ハングマン(Hangman)とは、以下のいずれかを指す単語である。
- ハングマン(実在の職業) - 絞首刑執行人。
- ハングマン(架空の職業) - 1980年より全7シリーズが放送されたドラマ『ザ・ハングマン』に登場する架空の職業。
- ハングマン(映画) - 1987年に公開された映画。現在のタイトルは『サンドラ・ブロック in ザ・エスケープ』。
- ハングマン(パイロット) - ゲーム『アーマード・コア2 アナザーエイジ』に登場するパイロット。
- ハングマンズノット - 釣りにおける、糸とルアーを結ぶ結び方の一種。
- 英単語を当てていくゲームの一種。当記事で解説する。
英単語当てゲーム「ハングマン」
英単語を当てるゲームの一種。
- 出題する英単語の文字数を提示する。
「_ _ _ _ _ _ _ _ _」 - 解答者はアルファベット1文字を答える。
- もし英単語にそのアルファベットが含まれていたら、その部分を埋める。
「_ I _ _ _ _ _ I _」 - 不正解の場合は、「ある絵」を一画ずつ描いていく。
- 絵が完成したら出題者の勝ち。英単語を当てられてしまったら解答者の勝ち。
英単語が完成していなくても、推測して解答し勝利することもできる。
しかし、このゲームで描く絵は「首吊りをしている人」であり、ゲームを知らない人からするとかなり異様に見える。ハングマンは英語圏の公立学校でも行われることがあるが、「デザインが不適切ではないか」とまれに議論に上がるようだ。代わりにリンゴが10個なった木を描いて、不正解なら1個ずつリンゴを消していくという方法もある。
「Etaoin shrdlu」と呼ばれる英単語でよく出やすいアルファベットの語呂合わせがあるので、ここから攻めていくのが正攻法。しかし、「jazz」など単語が短く、なかなか使わないアルファベットが入っているものは当てられにくい。
ちなみに絵をどの程度精緻に描くかは決まっていないが、概ね棒人間が多い。また、絞首台をあらかじめ描いておくか、画数に数えるかで難易度が変わってくる。
創作での「ハングマン」
近年の日本の創作作品の中では『嘘喰い』にてこのゲームの要素を含むギャンブルが行われた。ただし、ハングマンの要素は負けた側が「首つりをしている人」を実際に作っていく部分のみであり、実際に行われたギャンブルは「ババ抜き」だった。
また、海外のインディーズゲーム『OMORI』にもハングマンが登場する。ゲーム内の世界に点在するキーボードのキーを集め、ハズレのキーを拾うとパソコン画面や「ハングマンメニュー」に表示される首吊りをしている人の絵が完成していく。正解のキーをすべて集めると…?
関連項目
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