上士幌町(かみしほろちょう)とは、北海道十勝地方にある町(地方公共団体)である。河東郡に属する。
概要
上士幌町(2020年4月1日時点) | |
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面積 | 約694.23km2 |
人口 | 4,826人 |
町の花 | すずらん |
町の木 | しらかば |
隣接 市町村 |
十勝総合振興局 上川郡:新得町 河東郡:鹿追町、士幌町 中川郡:本別町 足寄郡:足寄町 上川総合振興局 上川郡:上川町 オホーツク総合振興局 北見市 常呂郡:置戸町 |
大雪山国立公園の山麓に位置する、十勝地方北部の町。ゆえに、南部を除くと大部分が山林に覆われている。
元々は、南に隣接する士幌村(現在の士幌町)の一部であったが、1931年に上士幌村として分村。1954年に町制施行し上士幌町となった。ちなみに士幌町より8年早い町制施行である。
町名の元になった士幌は、アイヌ語で「広大な土地」を意味する「シュウウォロー」が転訛したものとされている。
農業や林業などの第一次産業の他、観光業も盛んで町内に数多くの観光名所を擁している。冬には上士幌ウインターバルーンミーティング、夏には北海道バルーンフェスティバルといった大規模な熱気球のイベントが開催される、熱気球の町としての側面も持つ。
近年はふるさと納税に関連した取り組みで注目を集めており、認定こども園10年間無償化などの思い切った子育て支援策に活用している。その結果、2014年まで減り続けていた人口が2015年以降、3年連続で微増する成果をあげている。
名所とか
▲ナイタイ高原牧場 |
▲タウシュベツ川橋梁 |
▲三国峠から望む松見大橋 |
- ナイタイ高原牧場(日本一広い公共牧場)
- 糠平湖(音更川の水を糠平ダムが堰き止めた結果できた人造湖)
- 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群(北海道遺産)
- 上士幌町鉄道資料館(旧国鉄士幌線の資料展示、およびコンクリートアーチ橋梁群の案内)
- 幌加温泉
- 十勝三股白樺並木
- 三国峠(北海道内の国道最高地点で紅葉の名所)
- 東雲湖(北海道三大秘湖のひとつ。鹿追町側からしか行けない)
- 上士幌町航空公園(キャンプ場を併設する公園。熱気球イベントの会場として使われる)
- 「この先118kmガソリンスタンドありません」の看板(上士幌町市街地、国道273号沿いにある)
交通
道路
高速道路は通っていない。最寄りの高速道路ICは、道東自動車道の音更帯広ICまたは足寄IC。
鉄道
鉄道は通っていない。かつて国鉄士幌線が町北部の十勝三股駅まで通っていたが、1987年に廃止された。遺構の一部は現在に至るまで残されており、前述の通りタウシュベツ川橋梁を筆頭に北海道遺産にも認定されている。
これだけの遺構が残されている理由についてだが、はじめから観光利用を見越していたわけではなく、経年劣化により荒れ果てていたため構造物を撤去できずにいたところを、その景観の美しさが評価され、ついには保存活動が行われるようにまでなった…というのが真相。
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関連項目
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