株式会社インサイトとは、日本に存在する複数の企業が使用している会社名である。
その中でも、この記事では「2008年4月4日に設立され」「2016年12月現在、渋谷区道玄坂に所在し、インターネット広告業を主な業務とする」企業について記載する。
概要
2008年に設立。主にインターネット上での広告、アフィリエイトなどに関する業務を行っている。
約60名と比較的少人数、かつ平均年齢28歳と非常に若い従業員らで運営されている(2016年時点)。にもかかわらず、2015年3月の売上高が31億円を記録するなど、2016年現在まで好調な経営を続けている。主要取引先にはDMM.comやゲオ・ホールディングスなどの有名企業・大企業も名を連ねる。
子会社として、2013年に設立された「株式会社アイアド」を傘下に持つ。こちらはインターネット広告を最適化するためのプラットフォーム「A.I.AD」の開発・運用を業務としている。
ウェブサイト「はちま起稿」を買収したことで、2016年12月に話題となった(後述)。
はちま起稿
2016年12月28日にDMM.comが「Webメディア「はちま起稿」を1月に買収したが、10月頃に株式会社インサイトへの売却を決定し、既に売却は完了している」と発表した。[1]
これは、インターネットメディア「ねとらぼ」がDMM.comへの取材で突き止めて追及した末に始めて公開された[2]という経緯があった。
「はちま起稿」はその手法などが問題視されている大手まとめサイトであり、ステルスマーケティングなどを行っているのではないか?とも噂されていた。そんなウェブサイトを「大手企業であるDMM.comが所有し、しかもその後にインターネット広告関連会社に売却した」「そのことを広く公開しておらず、追及されてから渋々公開した」という事実は、以前から「はちま起稿」を知るネットユーザーなどからは厳しい目で受け取られ、「はちま起稿」「DMM.com」「株式会社インサイト」の三者への批判の声が多く挙がった。
以上の事実が判明して以後しばらくの間、同社のウェブサイトは「データベース接続確立エラー」と表示されたり、404など別のエラーメッセージが出るなどして、一時閲覧できない状態となった。しかし、この会社が運営している携帯電話向けアフィリエイト広告配信サービスのサイトは閲覧可能だった。この現象について、ウェブサービス「ゴルスタ」が炎上した経緯[3]を思い起こし、言及する者も居た(ただし、こういった事例はゴルスタに限定されず過去の炎上事例でも多数認められる。同じ2016年に起こったという点で記憶に新しいためにゴルスタが話題に上りやすかったものと思われる)。
その後2017年3月17日に、「はちま起稿」の売却を決定し、既に完了したことを発表するプレスリリースがインサイト公式サイト内で公開された。しかし売却先についての記載は一切なく、さらにプレスリリースの日付が「2017年2月24日」となっておりプレスリリースのウェブ公開実日時より数週間も過去の日付になっている点などの異例な点があった。これらの点についてインターネットメディア「ねとらぼ」がインサイトに取材を試みたが「担当者がいないため分からない」との回答であったという。[4]
関連項目
関連リンク
脚注
- *Webメディア「はちま起稿」サービス運営・事業譲渡に関するお知らせ
- *はちま起稿を買収したDMM、元管理人・清水氏ら主要メンバーを雇用しステマ関与か 取材に対し隠蔽工作も (1/5) - ねとらぼ
- *ゴルスタの運営会社『スプリックス』の公式サイトが「アクセス集中で接続できない”フリ”」してると話題にwwwwwww:はちま起稿
- *「はちま起稿」インサイトが売却を発表 売却先については公表せず - ねとらぼ
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