国立公園(Park)とは、国が指定した公園である。
国際自然保護連合(IUCN)では管理の度合いによって保護地域を6つに区分しており、そのうちカテゴリーIIが国立公園である。
IUCNでは国立公園を「特別な自然現象の保護を主目的として管理される地域」と定義している。
概要
日本国内には現在30地域の国立公園が存在する。
国定公園の管理者が都道府県であるのに対し、国立公園は環境省(国)自らが管理する。
なお、日本の国立公園の面積の約60%が国有地である。
日本国内においては自然公園法によって、『日本を代表する自然の風景地を保護し利用の促進を図る目的』で、環境大臣が指定する自然公園のひとつとなっている。
他にも「国営公園」や「国民公園」が存在するが、別なものである。
参考までに、国営公園は国土交通省が管理する公園。
国民公園は環境省が管理する営造物公園、国立公園は環境省が所管する自然公園と定義されている。
自然保護官
環境省の地方支分部局である地方環境事務所に配置され、自然公園法に基づく国立公園の許認可や希少な野生生物の保護等を行う。パークレンジャーとも呼ばれる。
なお、国立公園の下位互換として国定公園と都道府県立自然公園がある。上位公園といわれるのはそのうち国立公園と国定公園である。
国立公園一覧
- 阿寒国立公園
- 大雪山国立公園
- 支笏洞爺国立公園
- 知床国立公園
- 利尻礼文サロベツ国立公園
- 釧路湿原国立公園
- 十和田八幡平国立公園
- 磐梯朝日国立公園
- 三陸復興国立公園
- 日光国立公園
- 富士箱根伊豆国立公園
- 秩父多摩甲斐国立公園
- 南アルプス国立公園
- 小笠原国立公園
- 尾瀬国立公園
- 中部山岳国立公園
- 伊勢志摩国立公園
- 上信越高原国立公園
- 妙高戸隠連山国立公園
- 白山国立公園
- 瀬戸内海国立公園
- 吉野熊野国立公園
- 山陰海岸国立公園
- 大山隠岐国立公園
- 足摺宇和海国立公園
- 雲仙天草国立公園
- 霧島錦江湾国立公園
- 阿蘇くじゅう国立公園
- 西海国立公園
- 西表石垣国立公園
- 屋久島国立公園
- やんばる国立公園
- 慶良間諸島国立公園
- 西表石垣国立公園
関連動画
関連項目
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