ダイラガーXV(だいらがーふぃふてぃーん)とは、1982年に放映されたアニメ「機甲艦隊ダイラガーXV」の主人公メカである。劇中では単にダイラガーと呼ばれる。
概要
スーパーロボットの多体合体の究極とも言うべき15体合体が最大の特徴であり、セールスポイントとなっている。名前の「ダイラガー」も15人制のラグビーにちなみ、主人公たちが「ラガーチーム」と呼ばれることから来ている。
母艦である宇宙空母ラガーガードから発進した15台のラガーマシーンが、搭乗するメンバーの「ダイラガー・ファイティング・フォーメーション!」の掛け声で合体する。
使用武器はラガー・スウォード(両手持ち剣) 、ダイラガーランサー(槍)、ダイラガータイフーン(肩のヘリ部分が回転刃兼強風発生装置となる。投げつけるスピンカッター、手に持って斬りつけるダイラガーキルダーと言った応用技も)、ショットアロー(槍を射出)、など。
また、クウラガー(空挺型メカ)、カイラガー(双胴潜水艦)、リックラガー(戦闘車両)の3つに別れ、それぞれ空海陸の3チームとしての行動も可能。
ストーリー上、主人公の勢力が宇宙を探査・調査することを目的としているので、本来は戦闘用ではなく探査用ロボットである。しかし、調査航海のさなかで敵対的な異星人に遭遇したため、武力で強行しての調査を推進する必要から戦うことになる。
のちに量産型も登場するが、アニメでの量産型のお約束として性能的には劣るようである。
玩具展開
放映当時のロボットおもちゃの代表は「超合金」による合体おもちゃであったが、本ロボットの場合「超合金」での15体合体を再現すると、あまりにも価格が上昇(1万円を超えると想定された)、重量面も子供が扱うには重くなりすぎるというネックが生じた。そのため、実際には「DX超合金」では上記の空陸海3メカが合体分離するにとどまることになり、15体合体はプラスチック素材中心の「DX機甲合体」が別途発売されることになった。
漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」第106巻「超合金レア物選手権!!の巻」では、合体ロボおもちゃの極めつけとして紹介されている。ここでは15体ともなると変形にムリが生じ、両足が車の形の靴を履いているようなものだとか、肩のヘリの部分にもムリがあるなどとツッコミが入れられている。
そして、時は流れ、2019年になって株式会社BANDAI SPIRITSが展開する「超合金魂」シリーズの一環として、このダイラガーXVが「超合金魂 GX-88 ダイラガーXV」として発売されることになった。
関連静画
関連リンク
関連項目
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