- トランクス - 一般的な男性用下着。または格闘技用パンツ、男性用水着。本項で解説。
- トランクス(ドラゴンボール) - 「一体みんな誰と戦っているんだ」 誘導先で解説。
- ブリーフ&トランクス - 伊藤多賀之と細根誠のフォークデュオ。
- トランクス(放送主) -男性声真似主
概要
丸みを帯びたジョギングパンツ型や角ばった短パン型など形状は複数あり、ブリーフと共に男性用下着の定番とされている。密着型のブリーフよりも優れているのは、普通のショートパンツと同様の形状であり、生地に伸縮性を要しないためにデザインにも幅が出せ、故に短パンと下着の中間的な位置づけとしてカジュアルな部屋着としても利用可能な点である。更にいわゆる「もっこり」が目立たず、通気性にも優れて蒸れにくく、女性からのあらゆる心理的抵抗が少ないのも大きい。
また、ボクシングなど格闘技の選手が着用する競技用パンツや同様の形状の男性用水着もトランクスと呼ばれる。
日本では大正時代に欧米の一般的な全身下着であったユニオンスーツの下半身部分から派生した、伸縮性のある薄茶色のメリヤス地の短パン状男性用下着である猿股がルーツであり、それが白足袋などにも用いられる伸縮性の無い白色のキャラコ地でも作られるようになったものが現在のトランクスに近い使われ方をされていた(松本零士の漫画に出てくるのはこちらの猿股である)が、1950年代に発生した前開きブリーフの大ヒットにより猿股は古臭い過去の遺物として徐々に追い遣られることになった。
しかしながら '80年代に訪れたブリーフの急激な衰退により、猿股に似た海外のカジュアルな下着がトランクスという呼称でピックアップされることとなり、そのデザイン性の高さも相まって爆発的に普及し、現在では男性用下着のパンツと云ったらこのトランクスかボクサーパンツを指すことが多い。しかしながら2010年代に入り、ブリーフも新しいデザインやコンセプトを得て徐々に再普及を始めている。
なお、下着の意味でのトランクスというのは一種の和製英語であり、海外では trunks はもっぱら胴部(trunk)から下をゆったりと覆う膝上丈の男性用水着を指す(特に区別する場合は swimming trunks / bathing trunks)。先述のように日本語のトランクスにもこの用法はあるにはあるが、膝下丈の boardershorts (アメリカ西海岸発祥のサーフボード文化と共に普及)も含めて呼ぶこともあり、また逆に膝上丈のパンツをも日本でボーダーパンツと呼ぶこともある(対して海外の boarder pants はやはり膝下丈)など、少々カオスなことになっている。
また trunks は文脈により、イギリス英語ではボクサーパンツ(boxer briefs / tight boxers)、米語では中世西ヨーロッパで脚部全体(trunk)を覆ういわゆるタイツ(trunk hose, 歴史的にはホーズあるいはショース(仏: chausse))を指すこともあるので、これまた色々とややこしい。
海外において日本のトランクスに相当する下着は boxer shorts / (loose) boxers と呼ばれている。その boxer shorts は、1925年にアメリカ・ニューヨークのボクシング用品の最大手老舗エヴァーラスト社(Everlast)が格闘技用トランクス(boxer trunks)の腰部を革紐留めからゴム紐締めに変えたことで下着用としても普及し、現在に至るまで日本よりも盛んにブリーフ(briefs)との男性用下着の首位争いを繰り広げている。
ニコニコ動画では、ドラゴンボールやブリトラを除いたトランクス動画は少ない。トランクスのみ着用して歌ってみたや何らかのネタ動画をうpすれば一躍人気者に…なるかどうかはその他の要素次第である。
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