クジャとは、ファイナルファンタジーIXに登場するキャラクターである。
ファイナルファンタジーIXの概要
中性的な容姿を持つ、24歳の男性。
冷徹なナルシストであり、大袈裟なポーズや芝居がかった言い回しを多用する。
彼の複雑な出生やそこから生まれた強い意志は、二つの星の運命をも揺るがすこととなる。
それゆえにFFIXにおける最重要キャラクターと言っても過言ではない。
アレクサンドリアの女王ブラネに取り入り、本作の舞台である霧の大陸を戦乱へと導いた黒幕。
(※以下はネタバレのため文字の反転をお願いします)
物語の主な舞台となる星、「ガイア」とは対を成す「テラ」で創られた生命体、「ジェノム」の一人。その中でもガイアに戦乱をもたらす使命の為に創造された特別な存在。
本作の主人公のジタンもまた特別なジェノムでクジャの弟にあたるが、他のジェノムとは違ってトランス能力を備え、「魂」を持って生まれた存在である。そんな彼に異常な嫉妬心を芽生えさせたクジャはガーランドの目を盗み、まだ4歳であった弟を自分が戦乱を起こす予定であるガイアに捨てた。
ジタン達とは物語最終盤まで敵対する立場にあったものの、最期を目前とした時にその心情に変化が起こり、FFIXのラスボスである『永遠の闇』からジタン達を救って、その生涯を閉じることとなった……。
(ただしEDムービーにクジャと思しき姿が映っていたこともあって、ファンの間では生存説も根強く残っている)
一戦目でのクジャとの戦いは銀竜、ガーランドとの連戦後に戦うことになる。
連戦なので、装備での魔法無効・吸収効果にあまり頼る事ができない。
「サンダガ」「グラビデ」「フレア」などの魔法を主に使ってくる。基本的にサンダガ連発が多いがMPを0にしてしまうと「フレアスター」連発に切り替わるためMP切れ戦法は危険。
ジタンの「盗む」で優秀な装備が入手できる。ただし、確率を上げるアビリティが無いと盗むのはかなりきつい。
最終戦間際のトランス・クジャ戦では、十八番の「フレアスター」の他に、「フレア」「ホーリー」などの強力な魔法も使用してくる。ちなみに対象レベルによって威力が変動する魔法「フレアスター」の消費MP量は0なため、うっかりMP切れ戦法をとるとフレアスターを連発されて全滅することも十分ありえる。
物理攻撃に対するカウンターでもフレアスターを使ってくるためジタンやスタイナーなど物理攻撃メインで攻撃するとカウンター連発で全滅することもある。
「ケアルガ」も使用するが、範囲を全体で使用しているためか回復量が3000程度しかないのであまり意味がない。
ディシディア ファイナルファンタジーについて
FFのお祭り作品である『ディシディア ファイナルファンタジー』にも、FFIXのラスボスである永遠の闇を押しのけて見事参戦。
CVは石田彰氏。原作通りの芝居めいた言い回しを見事に演じきっている。
13回目の戦いという本作のストーリーでは、ジタンへ抱く黒い感情を強く描写したものとなっている。
その続編、12回目の戦いが起こる『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』ではコスモスの戦士の一員になり、秩序を守るの戦士らしく振る舞いも一変している。終わらぬ戦いに終止符を打つ為に自分の属するカオスに反旗を翻そうとするも、同陣営のケフカの策によってこれを失敗。カオス陣営はおろかジタンが属するコスモス側両陣営で居場所を失い、失意のままにライトニングと戦い、敗北。
その後、13回目の戦いの前にケフカによって記憶を操作され、ジタンへの憎悪を残した状態でカオスの駒として蘇ることとなった。このようにディシディアではかなり悲劇の人。
(それでも物語終盤では救いが残されていた)
バトルコンセプトは『レンジマスター』。
攻撃中でも移動可能な技が多く、また相手との距離によって次段の攻撃が変化するという特徴を持つ。
そのため相手との間合いをコントロールすることに長けており、自分の有利な状況へと持ちこんでいきやすい。
また通常状態では唯一、滑空移動できる「グライド」を所持している。
EXモードは『トランス!』。
原作のトランス・クジャの姿となって、オートマジックやハイパーグライドの効果を得ることで空中戦をより有利にする。
なお原作においてもツッコミがなかったわけではないのだが、DFFでは比較的リアルな頭身でキャラクターを描いているためか、腹部や脚部を大きく露出した上にすごく目立つ股間のファウルカップというその服装の特異性をさらにつっこまれるようになった。これについては続編であるDDFFでケフカに『黒パンツ』と呼ばれてしまっている他、ティーダから「その格好は寒くない?」と言われる始末。公式ェ…。
こういった事情ゆえか、服のないトランス時の姿の方が健全だと言われる事も時々ある。
エンカウトボイスのほとんどはケフカと同様、敵味方関係なしに見下すセリフが多めだが(例えばセシルに「君に光は似合わない」、ヴァンに「愚直な輩は黙っていなよ」など。 )、ケフカは同族嫌悪の対象のため仲が悪い。また、同作に登場するガーランドに「虫唾が走る」と敵意を露わにする。
ロードオブヴァーミリオンについて
オンライン対戦型トレーディングカードゲーム『LORD of VERMILION Re:2』にも、使い魔カードとして参戦。
種族は《神族》、特殊技は範囲内の敵全てに光属性のダメージを与える「フレアスター」。
エーコとクジャを登録したデッキで全国オンライン対戦で100勝することにより「最強のジェノム」の称号を取得できる。
称号「最強のジェノム」を選択することでFF9メドレーがオンライン対戦時に常に流れる様になる。
関連動画
関連静画
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関連コミュニティ
関連項目
- ファイナルファンタジーIX
- ディシディア ファイナルファンタジー
- ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
- ロードオブヴァーミリオン
- ジタン・トライバル
- 破滅への使者
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
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