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カルバマゼピンとは、神経の興奮を抑える薬の成分でテグレトール、レキシン、テレスミンなどに配合されている。
概要
抗てんかん薬、向精神薬である。欠神発作以外のてんかんの発作、躁病、双極性障害(躁うつ病)の躁状態、統合失調症の興奮状態、三叉神経痛(顔面神経痛)に有効。とくに、てんかんの部分発作の第一選択薬である。Na+チャネルを遮断することで神経膜脱分極を抑制、病的ニューロンからの異常放電が脳全体に広がるのを阻止し、痙攣発射を抑制する。ただし、てんかんのミオクロニー発作や欠神発作に対しては、増悪させるため使用しない。
副作用として、眠気、めまい、複視、運動失調、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表皮壊死症(TEN)などがある。
また、フラベリックと同じように服用後実際の音程より半音ほど下がって聞こえることがあるので注意が必要である。この現象は薬の血中濃度(薬の成分が体内にどれだけ在るか)に関係無く、薬に対する不耐性が原因で発症すると考えられている。多くは一過性の症状で、服用後~数日で発症し、服用を中止して数日~数週間で回復している。また数週間~数ヶ月の継続服用で耐性を得て症状が緩和した報告もあり、恒久的な障害となる事は少ない。しかし、逆に言えば可能性は低いながらも恒久的な障害になる事もありえるので、症状が出た場合は医師や薬剤師と相談して対処を決めてください。ここは権威ある医学論文発表の場ではなくニコニコ大百科です。
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