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コミッション
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コミッション英語commission)とは、「委ねる」「依頼する」等の意味を持つ英語の動詞であり、また「委ねること」「依頼すること」等の意味を持つ名詞でもある。

そこから転じて「委員会」の意味も持ち、さらに「するもの」という意味の接尾辞「-er」が付いた「コミッショナー」(commissioner)になると「委員」「委員長」「長官」などをす言葉となる。

だがこの記事では、特に創作界隈において「クリエイターに有償で制作依頼すること」をす用法について記載する。

概要

「commission」と言う言葉の原義の通り、「依頼」「委託」して何かを作ってもらう事をす。言葉自体に有償であるというニュアンスがあるため、ねだって償で作ってもらうことを「コミッション」と呼ぶことはあまりいようだ。

作ってもらう制作物のジャンルは様々で、各種イラストを始め、フィギュア人形ぬいぐるみ着ぐるみコスプレ衣装3Dモデルアクセサリーなど多種多様である。

「コミッション」を発する依頼者そして受けるクリエイターともに、プロフェッショナルではない単なる個人、アマチュアであることも少なくない。もちろんプロ依頼を受け付けることもあり、世界各地で行われるコミコンなどでは、憧れのアーティストらがコミッションを受け付ける場が人気企画になっている場合もある。

海外創作界隈で定着している文化」であるとされる。その「定着している」という「海外」が具体的にどの々をし、そして逆にどの々ではあまり定着していないのか、という点を網羅的に調べた前例はあまりいようだ。しかし「アメリカ合衆国では定着している」こと、および「2018年現在日本ではあまり定着していないこと」は確かなようである。

アメリカ合衆国で行われたサブカルチャーイベントに初めて参加した日本人絵師から、「この額で絵を描いてもらえませんか?」「絵を描いてもらうにはいくら払えばいいですか?」といったコミッションを現地の人々から持ちかけられ、慣れない文化であったので困惑した……といった体験談が語られることもある。

こういったイベントの場でのコミッションは、日本同人イベントにおいて慣例的に償で行われている「スケブ」が有償で行われていると思えば近いだろう(なお、日本の「スケブ文化についての詳細は「スケッチブック」の記事内、「「スケブ文化について」の節を参照)。

もちろんこういった実参加イベントの場でのみならず、インターネット上でもコミッションは盛んに行われている。「DeviantArt」のような英語圏のアートコミュニティで、またpixivのような日本語圏の創作コミュニティでもコミッションは行われている。

日本でコミッションがこれまであまり根付いていない原因については、「恩恵を受けたらお礼にチップを払うというチップ文化い為ではないか」、「芸術家支援するパトロン文化が薄い為ではないか」、「金銭のやり取りを嫌って攻撃する潮(「嫌儲」などと呼ばれる)が根強いからではないか」などと様々な理由が語られるようだ。

版権もののコミッション

制作の題材がオリジナルであるとは限らず、商業展開されている作品を題材としたいわゆる「版権もの」であることも全くしくはない。このことも、日本での創作/オタク界隈の旧来の慣例からはやや外れているため、時折話題にのぼる。

「版権もの」の創作で金銭を得ることは法的に考えれば問題がありそうにも思える。しかし日本での「二次創作同人誌の有償頒布」のように、少なくともアメリカ合衆国でのファンコミュニティでは概ね「ファン活動として許容範囲内の行為」として慣例的に受け入れられていて、この行為自体を問題視する人はかなり少数のようだ。

オリジナルクリエイターがこれを歓迎した前例などもある。例えば、アニメマイリトルポニー」のキャラクターの高品質なぬいぐるみをコミッションで制作していることで知られていた人物から、同作の製作揮者「ローレンファウスト」氏がぬいぐるみを購入したため、ファンの間で話題になったことがある。

