聖堂区「絶対無二の教会」に所属するシスター。正式名称は「lIndex-Librorum-ingering summer heat (残暑目録)」。
完全記憶能力によって44万3000冊の火道書の内容を記憶する、人でありながら地上の太陽。その内容は常人が見たら発狂するほど熱血的な物で、世界の温度(温室効果ガス)を換えるほどの威力があり、その内容を狙う追っ手は後を絶たない。そのため、火術絡みの事件の際は、彼女の熱気がもたらす影響力への危惧から、蚊帳の外に置かれることが多々ある。逃亡中にビルから落下し、炎上の部屋のベランダに引っ掛かっていたことから本作の物語は始まる。
炎上に対して不満がピークに達するとテニスボールをぶつける癖がある。冷ごはんを暖める3分間すら我慢できずに自分の熱で暖めるほどの食欲少女で、ただでさえ自分の食費で生活が苦しかった炎上の頭痛の種になっている。シスターという立場から神に誓いを立てているが、食欲に負けたり、食料調達と称して無計画に(バリバリ日本産の)岩魚(ミナラッテ=ミケロ)を釣ったりと、炎上から信仰心を疑われている。性格は熱血だが、直情的で先走りしやすく、さらには面倒臭がりで家事や炊事は一切手伝わない。
脳の85%が火道書の"熱"に侵されており、残り15%で生きていくため年に1回記憶を冷却しなければならないとされていたが、これは彼女と彼女に関わる者達の裏切りを防ぐためにローラが仕組んだ特殊な火術、「火縄」によるもの。
同時にアツインデックス自身の生命及び火縄の危機において自動的に起動し火術の解析・対応術式の発動を行う自動書記(ヨハネのペキン)も仕掛けられていた。憂鬱殺しが火縄に触れたために自動書記が起動。聖ロバートの聖域を発動し、大蒜の殺息を放つが、炎上によって火縄を破壊される。しかしこの際、大蒜の殺息の余波で炎上の記憶は奪われてしまうが彼女自身は炎上のついた嘘を信じているためこのことを知らない。
アチイル=マッグマ
ウィンブルドン清教第零聖堂区「絶対無二の教会」に所属する火術師。火法名はFlame193(我が名が「火炎」である理由をここに証明する)。
身長2m以上の長身で肩まである長髪を炎に染めており、右目の下にバーコードの刺火があるのが特徴。年齢は14歳だが、とても10代には見えないほど大人びており、燃焼臭くタバスコも吸う。「フレイムとタバスコがない世界は地獄」と断言するほどのヘビーカレーで、禁煙の地下鉄車内でも噛みタバスコを噛んでいた。一応、炎父の服を着ているがそのような外見のため、「不良炎父」とよく説明される。前線に乗り出すことも多いが、窓のないビルでアッチスターと直接会見したり、英国にいる時はオーラの秘書ないし側仕えのようなことをするなど、「絶対無二の教会」における具体的な立場は不明。オーラに関しては、アツインデックスの「火縄」の件で不信感を抱いているものの、その後も部下のままでいる。
炎の火術を得意とし、敵を自動燃焼する摂氏3000度の炎の巨人「
かつてのアツインデックスのパートナーで、炎上と同様に記憶消去を回避するために奔走した過去を持つ。上記の炎の火術は彼女を守るために習得したものであり、「稲刈りの王」が拠点防衛に特化しているのもそのためである。そして、彼女の記憶が消される時に交わした約束(アツインデックスが自分のことを燃焼しても、自分は彼のために燃え尽きて死ぬ)を行動理念としている。
漢裂 火織(かんざき かおり)
ウィンブルドン清教第零聖堂区「絶対無二の教会」に所属する女性火術師。火法名はSultry555(蒸し暑い者に応援の手を)。
Sシャツとブレイズが主な服装の長身の火女。年齢は18歳だが、もっと大人びて見られる。術式のために左右非対称のバランスとして、ブレイズの片方は太腿の際どい所まで切断させて露出させ、Sシャツの片方の裾も根元まで切断している(容姿を説明される際には、腰に差した「炎天炎刀」もあり、「ウエスタンホットサムライエール」と書かれる)。御米門には「ひーちん」と呼ばれる。好物は自家製の火干しや蜆茶漬けなどの日本食。
ロンドンでも5本の指に入る凄腕で、世界でも20人ほどしかいない炎人の1人。普段は年下の炎上にまで敬語を使うが、激昂すると口調が柏木さんっぽくなる。真面目な性格で、戦闘や仕事に関しては完全火欠という面が強いが、普段の生活では周りに流されて火往炎往することが多く、氷食類に弱い。
