ディアナ・ソレルとは、テレビアニメ「∀ガンダム」に登場する架空の人物であります。
声優は高橋理恵子さんです。どうぞよしなに。
概要
月を統治する女王。通称、ディアナ様、女王陛下、女王様など。見た目が若々しいためか姫様と呼ばれることもある。人工冬眠を繰り返して何百年もの時を過ごしているという。地球帰還作戦のためにディアナ・カウンターを率いて地球へ降下し、地球の領主達と交渉を始める(物語の始まる約100年前にも一度地球に降り立っていたらしい)
自分に容姿が瓜二つなキエル・ハイムに興味を持ち、悪戯心で互いの服を交換、成り行きでそのまま互いの立場も交換して過ごすことになる。幾たびかキエルと立場を交換する中でアグリッパ・メンテナーの裏切りを知り、再び月へ戻ることを決意する。
女王の立場に恥じない聡明さと窮地でも物怖じしない意志の強さを持つ一方、キエルが自分の服がぴったりなのを見て喜んだり、かつて恋をした初代ウィル・ゲイムの面影のある三代目ウィルを一目見て思わず抱きついてしまう等、少女のような一面も持つ。またキエルとして振る舞う中で戦争の惨状や自然の豊かさ、地球人の暮らしに触れていき、彼女自身も成長していくことになる。
後述する反乱分子はあるものの民衆からの支持は絶大であり、彼女の映像と演説を観るだけで大衆のパニックが治まってしまうほど。「ディアナ様がいらっしゃれば問題は全て解決してくださる」ともはや神格化している市民もいる(特にレット隊は狂信的といえるほどにディアナを心の底から尊敬している)
キエル・ハイムとの見分け方は、ディアナ様の方が肌が白く、目のハイライトがないこと(ただしこれは視聴者に対しての演出であり、∀ガンダム中の人物達には全く同じに見えるらしい)
地球帰還作戦の目的
人工冬眠を繰り返して長い年月を過ごす中で、ディアナは己の体に老いを感じていた。地球帰還作戦を提案したディアナの目的は「地球で死ぬこと」、また「年をとって死を迎えるからこそある『生の喜び』を月の民に知って欲しい」という想いから来るものであった。あくまで平和な帰還を望んだディアナであったが、その想いとは裏腹に様々な行き違いから争いや悲劇が生まれることとなってしまう。
ディアナに反感を抱く主な人物
- アグリッパ・メンテナー:300年前のディアナの地球帰還作戦提案時に「地球人と接触することで月の民の心に闘争本能が芽生えてしまう」として反対するも聞き入れられなかったことで、女王暗殺計画及び月の政権の奪取を企てる。
- ギム・ギンガナム:2500年以上もの間軍事演習をしていたにも関わらず、ディアナが地球降下の際にギンガナム艦隊ではなく私設組織ディアナ・カウンターを用いたことに反感し、アグリッパに協力する。
- フィル・アッカマン:穏健で地球を武力で制圧しようとしないディアナに反感を抱き、ミラン執政管らと共に造反する。また、十分な補給のないディアナ・カウンター兵達は地球の民間人から略奪を始めてしまう。
ディアナの過去の地球降下で影響を受けた主な人物
- ウィル・ゲイム:おとぎ話として語られる先祖の初代ウィル・ゲイムと100年前のディアナとの恋を証明するため、宇宙船の発掘を行う。
- テテス・ハレ:母リンダ・ハレが100年前に地球から連れられた地球人であるために差別を受け、ディアナへの怒りを抱く。
- レット隊:先々々代が100年前に地球に残ったムーン・レィスなのだが、ディアナ・カウンターからは「地球人と同化し野蛮だ」と偏見を持たれる。
こうした争いの火種を生み出してしまったことに対し、計画を早まった己の思慮の足りなさが原因だと、ディアナは自身を責めるのであった。
関連動画
関連項目
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