2018年映画レディ・プレイヤー1』にも、VR世界での様々な乗り物ロボットなどを制作/修理することが得意な登場人物が自らの工房に鎮座している巨大な制作品である「アイアン・ジャイアント」について「コミッションを受けて作った」と発言しているシーンがある(「コミッション」と言う用語の日本での知名度を勘案してか、和訳はこの表現ではないが)。この例も、「版権ものの制作をコミッションで請け負う」という文化が世間から肯定的に捉えられていなければ映画に盛り込みにくいシーンだろう。

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12 ななしのよっしん
2020/07/28(火) 10:59:48 ID: PvmiV4frZR
あと絵のレベルや知名度に合わない安すぎる値段にすると作業量に合わない金で働くことになってスランプになるし、「○○の絵はこんな値段なのにお前のは高すぎる!ぼったくりだ!」と言う人が出てきて全く関係の人にも被害が出る。

値段に悩んでる人は【住んでる所の最低賃金×絵を仕上げるのにかかる大よその時間+材料費】にしておいて、そこから依頼数にあわせて高くしたり安くしたりと調整することオススメ。
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13 ななしのよっしん
2020/08/03(月) 00:04:25 ID: nIoHkP1epm
>>11
わかる。チップ文化が根付いてるのもあると思うけど向こうの人は軽率チップ上乗せしてくれるよねw
キャラデザの勉強にもなるし、普段は描こうと思わないいろいろなキャラが描けるのは楽しくて為になるよ
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14 ななしのよっしん
2021/01/19(火) 23:19:45 ID: hztoHsIwll
>>7
依頼が全然こない底辺絵師嫉妬は見苦しいの
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15 ななしのよっしん
2021/06/08(火) 01:47:38 ID: KVko/Sbb0T
チップ文化とかもあるけど、
日本ってオタ文化が商業化し過ぎてるのも問題だと思う
大半のメーカーから与えられた商品を口開けて待ちながらピーピー言ってるだけだし
その時の流行り追えればいいような人は理解できない概念だろう
後「趣味お金もらうなんてとんでもない」という謙虚な姿勢が逆に
お金取るようなクズ」みたいな空気になっちゃってるとこもあると思う
本来「依頼して作ってもらう」って別になんでもあると思うんだけど、
なんかイラストとかはタダで当然みたいな空気だよね
上にもいるけどプロでないとクリエイターではないかのように思っているも多い気がする
そういう考えだからゲームとか置いてかれたんだろうに
今後アニメ絵すらそうなるかもね
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16 ななしのよっしん
2021/06/24(木) 17:51:29 ID: 89JpVBckTW
5chコミッション絡みのスレを見に行ったら某大手の会社を延々褒めてて、あれ、思ってたのと違う、となった。
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17 ななしのよっしん
2022/01/21(金) 21:45:25 ID: 0SxdUkuRz4
絵師依頼する時すげえ偉そうな態度をとるがいるっていう話があったな
無産無産らしく申し訳なさそうな態度でいればいいのになと思う
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18 ななしのよっしん
2022/04/16(土) 07:13:14 ID: E6neDOPQTb
頼む方も素人だし受ける人も商業のどのレベルまでいけばプロかも判らないから 値段の相場が、
取りあえずでも関西人みたいに買い叩き交渉はするよね
オクやフリマとどっちが良心的なのかな
ネロン商品の石ころやゴミに相当する画伯創造神も
いるし
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19 ななしのよっしん
2023/09/27(水) 06:26:43 ID: XEXQidTiA3
patorenにて先払いで依頼受けたのに途中から音信不通になるカスに4人も当たってしまった、一人は金払ったクライアントブロックしてきやがる有り様。
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20 ななしのよっしん
2023/10/19(木) 12:43:11 ID: 1zuNku9GIZ
対面でのコミッションネットと同じく特に許可なくてもいいのがアメコミ
それでトラブル起きたら法廷でルール作りになるだけだろうし
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21 ななしのよっしん
2023/11/02(木) 09:50:23 ID: XEXQidTiA3
出来もしないのに安請け合いするバカは、海外の方が多いな。
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