ギニアとは、アフリカ、ギニア湾岸の伝統的地域名であり、ギニア共和国の通称である。
概要
ギニアの語源は正確にはわかってないが、漠然と「黒人たちの住む土地」を指す言葉としても用いられていた。
ギニアはサハラ以南のアフリカ(サブサハラ・アフリカ)のうち比較的早くからヨーロッパの進出した地域であり、金、象牙、奴隷貿易で栄えた。有名な象牙海岸と悪名高き奴隷海岸もこの地域にある。
ギニアと呼ばれていた地域は現在の国名で言うと、ベナン、コートジボワール、赤道ギニア、ガンビア、ガーナ、ギニア共和国、ギニアビサウ、リベリア、セネガル、シエラレオネ、トーゴ、ナイジェリア(南部地域)、カメルーン(西部地域)となる。サヘルと大西洋に挟まれた西アフリカから中央アフリカにかけての地域とも言える。
ギニアが国名に使われている四つの国の内、ギニア共和国、ギニアビサウ、赤道ギニアはこの地域内にある。あと一つはパプアニューギニアであるが、これはニューギニア島の先住民がギニアの住民に似ていたことからニューギニアと名づけられたためである。
ちなみにギニアの英語での綴はGuineaであるが、これはイギリスの古い通貨単位ギニー(guinea)と同じ綴である。これは1ギニー金貨がギニア産の金でできていたためその名になった。
関連項目
- 1
- 0pt