当たり屋とは
罪悪感やパニックで気を動転させ、正常な判断を不可能にするのもひとつの特徴。
※広義には人間同士での接触によってスマホが壊れた!といった手口も含まれる。
概要
当たり屋は自身の体を故意に標的にぶつけて示談金などをだまし取ろうとする詐欺行為、いわゆる被害者ビジネスの一種である。
標的の車が横断歩道のあたりで右折や左折するタイミングを狙ったケースや狭い道から突然出てくるケース、そして路肩にいた当たり屋が突然道に出て来て当たって来るケース等がある。なお、中にはあからさまな輩もいるが、きっとそれは当たり屋というよりもお薬の方であろう。
車庫から出るタイミングを狙ってくる手口もある。近辺に変な人がいないかも確認しよう。
また、犯人は一人でやって来るとは限らない。「私見てました!こいつが悪いです!」と仲間と協力して事故の目撃者として第三者的な立場の者を用意して標的を狙って来るケースもある。
当たり屋は、自動車で自動車に故意に当たって来るケースもあるが、自動車や自転車を標的として、自身の体を当てに来るパターンが多い。そういった当たり屋への対処方法としては、近年普及しているドライブレコーダーがあれば慌てて逃げていく可能性が高い。
(当たり屋相手に)交通事故を起こした場合
相手が明確な当たり屋だと気づいた場合
「こいつ当たり屋じゃねえか!」「俺は悪くないよな!」ではなく
警察へ即座に連絡しなくてはならない。(重要)
それをしなかった場合は「当て逃げ」「救護義務違反」(ひき逃げ)で本当の犯罪者である。
道路交通法第72条1項。(+同時に、相手に絶好の口実を与えてしまう)
交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。」
「ちょっと当たっただけだから」「大丈夫大丈夫」と言われて安心してはいけない。出血や骨折の兆候がなくても、骨や筋肉といった内側の損傷は医師や医療器材でなければ判断できないし、「仕事に遅れるし、忙しいし、警察が来てやりとりも大変だし、お金で解決できるなら…」とか安易に考えるのはもってのほか。
「ちょっとぶつかっただけだから」等ととにかく警察の介入を拒むのが当たり屋の大きな特徴。「被害者」のはずなのに、むしろ警察を呼ぼうとすると妙に嫌がり、逃げ出そうとするなら間違いなく当たり屋とみて間違いない。現場検証で警察に顔や身元がバレる事までは望んでいないからだ。
もちろん当たり屋に逃げられても警察に事故の報告や映像の提出をしておこう。黙っていれば前述の通り即・犯罪者になる。警察へ即座に通報しよう。(大事な事なので二度言いました)
犯人は周囲で同様の手口を繰り返している場合もあるため、たとえ自分が最初の一人でも早期解決といったカウンターパンチをぶちかます事が可能になる。近隣で同様の事例が増えれば警察も動かざるを得ないため。
ただ当たり屋の私物の賠償まで警察は介入してくるケースが少ないので、個人賠償責任保険への加入を行って万全を期しておくべきかと思う。日頃から安全運転を心掛け、万一の事故に備えてドライブレコーダーといった装備も整えておくのが最大の自衛となる。
違反にはならない
明確に「当たり屋行為である事が判明」した場合、交通事故歴・違反点数にはならない。
派手に当たり屋をぶっ飛ばそうが、過失割合も10:0となる可能性が高い。
盛大な脇見運転やスマホ運転などしていれば別だが…ならなくとも、悪質性によってかなり減免される。
近年は自動車・自転車に限らず、徒歩同士、歩きスマホでろくに前・周囲を見ない人間を狙って当たりに行くパターンもある。…が、どっちもどっちであり、「私は無防備です」という看板を出して歩いている以上、「歩きスマホしていた俺は悪くない!」なんて言えた立場ではない。キレるならどうぞお互い存分に潰しあって下さい。
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関連項目
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