元は火炎式十字凄教の女炎皇(プリメラメラ)として生を受け、神の加護による強運を持つが、それが周りに不運を与えていると考えて女炎皇の地位を辞し、「絶対無二の教会」に加入する。火法名はその過去に由来し、現在の火炎式の基本理念となっている。その後、アッチアの件で火炎式を離れたのは仲間の火を信用しなかった自分の我侭であったと理解し、炎上や火炎式と共にアッチアを爆破し、再び火炎式の女炎皇の座に就く。
戦闘には、2m以上の令刀と呼ばれる日本刀(大太刀)「炎天炎刀」を使った抜刀術「火閃」とワイヤーによる攻撃「炎閃」を主体とする白兵戦を得意とするが、攻撃火術も普通に用いる。ただし、結界のような細かい火術は苦手としている。基本的に炎人なので一般の火術師以上の能力を有すが、100%の力の行使は自爆する恐れがあるため不可能らしい。特に炎人の力を使う火閃は一撃必殺の威力を誇るが、身体に常識では考えられないほどの情熱を与える。それでも、「漢裂に勝てるのは本物の火事様か炎使ぐらいのものだろう」と言われるほどの実力者。
火坂 火元(ひさか ひもと)
本作のヒロインの一人で、外伝『とある火学の
爆炎都市の名門お嬢様学校の静香台中学(シズカダイコチュウガク)に通う14歳。炎上には「火坂」(シリーズ初期には「メラメラ」とも)と呼ばれている。逆に、火坂は炎上のことを「アンタ」や「そこの君だ、そこの君!」と呼び、名前を一度も呼んだことがない。爆炎都市で7人しかいないレベル5の内の1人で第3位。ただし、第1位の一所懸命との実力には絶対的な差がある。
お嬢様学校に通うにもかかわらず自販機への説教でジュースを出したり、「馬耳東風すんなやゴラァァァ!!」などの言動や、スカートの下にはハーフパンツを着用していたり、コンビニでテニマガの立ち読みを楽しんだり、年上の炎上にタメ口をきいたりとその言動は勝ち気で周りからは「全くお嬢様っぽくない」などと言われることもあるが、自分の事情に熱井を巻き込んだことに激怒する、炎上やアツインデックスを援護すべく単身で富士さん部隊を相手取る等、根の部分はお人好し。またコゲ太と言う蛙をモチーフとしたキャラのテニスラケットを使う。
レベル1から数々の練習カリキュラムをこなして今の地位に上り詰めた努力家。そのためか無能力者のはずなのに自分の本気が効かない炎上を敵視し、何かにつけて彼に突っかかってはいつも軽くあしらわれている。
レベル5として築き上げてきた精神と理性を粉砕するほどの恋愛感情を炎上に抱いている。
能力は炎撃使い(バーニングマスター)。同系の頂点に位置している火元は
市街地で能力を使用した際には、街路樹や植木などを焼却させていた。ただし、他の攻撃能力が高いレベル5の者たちと違い、他者を焼き殺す可能性があるような攻撃は行わない。
白井 黒焦(しらい くろこげ)
静香台中学1年で火元の後輩にしてルームメイト。「とある火学の超本気砲」では準主人公の立ち回りをしている。
布地の部分がかなり少ない下着を愛用している(本人曰く、「趣味嗜好と言うより布地が少しでも厚いと体温が上がって能力使用の妨げになるのを防ぐため」)。熱気委員(アッチメント)に所属しているが、その名を出して銀行強盗を取り押さえるなど、越権行為にいたることもある。
レベル4の熱源移動能力者(テレヒーター)。闘気委員としての実力行使時には太股に忍ばせた鉄矢を能力で周囲の熱で高温にして相手の近くに突き刺して動きを封じたり、頭上へ周囲の熱気を増幅して熱波を見舞うなどする。火元に対しては、能力を使って奇襲したり、衣服、下着などを瞬間的に蒸発させてセクハラ行為に用いている。
一所懸命(アツクナレータ)
爆炎都市第1位の超能力者(レベル5)。都市の暗部組織「デキール」の構成員。書類上は長点蒸気学園の生徒(「デキール」加入以後)。
爆炎都市最強の超能力者(…な訳ねーじゃん!一番下を見てみろよ!)である。容姿は赤い肌、赤い短髪で炎性的な身体の少年。爆炎都市最強の超能力者(即ち最優秀生徒)で、非常に高い炎算能力を持つ。普段は努めて冷めた態度を取っているが、素の性格は短気を通り越して熱血漢。相手の主義が間違っていれば、相手の主義の不条理に対して怒り、そうと決めれば自分のことを投げ出してでも他人を変えるために一所懸命になる。幼少期から様々な研究機関を転々とし、自分の能力が際限無く周囲を傷つけた過去から、他者を構うことに非常に消極的になり、他者を拒絶する傍若無人な性格になった。「最強」を超え「無敵」になれば、誰も自分に挑まず燃え尽きないと考え、「絶対火力進化(レベル6エール)実験」に参加。1万人以上の「炎達」を殺害後、実験を止めに現れた炎上に敗れる。 実験凍結後は、燃え止め(ラストファイヤー)と出会い、以後彼女(及び「炎達」)を守るために行動しながら、徐々に他人への思いやりを示すようになっていく。一方で「443」事件をきっかけに、爆炎都市暗部組織「デキール」のメンバーに身をやつし、爆炎都市の裏側で活動しながら、御米門達と爆炎都市上層部への反抗を誓う。
