沖縄電力は沖縄県を事業地域とする電力会社である。販売電力量は事業地域・人口規模が他の地域と比べて小さいため電力会社10社中10位。略称は「おきでん」。筆頭株主は沖縄県。
会社概要
- 設立年月日:昭和47年5月15日
- 本社所在地:沖縄県浦添市牧港5-2-1
- 資本金:75億8600万円
- 代表者:取締役社長 石嶺伝一郎
- 株主数:7,582名
- 発行済株式数:1752万4723株
- 総資産:3493億800万円
- 従業員数:1,554名
- 発電所数:21か所
概要
1954年2月に設立された琉球電力公社が前身。1972年の沖縄返還にともない日本政府と沖縄県が互いに出資して沖縄電力株式会社を設立、琉球電力公社の事業を引き継いだ。その後本島内にある配電会社(沖縄配電・松岡配電・中央配電・東部配電・比謝川配電・名護配電)や島嶼部の電力会社(宮古電力・八重山電力・久米島電力)などと合併して現在の沖縄電力となった。電力供給地域が1県だけのため販売量は電力会社10社中10位、そのためかかつて九州電力との合併話まで浮かび上がったこともある。電気事業連合会に入ったのは2000年頃と結構遅い。
なお、原子力発電所を所有していないが本土並みの電気料金価格実現のために小型原子力発電所の研究を進めている。ものの福島第一原子力発電所事故の影響により社民党県連などから研究の中止が求められている。
発電所
火力発電
汽力(4か所)
- 牧港発電所(沖縄県浦添市 認可最大出力465,000kW 県内最大級の発電量を誇る 使用燃料:重油)
- 石川発電所(沖縄県うるま市 認可最大出力250,000kW 使用燃料:重油)
- 具志川発電所(沖縄県うるま市 認可最大出力312,000kW 使用燃料:石炭)
- 金武発電所(沖縄県国頭郡金武町 認可最大出力440,000kW 使用燃料:石炭)
ガスタービン(4か所)
- 牧港発電所(認可最大出力163,000kW 使用燃料:灯油)
- 石川発電所(認可最大出力103,000kW 使用燃料:灯油)
- 宮古発電所(沖縄県宮古島市 認可最大出力15,000kW 使用燃料:重油)
- 石垣発電所(沖縄県石垣市 認可最大出力10,000kW 使用燃料:重油)
内燃力(14か所)
内燃力発電所は13か所あるので発電量の多い5つをここに記述する。
- 石垣第二発電所(最大認可出力40,000kW 使用燃料:重油)
- 宮古第二発電所(最大認可出力40,000kW 使用燃料:重油)
- 宮古発電所(最大認可出力21,500kW 使用燃料:重油)
- 石垣発電所(最大認可出力26,500kW 使用燃料:重油)
- 久米島発電所(沖縄県久米島町 最大認可出力18,500kW 使用燃料:重油)
水力発電
- 宮古第二発電所(定格出力:65kW 発電方式:水路式 小水力発電)
- 地形的に水力発電所を建設しにくいため、あまり作られていない。
- 県内には電源開発株式会社によって建設された沖縄やんばる海水揚水発電所が存在する。
風力発電・太陽光発電
変電所
関連動画
関連商品
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関連企業
- 北海道電力(事業地域:北海道)
- 東北電力(事業地域:東北地方・新潟県)
- 東京電力(事業地域:関東地方・山梨県・静岡県富士川以東)
- 中部電力(事業地域:長野県・愛知県・岐阜県・三重県(一部地域除く)・静岡県以西)
- 北陸電力(事業地域:石川県・富山県・福井県(嶺北及び敦賀市)・岐阜県飛騨市と郡上市)
- 関西電力(事業地域:近畿地方(一部除く)・福井県美浜町以西・岐阜県関ケ原町の一部・三重県熊野市以南)
- 四国電力(事業地域:四国地方(一部島嶼部を除く))
- 中国電力(事業地域:中国地方(一部を除く)・兵庫県赤穂市・愛媛県と香川県の一部島嶼部)
- 九州電力(事業地域:九州地方・広島県のイオン宇品店)
- 電源開発
- 沖縄グローバルシステムズ(沖縄電力の情報処理業務を受託する企業として設立)
- 沖縄新エネ開発(風力・太陽光からの新エネルギーの開発研究及び売電を目的とした企業)
- 経済産業省
関連項目
リンク
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