ベン・アフレック(Ben Affleck,1972年8月15日~)とは、アメリカ合衆国、カリフォルニア州出身の俳優、映画監督である。
弟に俳優のケイシー・アフレックがいる。彼はベンの初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で主演を務めている。
概要
身長192cmのマッシヴな体格に端整な顔立ちというルックスに加えて、長い役者経験からなる高い演技力を併せ持つ実力派俳優。しかし同時にマスコミの注目を集めるゴシップ界隈の常連でもある。
キャリアの初期は作品選びの失敗[1]などから大根役者と嘲笑されたこともあったが、2006年の『ハリウッド・ランド』のジョージ・リーヴス[2]役でヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞、近年の『ゴーン・ガール』『ザ・コンサルタント』などの熱演もあり、役者としての評価も高まっている。
2007年の「ゴーン・ベイビー・ゴーン」で監督デビューを果たし、以降主演も兼ねて高い評価を得た「ザ・タウン」、アカデミー賞作品部門を勝ち取った「アルゴ」などの作品をコンスタントに制作し続けている。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で共同脚本、共演したマット・デイモンは親友。マサチューセッツ州ボストンでの同郷で、前述のグッド・ウィル・ハンティング、ゴーン・ベイビー・ゴーン、ザ・タウンなどベンの作品には同地を舞台にしたものが多い。
結婚について
最初の妻は「デアデビル」で共演した女優ジェニファー・ガーナー。2005年から2015年までの10年間の結婚生活の末、ベンのアルコールやギャンブルが原因で破局。2017年に正式に離婚した。
2022年にはジェニファー・ガーナ―との結婚以前に交際していたジェニファー・ロペスと復縁して、再婚した。
DCエクステンデッド・ユニバース関連
2010年代後半以降ではDCエクステンデッド・ユニバースにおける実写版バットマンとして有名。彼自身自宅にバットケイブを作るほどのバットマンマニアである。
当初「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で彼がバットマンを演じると発表された時は前作ダークナイトシリーズの定評もあり一部のバットマンファンからのパッシングが起きたものの、映画が公開されるとその声は止み、同作のアフレック版バットマンは力強い人気を得た。
しかし、「ジャスティス・リーグ」撮影期間中には離婚調停などで精神的に参っていたこともあり、監督・脚本・主演を務めるはずだった「ザ・バットマン」の監督・脚本を降板。
当時広まっていたバットマン役を降板するという噂を2017年のサンディエゴ・コミコンで否定、「バットマンを演じることのできる自分は世界一幸運だ」と発言したものの、のちに「ザ・バットマン」は作品自体が当初の計画とは全く違うものになってしまったため、主演も降板してしまった。
一時、DC映画から離れることになったアフレックだったが、「ジャスティス・リーグ スナイダーカット」の再撮影や「ザ・フラッシュ」(2023年6月公開)でバットマン役に復帰した。
2022年7月には「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム」(2023年12月公開予定)でもバットマンに復帰する事が判明。同情報は長らく伏せられていたが、再撮影現場にベン・アフレックが来ていたことが露出してしまい、出演者が追認する形で認められた。
2022年12月にはジェームズ・ガンとピーター・サフランがDC映画トップ就任。それに伴い、新体制下で今後のバットマンがどうなるかは先行き不明となっている。また、ジェームズ・ガンはベン・アフレックと会談を行ったことを明かしており、ベン・アフレックに新作映画の監督をオファーする可能性に言及している。しかし、2023年3月のインタビューでは「ガンのDCのために何かを監督するつもりはありません。絶対にありませんね。」と答えており、監督を引き受ける気はないようだ。
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関連項目
脚注
- *特に「アルマゲドン」、「パール・ハーバー」などのマイケル・ベイ監督作品。ただし初期作品の中にも「チェイシング・エイミー」、「デアデビル」ディレクターズカット版のような良作もある
- *ジョージ・リーヴスは1950年代のドラマ版スーパーマン役で人気を博した俳優。ベンは後述のDCEUバットマンと合わせるとある意味スーパーマンとバットマンの両方を演じた役者とも言える。
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