サイバー (cyber) とは、現代では主に「インターネットの」「仮想空間の」などの意味で使われる接頭辞である。
概要
接頭辞としての「サイバー」は「サイバネティクス (cybernetics)」という言葉に遡る。「サイバネティクス」とは「自動制御学、人工頭脳研究」などの意味であり、1948年に数学者ノーバート・ウィーナーにより作られた言葉である。
そこから転じて、サイバーという接頭辞は「コンピュータやインターネットに関する」といった意味合いも持ち始める。「サイバー」が「空間」を意味する「スペース」とつなげられ、「サイバースペース (cyberspace=電脳空間)」として使用されたのは、「ニューロマンサー」を代表作とするSF作家ウィリアム・ギブスンが1982年に短編小説の中で使用したのが最初である。
この使用法は現在広く使われており、日本においても「サイバーテロ」「サイバー犯罪」「サイバー攻撃」「サイバーセキュリティ」などインターネットの仮想空間での事象に「サイバー」と付ける事が多い。
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