水銀灯とは、照明器具のひとつである。
概要
ガラス管内に封入された気化水銀に、アーク放電をさせることで発光する。
放電管の中ではその構造が比較的単純であり、大型化が容易であったことから、街灯やホール、体育館など広範囲を照らす照明器具に長く用いられている。
一方、安定器と呼ばれる機械を点灯に当たっては用意しないといけなかったり、一度消灯した後は、発光管が冷えるまで数分から十数分程度再点灯できないなどの欠点もある。よって、個人で水銀灯を保有している人はあまりいない。
さらに最近は、ナトリウムランプやメタルハライドランプなど代わりになる照明器具が普及しはじめていることから、シェアを落としはじめている。
なお、他の照明器具と比べると、「虫」を寄せつけやすいとされている。街灯の周りに大量の虫が寄っているのを見た人は少なくないと思う。
「スケッチブック」の作者、小箱とたんは、阿蘇山で水銀灯をつけた所、恐ろしいほどの蟻が寄ってきて体中蟻まみれになったといい、そのことを6巻収録の漫画でネタにしている。
ちなみに、日本で初めて道路照明に使われたのは、第三京浜道路である。
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