松竹とは |
松竹株式会社(しょうちく)とは、映画・テレビドラマや時代劇の製作・配給、娯楽や演劇・歌舞伎の興行等を行う日本の会社である。
概要
映画の代表作として「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」が知られている。
当初は東京都大田区蒲田に撮影所を開設。この当時の所歌として歌われたのが「蒲田行進曲」であり、現在もJR蒲田駅の発車メロディに採用されるなど、蒲田や映画を象徴する歌として歌い継がれている。
その後、現代劇の撮影所機能が1936年に神奈川県鎌倉市の大船へ移転。「男はつらいよ」などがここで撮影されていたが、経営悪化により2000年に閉鎖。当初は代替施設を東京都江東区新木場に建設する計画があったが頓挫し、以降は他社の貸しスタジオを借りて撮影する形式となっている。
なお、 関連会社の時代劇の撮影所として京都の太秦に撮影所を保有している。
かつて松竹に在籍していた映画プロデューサー・奥山和由によって映画監督としての北野武の才能が見出されたので知られる。
富士山(模型)を背景にしたオープニングロゴが有名であるが、2000年以降は黒バックに富士山をイメージしたデザインのものが洋画配給作品・現代劇・アニメ等で使用され、実写背景をCG加工したものが時代劇・山田洋次監督作品等で使用されていたが、2015年からは創立120周年記念として、バックの本物の富士山に雲と雪をCG合成したデザインが使用されている。
なお、富士山のオープニングロゴを使用し始めたのは、1936年に撮影所を大船に移転した時に「日本一の映画会社を目指す」としたのがきっかけ。
演劇や歌舞伎の興行主としても有名。特に歌舞伎においては制作と興行をほぼ独占している。歌舞伎座や新橋演舞場を所有する。
東映系のT-JOY、東宝系のTOHOシネマズと同様に、松竹も子会社にシネマコンプレックスのMOVIXを有し、全国展開をしている。
歴史
1885年に創業者の大谷竹次郎が京都阪井座を買収。1902年に兄とともに松竹合名会社として創業する。
当時は「しょうちく」ではなく「まつたけ」と読ませていた。
1920年に松竹キネマを設立し、映画製作にも参入。
1931年に日本初のトーキー映画「マダムと女房」を公開する。
1937年に松竹と松竹キネマが統合して、現在の松竹株式会社を設立。
1950年から球団経営に着手し、京都府の衣笠球場を本拠地とした「松竹ロビンス」を設立させる。
1年目からセントラル・リーグで優勝する勢いの良いチームであった。
1951年には日本初のカラー劇映画「カルメン故郷に帰る」を公開する。
1953年に松竹ロビンスが大洋ホエールズと合併し、「大洋松竹ロビンス」という球団名に変えて、球団運営をまるはと共同で行なうこととなるが、1954年のシーズン終了後に松竹は球団運営から撤退した。
1970年代以降は渥美清主演の「男はつらいよ」という大ヒット長期シリーズを軸にした映画興行を行なってきた。
しかし、1996年の渥美清逝去に伴う「男はつらいよ」シリーズの終了から経営が悪化。大船撮影所の閉鎖など大々的なリストラを行った。
2011年には東日本大震災で映画業界は大きく打撃を受けたのだが、松竹に関しては特に酷い状態で、「八日目の蝉」「映画けいおん!」ぐらいしかヒット作がなく、歌舞伎など演劇についても厳しい状態となった。
現在は大手三大映画会社中3位のポジションに甘んじているが、演劇や歌舞伎の興行や不動産事業でそれを補っている。
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関連項目
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