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旁(つくり)とは、漢字の構成要素の一つである。字の右側の部分。

とはいえ、世の漢字は多数が偏であるため、どれが旁に属するかは覚えるしかないのが現状である。

たとえば「利」「料」「取」は旁に属するが、「飲」「投」などは偏に属する。

」であれば(の変形)が旁で、「字」に旁にあたるものはない。

概要

いくつかの旁は部首になっていて呼び名がついている。代表的な旁を以下に挙げる。

  • 刂 - 部首部)。りっとうと呼ばれる。という字を崩したもの。例:、制、到、剛
  • - 部首。ちから。例:助、勧、動
  • 彡- 部首。さんづくり。例:形、、彫
  • 欠 - 部首あくびなどと呼ばれる。例:歌、欺、歓
  • ) - 部首。ぼくづくり・のぶんなどと呼ばれる。部首。左側の構成要素をく意味がある。例:、数、放
  • - 部首。るまたなどと呼ばれる。と同じで左側の構成要素をく意味がある。例:、殴、毅
  • 斗 - 部首。とますなどと呼ばれる。例:斟、斜、料
  • 斤 - 部首。おのづくり。例:新、断、
  • 又- 部首。また。取、叙
  • 寸 - 部首。すんづくり。対、封
  • - 部首。ほこづくり。戦、戯
  • - 部首。つき。、期、朔
  • しづくり。例:印、卸、却
  • - 部首ふるとり。例:雄、雌、離
  • - 部首。おおがいと呼ばれる。例:、顔、額
  • 阝 - 部首部)。おおざとと呼ばれる。例:、郊、郵
  • - 部首。とり。例:

漢字として

Unicode
U+65C1
JIS X 0213
1-58-53
部首
方部
画数
10画
Unicode
U+3AC4
部首
方部
画数
8画
意味
広い、大きい、あまねく、かたわら、片側、両側、嫡流以外の、偏った、近く、という意味がある。
字形
符は
旁は隷書以降の形で、〔説文解字〕には㫄の字形で載っている。㫄は〔説文解字・巻一〕に「溥(ひろ)きなり。二にひ、闕、方」となっていて、字形の解説の一部が失われている。字の上側がなんなのかはよく分かっていない。下に挙げた異体字でも、下部は方だが上はフリーダムである。
音訓
音読みはホウ(音)、ボウ(音)、訓読みは、かたわら、つくり、かたがた。
規格・区分
常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第二準。
旁を符とする漢字には傍、嗙、徬、搒、滂、𨜷、𣂆、榜、膀、䅭、謗、騯などがある。
語彙
旁引・旁・旁午・旁旁

異体字

Unicode
U+3751
部首
画数
7画
𣃙
Unicode
U+230D9
部首
方部
画数
7画
Unicode
U+96F1
JIS X 0212
70-92
部首
雨部
画数
12画
𣃟
Unicode
U+230DF
部首
方部
画数
9画

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1 ななしのよっしん
2018/07/19(木) 15:01:00 ID: l580dFRrEL
何故偏は音読み訓読みなのか
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