●凍らせないでください。容器が破損する場合があります。●開栓後はすぐにお飲みください。 | ||||||||||
◇終日新聞ニュース◇ 動物園からカピバラ脱走 園内で無事保護 園長「ご迷惑をかけて申し訳ない。本当に見つかってよかった」 | ||||||||||
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※引用元(上から順に):SUNTORY「伊右衛門」のパッケージより引用、執筆者による文章(新幹線のニュースのパロディ)、執筆者による文章(サザエさん『父さん、発明の母』のパロディ)、ニコニコ大百科の記事『ニコニコ大百科』より引用、セブンイレブンの「ポテトチップスうすしお味」の裏面より引用、ニコニコ大百科編集ページ「記事の編集注意事項」より引用、ジョンソン「カビキラー」の注意書きより引用
活字中毒とは、
- 書籍、新聞、雑誌などの出版物を読んでいないと気が済まない人。
- 俗に、1に加えて(または1とは別に)、街中の看板や広告、商品のパッケージの注意書き等、目に見える・閲覧できる範囲の文字をとにかく読み進めてしまう人。少なくとも、最初にこの記事を見た時点から、上の文章を面倒臭がらずに全部読んでしまった人はおそらく高確率で該当すると思われる。
のいずれかを指す。
なお、本来の「活字」の意味は「活版印刷用に使う金属製の字型」、転じて「印刷された文字」という意味だが、2の俗な意味ではインターネット上などの印刷されていない文字も含んでいる。
当記事では1・2ともに説明する。
1の概要
本来の意味は出版物の活字に対する執着を指す言葉であると考えられる。いわゆる「本の虫」と重なるところがある。
本・雑誌・新聞などを読むのが好きで、何も読むものがないといらだつような状態になること。また、そのような人をいう。
やるべきことを潰して生活に支障をきたすほど読んでしまうものは(いないわけではないが)比較的少なく、空いた時間に出版物を読んでいないと気が済まないという人を指すことが多い。
この場合の活字中毒の原因はさまざまであり、「内容から知識やワクワク感などの何かを得たい人」もいれば、「紙に印刷された文字の書体、インクのにおいなどを好む人」、後述するように「内容はそこまで重要視しておらず、単純に文字を目で追い続けたい人」もいる。
2の概要
トイレにいるときに使用上の注意の文章などを読んでしまう、街中にあふれる広告などの文字を全て見てしまうなど、世の中にありふれた文字に対する執着を指す。上記に挙げた文章のトピック・方向性のある出版物と異なる、単に情報を羅列している辞書や電話帳を読み進めてしまうことがある。
他にも、学校の授業では話を聞くよりも手元にある教科書を読み進めてしまう、本の最後の出版社の住所まで読んでしまう、取扱説明書では関係なさそうなページでも読んでしまう、TwitterなどのSNSを特に内容的な面白みがないのにもかかわらず延々と見続けてしまうなどがある。
かつては出版物以外の文字が比較的少なく、このような活字中毒者になり得たであろう人も、昔は主に出版物を読んで満足していたと考えられる。しかし、商品パッケージや広告・インターネット等、次第に世の中に出版物以外の多くの文字があふれるようになり、このような出版物以外の活字中毒者が増加していったと考えられる。
インターネットの普及以前から「活字中毒」のこれと似た側面を指す用例がある。例えば、1981年の椎名誠の短編小説『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』が挙げられる(ただし、味噌蔵に1週間~1ヶ月ほど、1の意味での活字中毒者を閉じ込めておくという、非常に特殊な状況下での話である。また、実際に起こった話ではなく、創作である[1])。
「え・ぽ・き・し」
「え・ぽ・き・し」(中略)
味噌蔵の中に沢山入っていたあのエボナイト製のエポキシ電解溶液のラベルについていた名前を言っているのである。
暗い土蔵の中で彼は活字中毒者特有の禁断症状に全身をプルプルふるわせながら必死になって文字の書いてあるものを捜していたのであろう。
『中島らものますます明るい悩み相談室』(元々は1984~1995年の朝日新聞での連載)では「食事中に活字読む癖が妻にも伝染」し、香辛料の成分表などを読む癖をつけさせてしまったという「活字中毒・30歳」氏からの相談が掲載されている。中島らもからの回答では「食事をしながら読むのがのりのラベルだとかの意味のないものだからいいのです」との持論が展開されていた。
活字中毒者は、性質上長い文章を読むことには苦痛を感じないことが多い。ただし、その文章の内容が頭に入っているかどうかは人や状況によるところがある。また、アンサイクロペディアの「あああああああああ!」並に意味がない文字列や、円周率などの長く続く数字は読まないこともある。
一方で、世の中には活字中毒者でない人も多くおり、そのような人にとっては、注意書きの文章や広告は脳で「不要な情報」として処理され、存在自体が意識されていないことが多い。
派生して、文字を書く側を対象とした「書く字中毒」という言葉もごく少数ながら使用例がある。
関連項目
- 本の虫
- 活字
- 本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ (本や活字や印刷をテーマにしたファンタジー小説。アニメ版の公式ストーリー紹介文では、主人公について「活字中毒で本を偏愛する」と紹介されている)
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脚注
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