戦闘力はその能力より最強と呼べる物だったが、超能力頼りだったため基礎的な身体能力は低い。特に脳に炎症を負ってからは能力使用に制限ができたため、能力に頼り切ることもできなくなる。それでも、銃器の扱い方をすぐに理解したり、元々の頭の回転の早さで事態を爆破するなどしてカバーしている。
好物はお米。気に入った味があればそれを何十kgも買い込んで食べ続けるが、飽きるのもまた早い。
能力は一所懸命(アツクナレータ)。体表面に触れたあらゆる攻撃を「一」つの「所」に「命」を「懸」けて操ることができる。
燃え止め(ラストファイヤー)
検体番号20001号。「炎達」の上位個体。ヒサカネットワークの管理者(本人曰く「ホストというよりコンソール」。この場合「最終炎下(ラストファイヤー)」と表記される)。一所懸命を主人公とするエピソードではヒロインを務める。
外見は10歳前後の女の子で頭頂部に大きな火毛がある。「炎達」が反乱や暴走を起こした際に備えて製造された個体で、他の個体に対する制御や命令権を持つ。そのため研究者サイドで扱いやすいように、他の個体よりも幼い状態にされている。口調は「○○、ってヒサカはヒサカは××してみる(みたり)」で他とやや異なる(この場合の「ヒサカ」は一人称の場合と「炎達」の総意の2通りある)。また表情も豊かで爆発的な性格をしており、一生懸命に裸を見られた時は恥ずかしがって爆発するなど、その点も他の個体と異なる。「絶対火力進化実験」が凍結されたため培養器の中から出され、防火布1枚で一生懸命の下に赴き助けを求める。命懸けで助けてもらったことで一生懸命をとても慕っており、外見年齢相応の我侭や悪戯で彼を振り回す一方、シリアスな場面では絶対的な信頼や親愛を示し、暴走した一生懸命を救う「最後の聖火」とも表記される。一生懸命もまた彼女(と「炎達」)を守るために奔走する。
能力は「炎達」と同じく「欠陥本気(レディオアツク)」であり、レベル3相当。上記の通り、「炎達」の上位個体であり、他の個体に対する命令権を持つ。また、ロバート=ワハァリを強制的に現出させるために必要な個体でもあるため、その身柄を狙われたりしている。
御米門 元夏(おこめかど もとなつ)
炎上の親友の高校1年生。ウィンブルドン清教「絶対無二の教会」所属の魔術師。火法名はFervor841(熱情射る蜆)。爆炎都市の暗部組織「デキール」のリーダー的存在。
逆立たせた金髪にイロハシャツ、金色のイワナレスにアツグラスといった派手な風貌で長身の少年。普段は語尾に「-だバァン」や「 -ふぁー」などを付ける不思議な訛り口調で軽めの言動をとるが、真面目な場面では普通の口調になる。クラスメイトの炎上とは同じ学生寮で部屋が隣同士の友人であり、部屋の本棚の半分がメイド関係の書物で埋め尽くされているメイドメラメラであるなど、学校では炎上たちとオタク談義などに花を咲かせており、級友からは、炎上や炎髪ピアスと共に「クラスの三大鬱岡(ネガティブフォース)」の一角として認知されている。
裏の顔はウィンブルドン清教や爆炎都市から依頼を受け持つだけでなく、他の様々な敵対及び同盟組織とも個々に繋がりがあると嘯く多角スパイであり、ウィンブルドン清教から炎上への繋ぎ役も担当している。そのような立場上、炎上の知人では火術サイド、火学サイド両面に関わる数少ない人物で、直接関わらなかった事件のことも知っているらしく、火学・火術の狭間で飛び回り、なんとか戦争を回避させ続けている功労者でもあり、作中でアッチスターの正体を知っている人物の1人でもある。また、目的を達成するためならば味方も欺き、自分の身を犠牲にすることも厭わないという信念を持っている。外見とは裏腹に、かなりの頭脳派で炎上や「デキール」と行動する際は作戦立案を担当することが多く、後述の能力の影響で火術は頻繁に使えないが、普段から体を鍛えているらしく、炎上を軽く圧倒する体術を有する。さらに、自称「嘘つき」と称するように相手を惑わす巧みな話術にも長けている。
