夕神迅とは、逆転裁判シリーズの登場人物である。通称は「ユガミ検事」。
概要
『逆転裁判5』で登場した新たなライバル検事で、シリーズ初の囚人検事である。
王泥喜法介のことを「泥の字」、希月心音のことを「月の字」、成歩堂龍一のことを「おっさん成の字」と呼ぶ。
侍のような風貌をしており、白黒の陣羽織のような模様が入ったノースリーブのジャケットを羽織っている。髪の色は本来黒だが、獄中生活のストレスにより一部が白くなっている。やや老けた顔立ちをしているが、成歩堂よりも年下の28歳(『5』当時)。姉に夕神かぐやがおり、『逆転裁判5』終盤で登場する。
心理学を応用した「心理操作」を法廷戦術として取り入れており、鋭い眼光で相手を震え上がらせつつその心理を読み取り、相手や状況に応じて冷静に対応したり、あるいは言葉を荒げたりすることで相手を意のままに操る。そうして心証を自分に有利なものとしていくのが彼のやり方である。
逆転裁判5
前述したとおり、検事でありながら殺人罪で投獄されている囚人。
その矛盾した肩書きから、本作のテーマである“法廷崩壊”を象徴する人物として描かれている。
収監された身でありながら検事局長の計らいにより、手錠を嵌めたまま現役検事として出廷する。
その理由は物語終盤で明かされる。
アウトローなキャラだけあって、審理中も様々な問題行動を起こす。
居眠りをしたりお目付け役の番轟三を連れて散歩に出かけたりやりたい放題である。
乱暴な言葉遣いや抜刀するかのような構えをとったりといった行動で弁護士を威嚇するが、本気を出すと手錠の鎖を破壊し、手刀で斬撃を放ってくる。こうなると、番轟三による(手錠に仕込まれた)電気ショックでの制止がかからなければ手が付けられない。
また、ギンという鷹を飼っており、法廷内に解き放っては弁護士や証人を攻撃させる(これにより本作では法廷内で王泥喜の「みぬく」が使えなくなる)。乱暴さで言えば狩魔冥とどっこいといったところか。
物語終盤では、刑務所へ収監される前の彼はクソ真面目であったことが発覚。
長い長い獄中生活によりかなりのへそ曲がりに変貌してしまったようだ。
法の暗黒時代到来の二つ目の要因である「UR-1号事件」の被告人。被害者は夕神の心理学と剣術の師匠であり心音の母親である希月真理だった。
事件現場へやってきた彼は現場の状況から心音が殺人犯だと誤解、師の忘れ形見を護るべく自ら殺人の罪を着た。
彼が囚人となっても検事席に立ち続けたのはこの事件の裏に絡んでいる「亡霊」と呼ばれる人物をおびき寄せるためだった(「亡霊」にとって致命的なデータを肌身離さず隠し持っており、表立って活動することでそれを亡霊が奪いに来ると踏んだため)。
逆転裁判6
第4話「逆転寄席」にて証人・傍聴人として登場。
この時点では既に釈放済みで、寄席に行ったり行きつけのソバ屋でソバを食べたりとシャバを満喫している様子(ちなみに落語に関してもソバに関してもかなり口うるさい)。
その行きつけのソバ屋の跡継ぎが逮捕されてしまい、ソバのため成歩堂なんでも事務所へ弁護の依頼を持ってきた。しかし後にスケジュールの合う弁護士が新人の心音のみであることが発覚し、慌てることになる。
開廷前には「検事という立場上協力はしない」と釘を刺した。
「協力はしない」と宣言したものの、心音の弱点(=感受性の強さ)を突いて攻め立てるナユタ検事に我慢ならなくなり傍聴席から弁護席へ移動、パートナーポジションになる。ちなみに加勢した理由は本人曰くソバのためらしい。
パートナーと化してからは心理操作によって証人の証言を促したり、物理的な攻撃にも斬撃で対応し、その活躍ぶりから一部ユーザーからは「過保護」と言われた。
検事でありながら弁護士に加担したため、本作の検事・ナユタ・サードマディの暴言説法で「パンダ」という不名誉な通称がついてしまった(ナユタ曰く来世が白黒逆のパンダになるとのこと)。
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関連項目
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