坂井勝二単語

サカイカツジ
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坂井勝二(さかい かつじ)とは、元プロ野球選手である。

概要

1938年3月21日生まれ。福岡県出身。

田川中央高等学校に進学。高校時代は甲子園大会には縁がなかった。

専修大学に進学。同期には小池兼司がいた。大学時代はエースとして活躍し、在学4年間で3度のリーグ優勝に貢献。3年には最高殊勲選手、最優秀投手ベストナインを受賞した他、大学日本代表にも選ばれた。

1959年大学中退して大毎オリオンズに入団。

入団4年1962年、好投を続け先発投手として起用されるようになった。同年は11勝10敗、防御率4.26を記録

1963年先発リリーフ双方でフル回転し、規定投球回に到達。14勝19敗と負け越しはしたものの、防御率2.61と好成績を残す。

1964年、同年移籍してきた小山正明とともにチームエース格として活躍し、オールスターゲームにも初出場。最終的には25勝17敗、防御率2.50とキャリアハイの成績を残したが、最多勝タイトルは30勝を挙げた小山が獲得した。

以降もチームエース格として活躍を続け、1968年まで7年連続で二桁勝利を挙げたものの、チーム世代交代に失敗していたこともあり優勝争いには縁遠かった。

1970年、トレードで大洋ホエールズへ移籍。

移籍初年度は、10勝6敗、防御率3.47と活躍。

1971年、「黒い霧事件」に関与したと嫌疑がかけられ期限謹慎処分が下されたが、5月末に処分が解除されてからは8連勝を記録するなど奮闘し、9勝4敗、防御率1.87という成績をマーク勝率.692で最高勝率タイトルを獲得した。

1972年エースとして活躍し、15勝11敗、防御率3.01という成績を残した。

1976年渡辺秀武とのトレードで日本ハムファイターズへ移籍。同年21試合に登板し、2勝6敗、防御率4.65という成績を残したが、同年限りで現役を引退した。

引退後は球界から離れているようである。

人物・エピソード

クイック気味のアンダースローから飄々と投げ込み打者を翻弄した右腕。厳しく内を攻めるスタイルから与死球が非常に多かったが、相手に当てた直後でも内に投げ込めるメンタルの強さも長所としていた。

1967年には中10日で2度ノーヒットノーラン達成のチャンスを逃すというしい経験をしている。

通算成績

投手成績

通算:18年 登板 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
NPB 605 96 26 166 186 --- --- .472 2839.2 817 1610 1186 1029 3.26

主な獲得タイトル

関連項目

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