森田清輝(もりた・きよてる)とは、株式会社ウェザーニューズに所属する気象予報士である。同社配信の気象情報番組「SOLiVE24」~「ウェザーニュースLiVE」でのニックネームは「組長」。
概要
1956年4月6日宮城県石巻市出身。1979年3月東海大学海洋学部海洋科学科卒業。1984年7月に株式会社ウェザーニューズの前身、株式会社オーシャンルーツ日本に入社。1986年6月に同社陸上・航空部門が石橋博良(バシの父)によるMBOによって株式会社ウェザーニュースが設立された際に同社へ移る(同年9月に株式会社ウェザーニューズに商号変更)。同社取締役・執行役員等を歴任。2022年6月末を以て定年退職、執行役員を退任し以降は嘱託として会社に残る。ウェザーニューズの気象予報業務の代表としてメディア取材を受けることもある。
「SOLiVE24」時代は当初「台風の通過地点を予測した上で台風の目に入る中継」(ちゃんと成功したという)なども行ったこともあるが、基本的には気象解説者として多数出演したのをはじめ、ウェザーニューズの気象関連イベントへの出演や、2017年10月まではレギュラーで番組進行のキャスター(MC)も務めていた。2018年4月に番組が「ウェザーニュースLiVE」にリニューアルした後は予報センターの気象予報士のひとりとして気象解説を行っている。
現在はウェザーニュースLiVEの土曜日の午後帯(アフタヌーン~ムーン)と日曜日の「ムーン」に解説担当として固定出演しており、「ムーン」の22時台には冠コーナーを担当している。[1]
「組長」
大柄で浅黒く短めの髪型という風貌は気象予報士の中でもひときわ貫録があり、「SOLiVE24」出演時はふつうに視聴者からのコメントのほか、一部の出演者からも「組長」と呼ばれていた。[2]それも踏まえてか、2012年1月1日放送の「Wheathernews LiVE 年始特番」では黒スーツにサングラス(私物)姿で登場。この模様が2016年2月21日の「SOLiVEナイト(日曜日)」の「SOLiVE24名場面迷場面」で再放送された時には「ドンだ」「組長…」「こわい…」「ホンモノ」とニコニコの視聴者コメントが弾幕状態になる凄みを見せた(はっちゃけることが普通にできていた時代ならではの遊びである)。なお、普段の登場スタイルは普通のメガネに細目であり、口調も柔らかいので念のため。
長年の経験と知識の蓄積に基づき、様々な気象現象の解説にも自在に対応できる。番組プロデューサーの村田泰謁はかつて「物凄い数の引き出し、その引き出しも延々と奥まである」と言い、自由に喋ってもらうとどこまでも喋れると評しており、実際スイッチが入ると日本のある気象現象の解説がいつの間にかその根本原因となるインドやヨーロッパの気象現象まで遡って話してしまうほどである。ただ、「ウェザーニュースLiVE」になってからは厳密に30分1ブロックで進行する体になっているため、締め時間になっても解説が全く止まる気配を見せない場合は、キャスターが「続きは次の時間で…」と恐る恐る強制終了させるほどである。
一方、「SOLiVE24」のキャスター時代は定型の「ウェザーニュースUPDATE」(当時は各地方ごとにキャスターが振りだけ喋った後、予報センターの予報士に細かい解説をバトンタッチする体だった)でミスったり、カフの上げ忘れをやって「名場面迷場面」に晒されるなどしており、村田曰く「(自由演技が凄い替わりに)規定演技が苦手な人」とも語っている。
関連項目
脚注
- *土曜日は「地球天気予報」、日曜日は「WNIコンテンツ解説」。いずれも悪天候時などには休止することがある。
- *現に、2022年6月までは執行役員兼予報センター主責任者の役職であり、名実共に予報センターのトップであったため、「組長」という肩書きはあながち間違っているものでもない。
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