ザ・ハングマンⅡとは、朝日放送と松竹芸能の共同制作で1982年6月4日~12月24日までテレビ朝日系列で放送された『ハングマンシリーズ』の第2作目である。全28話。
OPナレーション
春・夏・秋・冬季節は巡る
月・火・水・木仕事する
朝・昼・晩の食事を作る
世の中いつもの繰り返し
表の世界はそう見える
表があれば裏がある
裏の世界の出来事は、人の予想を上回る
影に潜んだ悪党どもを、あの手この手のからくりで表の光にさらけだす
それが俺達”ハングマン”
概要
ゴッドが前作最終回で解散し、散り散りになったメンバーを呼び戻し、さらにアメリカで探偵業をやっていたという高原徹(コードネーム:ヨガ)を新たなメンバーに加えてハングマンを再結成させた。
前作ではメンバー全員が偽装工作で死人となって暗躍していたが、本作ではヨガ以外の旧メンバーに再び戸籍を与え、さらに表稼業として色んな職業に就かせている。
本作の趣向として、事件の被害者に深く関わったメンバーが、悪人をハンギングする前にその被害者にコードネームにちなんだマークつきの手紙を差し出して、ハンギング現場に招待するというのがある。
メンバー
順番はオープニングでの登場順。
- マイト / 日下部孝介(演:黒沢年男(現・黒沢年雄))
- ハングマンのリーダー。
表稼業としてカジノを任されており、被害者の家族に送る招待状には「ダイナマイトを持ったギャンブラー」が描かれている。最終回では、ゴッドの解散を無視して「仕事」を決行し、悪人を社会的にではなく実際に殺した。
組織の解散後もハングマンを続けており、『ザ・ハングマンⅤ』第9話や『ザ・ハングマン6』第7話(ともに2時間スペシャル)にゲスト出演した際にはそれぞれの番組のハングマンに協力した。 - デジコン / 加納良次(演:名高達郎(現・名高達男))
- 表稼業では秋葉原でコンピュータ関係の販売業を行っており、ハンギングの前に被害者の家族に送る招待状には「蜘蛛の絵」が描かれている。最終回では、ゴッドの解散を無視して「仕事」を決行し、悪人を社会的にではなく実際に殺した。その後の行方は不明。行動メンバーで唯一、これ以後の作品に登場していない。
勘違いしている人もいるが、デジコン=E・T=サファリ=フラッシュではない(E・Tとサファリは同一人物だが)。 - タミー / 桑野多美子(演:夏樹陽子)
- 表稼業はバニーガールをやっており、被害者の家族に送る招待状には「キスマーク」が描かれている。
最終回で敵の組織に捕まったあと服毒死するが、『ザ・ハングマンⅤ』第9話では何事もなかったかのように普通に活動しており、マイトやオショウと共にパピヨンたち現役ハングマンに協力した。 - ヨガ / 高原徹(演:沖田さとし)
- 新メンバーでハングマン第10号。各地で色々な修行をやった後にアメリカで探偵業をやっていた男。
表稼業は路上でアクセサリーの販売を行っており、被害者の家族に送る招待状には「ヨガの修行をするインド人」が描かれている。最終回でタミーと共に捕まり、タミーをかばって蜂の巣にされて死亡するが、『ザ・ハングマン6』第7話では何事もなかったようにマイトの部下として行動していた。しかしその作品でも敵の罠にはまり、死亡してしまう。 - オショウ / 辻雄太郎(演:植木等)
- 表稼業として寺の住職になり、コードネームもオショウと改めている。被害者の家族に送る招待状には「数珠を握る腕」が描かれている。最終回ではタミーとヨガが敵の組織によって死亡したため、その仇を取るためにゴッドの解散を無視して「仕事」を決行し、実際に人を殺してマイト、デジコンともども指名手配犯となった。
- しかし、『ザ・ハングマン4』第1話では解散後も托鉢僧をやっているようであり、顔見知りの結城五郎(≠デジコン)に誘われて三たびハングマンとなっている。また『ザ・ハングマンⅤ』第9話にもゲスト出演し、マイトやタミーと共にパピヨンたち現役ハングマンに協力した。
ゴッド
主題歌
関連動画
関連項目
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