1994年から1995年にかけてOVAが発売。後に劇場版が公開された。
概要
本作は河森正治を中心に、マクロスの正統な後継作として『マクロス7』と共に企画・制作された。
戦闘の動きの滑らかさや、板野サーカス以外にも戦闘機パイロットのリアルな感覚を表現しており、ドッグファイトシーンはマクロスシリーズの中でも最高のクォリティと評価する声も多い。
特に劇場版の終盤でのゴーストX-9との戦闘はシリーズのファンならずとも一見の価値があると思われる。
またシャロン・アップルによるヴァーチャルアイドルは初音ミクの先駆けではないかと巷では噂になっている。
あらすじ
2040年、移民惑星エデンの基地で、統合宇宙軍次期主力可変戦闘機の採用コンペティションが行われていた。競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。
そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。
主な登場人物
- イサム・ダイソン - CV:山崎たくみ
- 主人公でYF-19のテストパイロット。24歳。
- 統合軍所属のパイロットであり、ロイ・フォッカー勲章を何度も受章するほどの天才的な戦闘機の操縦技術を持つが、あまりに自由奔放な性格故に軍の規律違反を繰り返し、勲章も全て剥奪されている。
- ガルド・ゴア・ボーマン - CV:石塚運昇
- YF-21の開発主任兼テストパイロット。25歳。
- ゼントラーディの血が流れており、明晰な頭脳と屈強な肉体を併せ持つが、後にその血が彼の人生を狂わせる。
- ミュン・ファン・ローン - CV:深見梨加
- 本作のヒロイン。23歳。
- かつては歌手を目指していたが、ある事件をきっかけに歌を捨てシャロンのプロデューサーとなる。
- シャロン・アップル - CV:兵藤まこ
- 人工知能によって生まれたヴァーチャルアイドル。
- 銀河系全土において絶大な人気を誇るが、後に歴史に残る大事件の中心となる。
劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』
基本構成はOVAと同じだが再編集されており若干ストーリーが異なる。新作カットが追加されており特に終盤のシーンは見物である。
関連動画
関連項目
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