ダッジ・バイパー単語

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ダッジバイパー
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ダッジ・バイパー(Dodge Viper)とは、アメリカクライスラーダッジで製造・販売するスポーツカーである。

概要

バイパー以前におけるアメ車におけるスポーツカーは何台か存在したが、継続して存在していたのはコルベットだけであった。そもそも、アメリカにおけるスポーツカーダッジチャレンジャーのような所謂マッスルカーが多く、内ではともかく、道路環境が大きく異なる外での知名度はお世辞にも高いとは言えなかった。

そんな中で1989年モーターショーコンセプトモデルとして登場したのがバイパーの原である。シェルビー・コブラに範をめ、販化された際のデザインシェルビー・コブラに非常に近似していた。

初代

1990年に発売されるや大反を呼んで、限定生産の予定が正式モデルとして現代まで続くアメリカを代表するスポーツカーとなった。開発に当たってはシェルビー・コブラでおなじみのキャロルシェルビーが関わっており、さながら現代版解釈の趣もある。ちなみにコブラバイパーである。

ダッジブランドアイデンティティでもある十字フロント部にうねりを効かせた、いかにもアメリカデザインなエクステリア。当初はオープンモデルのみであったが、後にクーモデルも追加されている。体の中心付近を貫く二本線シェルビー・コブラを意識したものである事には疑いの余地はない。

そのエンジンは元々はフルサイズピックアップである「ダッジラム」に搭載されいたものであり、それをランボルギーニチューンしたものとなっている。これに関しては生産開始当時、ランボルギーニクライスラー系列であった事が関係ではないと思われるが、そのスペックたるや8.0L・V10から400PS・67kg-mというその当時としてはお化けみたいなものであった。

そうした中でインテリアはと言うと、日本円で1000万円するスポーツカーとしてはいささかそっけなく、口の悪い人はチープだという人もいる。だが、猛の如くの走り味の前にはこまけぇことはいいんだよ!である。

過去日本にも輸入された事があるが2代目以降はマフラーの構造上、車検を満たす事が出来ない為に正規輸入がされていない。

2代目

2002年に二代が登場。名前も「バイパーSRT/10」となった。デザインこそキープコンセプトであるが排気量が8.3Lとなり、出も517PSにアップされた。さらにマクラーレン最適化チューニングで608PSまで出アップした。

このモデルではニュルブルクリンクで7分22という驚異的な記録をたたき出した。論、バイパーより記録は存在するが、記録をはじき出した際に使われたエアロパーツハードサスを装備した「ACR」であり、エンジンには手をつけていない(と言うかつける必要がない)為、概ねノーマルに近いものである。

因みにこの代のバイパーのみ、当時クライスラーに在籍していた日本人デザイナー鹿戸治によるデザインである。トヨタ在籍時代はJZA80スープラデザインも手掛けた。

2010年に生産終了がアナウンスされたが…

3代目

2012年三代目が登場した。今回はダッジブランドではなく、SRTという新たに作られたクライスラー高性部門のブランドから発売されている。日本でいえばTRDNISMOに近いものと思われる。出は649PSにまで増大、自然吸気エンジンとしては最大級の出を誇る。
2014年SRTブランドダッジに再統合されたため、再びダッジ・バイパーとして発売されている。

永遠のライバル・コルベット

それまで一のアメリカスポーツカーであったコルベットの牙を切り崩したバイパーは、以降コルベットとあらゆる場面で競い合ってきた。

サーキットにしろ販売にしろ、常にこの2台は頂点をしてしのぎを削っていた。現行のコルベットトップモデルはZ06、もしくはZR-1となっている。前者は排気量を7.0Lまでスープアップ、軽量化が行われるなどかなりスパルタンなモデルとなっている。後者は排気量こそ6.2Lであるがスーパーチャージャーを装備して647PSとバイパー類するものがある。もっとも、自然吸気か過給かの違いはあるが。

ダッジ・トマホーク

そんな感じの名前がありそうだが、実はバイクである。

バイパーエンジンをそのまま2輪に搭載したような、公式末期的なモデルである。BOSSHOSSというオートバイメーカーシボレービッグブロックを搭載したモデルを発売していたが、それに匹敵するようなバイクである。

お値段はバイパー約6台分であり、「こんなん買うのいねーだろ」なんて思ってたら、問い合わせ多数だったでござる、の巻。少数が販売されたらしい。

時速、最高にして480km/h。ジェットエンジンを搭載するY2Kでさえ400km/h、仮面ライダー1号の乗るサイクロン号(ハスラーベースの新)が500km/hであり、こんなのをまともにコントロールできるのは本郷猛一文字隼人位である。

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1 ななしのよっしん
2012/07/15(日) 15:26:04 ID: 0ESxMapoFZ
>それまで一のアメリカスポーツカーであったコルベット

ポンティアック・トランザム「・・・」
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2 ななしのよっしん
2012/10/06(土) 17:27:32 ID: bC7woflCYi
10台限定生産のダッジトマホーク
ラノベヒロインが軽々と乗りこなしていたw
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3 ななしのよっしん
2012/10/07(日) 11:57:09 ID: y3GK5HKOQs
ハイテク武装バイパー
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4 ななしのよっしん
2013/01/01(火) 07:29:07 ID: vUzKZ9+/cx
happy new year! 2013 今年はコブラバイパー年ですね
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5 ななしのよっしん
2013/04/15(月) 19:57:34 ID: Qln8Rhq/cE
トランザムはカマロ兄弟ファイヤーバードの高出版だから
スポーツカーではないと思う。マスキー法でコルベットビッグブロックさえ
去勢される中で、何故か70年代半ばまで400級のエンジンを持ってたけど
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6 ななしのよっしん
2016/05/13(金) 22:10:56 ID: rssP2oevV4
の基準ではあれとこれはスポーツカーじゃないとか言うマジでうざいよな
速くて一般人が乗りそうにスポーツカーって言うんだよ
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7 ななしのよっしん
2017/06/26(月) 03:06:37 ID: 4BdUpdpuQ2
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8 ななしのよっしん
2022/06/23(木) 18:53:58 ID: L/1gTQvjhb
コルベットMRになったのならバイパーMRにしてはどうか
8リッターV10リアミッドなんて心が躍る
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