ナビィとは、
- なべ(鍋)の沖縄方言。
- 沖縄を舞台にした映画『ナビィの恋』の登場人物(演:平良とみ)。
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で登場する主人公リンクを補佐する妖精ナビィ(Navi)のこと。
- ニコニコ動画内で活動する歌い手の一人。改名して紺色(こんじき)と名乗っている。該当記事参照。
- スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場人物 CV:田村ゆかり
本項では、3について記述する。
概要
森の精霊・デクの樹サマの遺志を受け、リンクの旅をサポートする事になった。青白い光の玉に二対の翅が生えた姿をしている比較的親切な性格だが、地味に口が悪い部分があったりダンジョンに関するヒントはボタン注目以外は無く、「サリアの歌」の過程でナビィと話しても「リンク、がんばって!」と言うのみである。
歴代の相棒の中では癖が少なく、ストーリーへの絡みも最小限で、あくまでサポート役に徹していた。
正式なゼルダシリーズの中では、音声で言葉を伝える最初のキャラクターでもある。(声優は水橋かおり)状況に応じて、 "Hello", "Hey", "Listen", "Look", "おっちゃんWatch out" といった五つの英単語を流暢に話す。
「社長が訊く」によると、Z注目システムを作る過程で生まれたキャラとの事。
名前の由来は「妖精ナビゲーションシステム」から。
役割
- 目的地のナビゲーション
- "Hey, Listen!"という音声と共に、次に行くべき場所を指示する。
たとえ忘れても、「サリアの歌」を演奏すればサリアと会話をするかの質問の後にナビィと話すことが出来、
いつでも聞ける。尚、最終ダンジョン内の結界をすべて解除した後は、もう目的地を指示しなくなる。 - Z注目(ロックオン)
- 敵やNPC、怪しい物体など色々な物に反応して飛んでいくので、Z(64以外ではL)ボタンを押す事でそれらをロックオン出来る。敵にロックオンしている時は戦闘のアドバイスをくれる。まれにくれない事もある。
- 隠れたオブジェクトに反応
- 一見、何もない所で緑色に光って反応することがある。オカリナである曲を演奏すると、隠れている物が出現する。「裏ゼルダ」ではこのシステムに頼る機会が増える。
- リメイクで追加されたもの
- 3D画面を長く見続けることによる負担を考慮し、60分おきにセーブを促す台詞が追加された。
「ナビィつかれちゃった。」
また、ダンジョン内で定期的に「シーカーストーン(ヒントをくれる石像)」の使用を勧めてくるようになった。
その他
- ロックオン機能は、本作とその続編「ムジュラの仮面」までは、相棒の妖精の力を借りなければ出来ないという設定であった。
- 最初の相棒システムであるためか、同じアドバイスを何度も定期的に繰り返したり、
ラスボス戦などの肝心な所では邪悪な波動が原因で助言をくれないといった、少々融通のきかない場面もある。 - 事ある毎に"Hey! Listen! Hey! Listen! ..."と絶えず叫び散らすのは、多くの英語話者に不快な印象を与える、野暮な言葉遣いである。そのため、特に英語圏内ではナビィを嫌うプレイヤーが多い。
- ナビィの一人称は「アタシ」だったが、3DS版では自分の名の「ナビィ」を一人称にしている。
- 「ムジュラの仮面」のオープニングでは、ナビィが飛ぶ時の効果音(妖精によって異なる)が聞こえるシーンがある。
- 「トワイライトプリンセス」(Wii版)では、ゲーム画面に現れるリモコンのカーソルが、「ナビィポインタ」という名称の青い妖精のグラフィックとなっている。
- 「夢幻の砂時計」では、相棒シエラの音声にナビィの音声の一部が使われている。
エンディングの謎(※ネタバレ注意)
スタッフロールの終盤にナビィが時の神殿からリンクのもとを去るシーンでは、
多くのプレイヤーが「なんで何も言わずにどっか行っちゃうの?」という疑問を抱いた。
続編『ムジュラの仮面』の冒頭では、リンクが「冒険の終わりに別れたかけがえのない友」を探す旅に出るが、
これがナビィの事を指しているかどうかは明言されておらず(前記通りナビィを示唆する効果音などの演出はある)、ラスボス撃破のクリア後も再会できたかどうかも不明。
これらの疑問点については公式で全く言及されておらず、個々のプレイヤーの解釈にゆだねられている。
「リンクが立派な勇者になれたから」、という説もあるが、
ラスボスであるガノンドロフ戦では彼が放つ「邪悪な波動」のせいでナビゲーションも出来ず、
変化形態の「ガノン」も同様に「弱点なんて分からないよ!」などと投げっぱなしなセリフがあったりと
エンディングのシーンでは自責の念でリンクの元を去って行った。という説もある。
尚、姫川明の漫画では別れた理由の補完として、劇中でナビィが最後に、「リンクが立派な勇者になったから、安心して森に帰れる」という内容の台詞を残している。
関連動画
関連静画
関連項目
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