インペリアルクロス単語

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インペリアルクロス

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「よいかジェラール。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
防御力の高いベアが前衛、
両脇をジェイムズとテレーズが固める。
お前は私の後ろに立つ。
お前のポジションが一番安全だ。
安心して戦え。」

「よいかジェラール。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
防御力の高いベアが後衛、
両脇をジェイムズとテレーズが固める。
お前は私の前に立つ。
お前のポジションが一番危険だ。
覚悟して戦え。」

インペリアルクロスとは、バレンヌ帝国軍に伝わる由緒正しき陣形である。
また、発展系であるインペリアルアローについても本項で記述する。

概要

ロマンシングサガ２に登場した陣形の一つ。
ゲーム開始時から使える陣形の一つ。

皇帝を中心に４人が十文字の隊形を取る。
先頭に立つ盾役が攻撃を一手に引き受け、後衛に立つ者を皆で守る陣形である。
この陣形を取っている限りにおいて、敵の攻撃が特筆して先頭（初期配置はベア）に集まり、後衛（初期配置はジェラール）に攻撃が及ぶことは殆どない。さらにこの２名には防御力ボーナスも入る為、さらに守りは強固となる。
特に、初期状態ではHPが致命的に低く、一発当たっただけで即死しかねないジェラールを保護するのに役立つ。皇帝継承後も、体力の低い宮廷魔術師を後衛に配置して守るのに役立つだろう。

……が、この陣形の効果は本当にそれだけしかない為、攻撃力や行動順などに影響を与える陣形が出てくるとお役御免になる。出来る限りこの陣形からは卒業したいものであるが、ジェラールで長く頑張る場合などは必然的に付き合いも長くなりがち。

ゲーム開始時にレオン皇帝がこの陣形の効果の説明をしてくれる為、その台詞とともに多くのプレイヤーの印象に残っている陣形である。レオンとしては、か弱い息子ジェラールを守りながらも戦闘経験をつませる為にこうした防御重視の陣形を取ったのだろうと推測される。

なお、先頭と後衛の２名には素早さダウンの修正がある為、ただでさえ素早くないベアの行動順はさらに遅くなる。しかも、先頭の防御力修正は「行動後」に付与される為、ベアは殆ど防御力修正を得られない、と言うのは秘密だ。

陣形としては最もメジャーな一つである為、ロマサガ２以外のゲームでも、５人が十字に展開するような配置を指してインペリアルクロス！とコメントされる事がある。

なお、この陣形をちょっと改良する事で強力な陣形「インペリアルアロー」が完成するのだが、それが登場するのはゲーム終盤である。

補正内容

･インペリアルクロス

◇　◇　４.　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　１:無補正
◇　◇　◇　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　２:素早さ2/4　行動前防御
３.　◇　１.　◇　２.　　　　　　　　　　　　　　３:素早さ3/4　行動後防御
◇　◇　◇　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　４:無補正
◇　◇　５.　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　５:無補正

２には行動前防御＋素早さ補正1/2と好相性な反面、３は素早さ3/4補正に対して行動後防御と相性は良くない。
特に初期パーティーのベアは素早さが低いこともあり、まず恩恵は受けられない死に補正。
(ただし３の位置は敵から最も狙われやすいため、壁役を配置する意味そのものはある。)

･インペリアルアロー

◇　◇　◇　４.　◇　　　　　　　　　　　　　　１:素早さ5/4　行動後防御
◇　◇　◇　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　２:無補正
３.　◇　１.　◇　２.　　　　　　　　　　　　　　３:素早さ5/4　行動後防御
◇　◇　◇　◇　◇　　　　　　　　　　　　　　４:素早さ5/4　行動後防御
◇　◇　◇　５.　◇　　　　　　　　　　　　　　５:素早さ5/4　行動後防御

インペリアルクロスとは一転してほぼ全員が素早さ補正を受ける隠れた速攻型の陣形となる。
おまけに行動後防御付きのため実は攻防一体の陣形でもある。ただしインペリアルクロスで守られていた
２は無補正となるが、インペリアルクロス以上に敵の攻撃は３に集中するため、結果的に守られる。
発展系という言葉に嘘はないが、登場も終盤になりやすく、アマゾンストライクなどの強陣形の前には
影が薄くなりがち。