異端とは、本来は宗教の言葉で、自分の教義に合わない集団に対するレッテル貼りのことである。そこから転じて、一般的な意見とは異なっている趣味・嗜好・振る舞いを行うものを指す言葉としても使われる。
概要
主にキリスト教などで、主流派から外れた、「正統」でない説、教義、宗派のこと。新約聖書にはすでに異端が現れていたことが書かれておりニコライ派なるものがはびこっていたことが記述されている(現存しないためどんな宗派で教義だったかは不詳)。
その後も歴史上様々な異端が現れ、そのために宗教会議が行われ何が正統かが定められていったがそれでもさまざまな異端が現れていた。代表的な異端として、世界史でも出てくるようなアリウス派、ネストリウス派、グノーシス主義、などが知られている。
転じて、何か特定の気にくわない他人の思想を排除しようとするために使われる言葉であり、自己紹介で使われる言葉ではない。
日本の人口は1億人以上、世界の人口は70億以上存在(2015年現在)し、自分の好み・思想・嗜好がその中で唯一のものであり誰にも理解されないなんて事はまず滅多に起こらないし、それなりの言葉で検索すれば似たような考えを持つ人が必ず出てくるので、わざわざ自分のことを異端と言って貶める必要も、周りと異なるからと言って排斥される心配も無いので安心して自らの思うところを堂々と叫ぶと良い。
他人の自由や公共の福祉に反しない限りは、自分の想いを自由に主張することのできる権利が、少なくとも日本にはあるので安心である。むしろ、異端と言って他人を攻撃する方が批難されるべきである。
関連項目
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