勝利の女神だって野球したい!とは、松本ミトヒ。による月刊コミックアース・スターで連載されていたストーリー漫画である。
概要
月刊コミックアース・スター2013年12月号から2014年12月号まで連載された。単行本は第1巻まで発売中。
劇中設定として、高校軟式野球公式試合への女子選手の参加が認められている。女子生徒のみで構成される女子野球というわけではなく、男女混合チームとしての野球部を描いていることが特徴的である。
ストーリー
狭山桜高校野球部は試合中、投手の怪我で試合続行出来ないピンチを迎えていた。
代わりの選手もいない中、そこに現れたのは、なんとクラス委員の美少女だった!?
萌えだけじゃない、本格美少女野球漫画!
高校野球に女子選手の参加も認められるようにルールが制定されてから数年が経ち、一人の天才女子投手が史上初のノーヒットノーランを取る。その試合で敗北した槍槙西高校の元顧問 手越祐一 は「よわごし監督」のアダ名が付けられたまま、狭山桜高校に転勤し廃部寸前の野球部の顧問を務めることになる。
手越は同校で才能豊かな女子生徒たちに出会い、彼女たちを野球部へと勧誘していく。
主な登場人物
狭山桜高校
監督。本作の主人公。槍槙西高校の元顧問であり、女子投手に史上初のノーヒットノーランを取られた監督として悪評高い。転勤先の狭山桜高校で野球部顧問を任される。自身の学生時代、怪我で引退試合に出られなくなった。外野手経験を持つ。
投手。1年A組のクラス委員長。自身がスタンドから野球試合をしているとチームが必ず勝つ、自身が試合に出るとアクシデントが起きて必ず負けるというジンクスを持っており、野球を辞めていた。野球部の引退試合で手越に伝令係を任される。試合中に勝ち負けは大事ではないという手越の言葉を受けたこともあり、怪我をした楠田に代わり投手として試合に参加する。これをきっかけに野球部へ入部した。プロ野球チーム西方キャッティーズの試合で、フィールドビューシートを用意できる知人がいるらしい。
一塁手。1年B組。親戚が経営するバッティングセンターに入り浸っており、ほぼ毎日のようにバッティングゲームを続けている。時速130kmのボールでホームランを連発しており、ランキングでも1位をキープしている。
野球経験自体は皆無で、変化球や緩球には弱く打ち分け技術も乏しい。風間との勝負に敗れ、野球部に仮入部する。
遊撃手。1年D組。身長体重ともに小学生の平均以下という合法ロリっぷりだが、身軽さを中心に身体能力は高い。西方キャッティーズのマスコットであるニャンドラに憧れており、将来はスーツアクターになりたいと話している。手越に誘われ西方キャッティーズの試合をフィールドビューシートで観戦し、それをきかっけに野球部に入部する。
二塁手。1年D組。勉強、運動ともに学年トップの才女で、校内一のイケメンとして女子生徒からの人気も厚い。小柄で可愛らしい猫森に興味を持っており、西方キャッティーズの試合観戦に猫森を誘った手越に同行した。遊撃手と二塁手の連携プレーを目の当たりにし、また自身も猫森との連携によってプレゼントボールをキャッチする。猫森と一緒に野球部へ入部。
マネージャー。1年D組。アニメ、ゲーム、マンガ、ラノベなどを趣味にする中二病気質の腐女子。ほぼ成り行きでマネージャーを務めることになったが、漫画や小説などで野球に触れる機会は持っており、野球に全く詳しくないというわけではない。女子として野球に打ち込む風間たちをカッコイイと評している。
捕手。1年A組。女性選手を毛嫌いしており投手の風間とは口喧嘩も多いが、決して信頼関係が無いわけではなく、監督の手越からは良い女房役と評されている。
所沢東高校
風間藍香の実姉。手越が監督を務めていた槍槙西高校との試合で、女子投手としては史上初となるノーヒットノーランで勝利した天才少女。藍香との姉妹仲はあまり良いようには見えないが、自分が大好きな野球に出ると試合に負けるジンクス、自分がスタンドから応援すると試合に勝つジンクスの二つが藍香自身を傷つけていると考えており、藍香を悲しませたくないという点では妹思いの面も見せている。
所沢東高校野球部のマネージャー。あからさまにエロスを意識した言動をとり、試合中の蒼依の動向の語る様子は「友坂マネの官能解説」として他校にも知れ渡っている。
陽気なドミニカ人ハーフでバットを持った身長2メートルの女の子。
槍槙西高校
久宝紗菜(くぼう さな)
投手。1年生で野球部のキャプテンを務める。中学生時代はソフトボール選手として活躍しており、アンダースローを得意とする。女子チームでエースを続けてもモテないという理由からソフトボールを辞め、男子中心の野球部に入った。
関連項目
リンク
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