オリオン座 |
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略符 | Ori |
象徴 | Orion |
起源 | 古代 プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:5 赤緯:+5 |
正中日時 | 1月25日21時 |
広さ | 594平方度(26位) |
3.0等以上の恒星数 | 8 |
最輝星 | リゲル(0.12等) |
メシエ天体数 | 3 |
隣接する星座 |
ふたご座 おうし座 エリダヌス座 うさぎ座 いっかくじゅう座 |
概要
オリオン座は真東から昇り、真西へ沈む。これはオリオン座が天の赤道上にあるためであり、地平線近くに位置しているときに方角を知ることができる。
α星は赤色超巨星のベテルギウス。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに冬の大三角形を形成する。
β星のリゲルは青色超巨星で、こちらはシリウス、プロキオンの他、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランとともに冬の大六角形を形成している。
主な天体
恒星
- α:ベテルギウス(Betelgeuse)
- β:リゲル(Rigel)
- γ:ベラトリックス(Bellatrix)
- δ:ミンタカ(Mintaka)
- ε:アルニラム(Alnilam)
- ζ:アルニタク(Alnitak)
- κ:サイフ(Saiph)
- λ:メイサ(Meissa)またはヘカー(Heka)
データ
名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
β | リゲル | 0.12 | -6.993 | 862.43 | B8Iab | 脈動変光星 | 不規則 | 青色超巨星 3重連星 |
α | ベテルギウス | 0.42 | -5.499 | 642.22 | M2Iab | 脈動変光星 半規則 SRC型 |
0.0~1.3 | 赤色超巨星 |
γ | ベラトリックス | 1.64 | -2.804 | 252.32 | B2III | なし | ― | |
ε | アルニラム | 1.70 | -7.213 | 1975.76 | B0Iab | 脈動変光星 はくちょう座α型 |
1.68~1.71 | 青色超巨星 |
ζ | アルニタク | 1.79 | -4.978 | 735.89 | O9Iab | なし | ― | 青色超巨星 3連星 |
κ | サイフ | 2.05 | -4.439 | 646.83 | B0Iab | ― | ごく僅か | |
δ | ミンタカ | 2.41 | -4.225 | 692.14 | B0III+O9V | 食変光星 アルゴル型 |
2.20~2.35 | 多重連星 |
λ | メイサ | 3.39 | -4.16 | 1055 | O8III+B0.5V | なし | ― | 連星 |
星団・星雲・銀河
オリオン座には、オリオン座分子雲という星形成の活発な領域が存在する。
オリオンのベルト付近から数百光年の広さに渡っており、M42などの星雲や若い星々などから構成されている。
ギリシャ神話
巨人オリオンは海の神ポセイドンの子だった。大変力のある猟師であったが乱暴者であり、人々は困っていた。
そこで大地母神ガイアがさそり(さそり座)を使い、毒針で刺し殺した。後にオリオンとさそりはともに天にあげられ星座となった。
今でもオリオン座は、冬の間は空高いところで威張っているが、さそり座が昇ってくると逃げるように西の空へ沈む。
このさそりはオリオンを一撃で殺したほど強いので、ゼウスの命によりケンタウロスのケイロン(いて座)が監視している。さそり座が天上で暴れた場合、このケイロンが射殺することになっている。
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関連項目
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