丿貫(へちかん/べちかん 生没年不詳)とは、戦国時代に存在した伝説的な変人茶人である。別名に丿恒、丿観、別貫など。
概要
ちなみにこれはカタカナの「ノ」ではない。
名前だけでも変なのに彼自身も変だったという。
医師・曲直瀬道三の姪婿という説があり、武野紹鷗の門弟として茶を修めていたらしい。
かなりのド貧乏であり手取釜1つでやりくりして生活して生きていたからというから驚きである。
流行に乗らず、流れに身を任せず、独自のスタイルの茶道を貫き相手に合わせようとしなかった。
まあ茶人ということもあって同時代の茶人や数寄者とは交流があり、千利休とは特に親交を結んでいた。
スタイル的に前田慶次に似たものがあり、慶次が前田利家を水風呂に入らせたとすれば、彼は千利休に内緒で庵の前に落とし穴を作って落とすという今で言うドッキリの先駆け的なことをしていたという。
そんな人物がいたら豊臣秀吉も興味をもつよ。(恐らく利休のつてで)
秀吉主催(主宰)の北野大茶湯で直径一間半(約2.7m)もある大きな朱塗りの大傘を立てて茶席を設けて周囲を驚かせたというが、地味にアニメの世界でもしれーと取り入れられてたりもしたりする。(作品によっては巨大朱傘で茶会してあるものがある。)
派手もの好きの秀吉からすれば喜ぶのは当然でありあらゆる税とかが免除されて待遇が向上したという。
要約すると、どこの馬の骨かも分からない独自路線を歩む変人アイディアマン茶人ということである。
関連動画
関連項目
- 豊臣秀吉
- 千利休
- 曲直瀬道三
- 武野紹鷗
- 戦国時代の人物の一覧
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