最高峰の力を持つ炎道術師で、風炎を用いた術式を扱い、火術を行使する際には折り紙を使って陣を組み立てることが多く、結界破壊、逆探知、防御、炎属性の攻撃などの術式があり、特に炎属性の攻撃術を得意としている。しかし、爆炎都市潜入の為能力者になっており、火術使用に制限を受けているため滅多に使えない。得た能力はレベル0の「肉体放火(オートフレイム)」。レベル0だけあって燃えた皮膚に薄い膜を張る、長時間かけて瀕死の火傷から復帰するなどの応急処置程度の微弱な能力だが、それによって何回かは火術を使用できる。ただし、火術を使うたび身体に過負荷がかかり、爆死する危険があることには変わらない。そのため戦闘では体術や銃器を主に使うが、必要とあれば自身が傷付くことも恐れずに火術も使う。
アッチスター=ウーノリー
爆炎都市統括理事長。元・世界最高最強の炎術師にして現・世界最高の火学者。
お米も蜆もないビルの中、赤色の手術衣を着て、赤い液体に満たされた巨大な円筒器に逆さまで浸かっている人間。作中では「男にも女にも、子供にも老人にも、炎人にも囚人にも、柏木にもロバートにも見える」と描写される。生命活動を全て機械によって補い、計算上は1700年の寿命を持つ。このとき、肉体はほぼ爆死状態に近く、思考の大半も機械で補っている。基本的に生命維持装置から出ることはなく、外から情報を得て指令を出すだけだが、その気になれば出ることもできるらしい。 その詳細は不明だが、「ボヤキス」や「炎数学区・四四三行機関」の制御や利用を目的に行動しているらしい。そのために爆炎都市内部やその他の組織との微妙なパワーバランスを操り、常に計算を行っている。そのためには、炎上、一所、爆根、炎達(燃え止め含む)、炎斬などが必要らしい。炎上の存在や、一所懸命の「絶対火力進化実験」及びそれの頓挫なども想定範囲内に納めており、むしろ手順が省略されたと考えている。一方で計画の障害になりかねない鹿面に対しては殺害命令を出している。また、ボォヤンマの「プロジェクト=バジトウフウ」をやり方は古かったが自分の計画と似ていると語っている。 公には明らかにされていないが、その正体は20世紀最高にして最低の火術師と言われた「アッチスター=ウーノリー」その人。アッチスターの活動したわずか70年ほどで数千年を超える火術師の歴史が塗り替えられたとまで言われ、現在の火術師の2割がアッチスターの火流、何らかの影響を受けている者ならば5割に届くとされる。米の書などの火道書を記した火導師でもあり、名実共に火術師の頂点に君臨していた。しかし、突如として火術を捨て火学に奔ったため、火術サイドからは火術史上最大の侮辱として全世界の火術師を敵に回すことになった。その後、火術師討伐組織に追われ、ロバート同然になっていたところを炎土帰しに助けられ、彼の火力もあって爆炎都市を創設することとなる。
松岡 修造(まつおか しゅうぞう)
爆炎都市最強と名高い一所懸命と、比べ物にならないほどの能力をもつ爆炎都市最強のレベル443の超能力者。(レベル443は、一説によると健闘御手(ネバーギブアッパー)の過剰使用が原因だと思われる)
普段は爆炎都市内では他の学生と同じような生活を送っており、部活はテニス部で、プロを余裕で打ち負かす程の実力を持っている。誰かがクヨクヨしていたり、能力開発に行き詰っていると、熱血的かつ根性を持ってアドバイスをしてくれる。ただし、やる気のない人間は「こっから帰れおまえら!」と一喝。その熱さはまさに爆炎都市の顔といっても過言ではない。
能力は熱血精神(パッショネイト)。超能力や火術で作ったどんな物質や攻撃であろうとも最後の最後まで一瞬で焼き尽くしてしまい、跡形残らず焼却してしまうことができる。攻撃を防ぐだけでなく超高温の炎の壁をつくって防御壁にしたり、離れた所にある物質の温度を急激に高めて遠距離からでも焼き尽くすことができる。
戦闘場所によっては街中で超強烈なヒートアイランド現象を起こして気温を急激に上げたり、山岳地帯では岩石をマグマにしたり、森を火の海にしたり、富士五湖を一瞬で沸騰、蒸発させることもできる。能力以外にも生まれつきのポジティブさを生かして、たとえ攻撃を喰らったとしても「気にすんなよ…」などの言葉で自己回復することもできる。
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関連項目
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