千両狂死郎(せんりょう きょうしろう)とは、SNKの格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの登場キャラクターである。
概要
流派 | 舞闘流歌舞伎 |
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武器銘 | 世話女房 (薙刀) |
生年月日 | 宝暦八年(1759年)十二月十四日 |
出身地 | 江戸 |
身長 | 五尺四寸 (164cm) |
体重 | 十六貫目 (60kg) |
好きなもの | 大勢の前で舞った後の歓声 |
嫌いなもの | 犬 |
特技 | 密教流膝屈伸 (ヒンズースクワット) |
江戸において知らぬ者無しと言われる歌舞伎役者。薙刀と歌舞伎を融合させた狂死郎歌舞伎を考案し、亡き先代(父・狂志郎)を超えるような「究極の舞」を会得せんと稽古に励んでいる。
本来は剣の才能はあれど争いを好まない温和な性格だったが、臨終に際した父が狂死郎の舞を認め「死と芸術の融合」という道を示したことで、命のやり取りをも芸術の一部と捉える美意識を持つに至った。狂気的ではあるが、戦いと伝統芸能の融合、鮮血と死に対する美意識は『サムスピ』シリーズに共通する美学でもあり、超越的な視点を持っていると言えなくもない。
覇王丸とは友人で飲み友達。柳生十兵衛とも知己だが、堅物の彼は狂死郎の剣を認めず「派手好きの大道芸」と評している。
『真』のストーリーでは「白珠魂」という優れた魂を持つものとして羅将神ミヅキに狙われている。彼女を倒した後は体を乗っ取られていた美州姫(びずき、300年前の巫女)を保護し、「阿国」の名を与えて舞の相方とした。彼女とは後に夫婦となったとされている。
『斬紅郎無双剣』のストーリーでは、鬼(壬無月斬紅郎)が人を殺す光景に美を見出し、究極の舞「鬼の舞」を完成させるために戦いを挑む。エンディングでは命を懸けた舞台を半年に渡って踊り続けて全うし、生涯を閉じた。但し時系列で後年に当たる『天草降臨』『真』と矛盾するため、同作のエンディングでは唯一のパラレル扱いとなっている。無理に統合すると阿国が可哀そうだし。
海外から見たミステリアスな日本文化の極致としてデザインされており、国内のキャラ人気はイマイチと言われながらもシリーズを通して登場機会が多い。
担当声優
性能
武器が薙刀のため、斬り攻撃のリーチが長いが手元の判定が弱いことが多く、中距離以上の離れた間合いを得意とする。しゃがみ歩きが実装されており、下段ガードを固めると後退してしまうが、ガードしながら逃げられるのは利点にもなる。
ジャンプが高く遅いため自分から攻めるのは苦手だが、初代では空中技の「血煙曲輪」に隙が無いため空中から奇襲もできる。退き込み(バックステップ)から飛び込みを見てから出せば対空にもなり、隙が増えた『真』以降も強力。
『2019』では必殺技の攻撃判定が大きい反面、殆どの技の隙が大きい見た目通りの派手な性能となっている。
関連動画
関連静画
関連項目
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